漢方で痩せられるって本当? ダイエットに効く漢方薬とは?


「漢方薬で痩せられる」という話を聞いたことがありませんか? ネット上ではさまざまな話が出回っており、どの情報が真実かわからないとお悩みの方も多いと思います。漢方薬がダイエットに効くというのは、ある意味では本当であり、ある意味では嘘といえるでしょう。漢方薬で痩せるのは一定の条件を満たした場合であり、飲むだけで痩せる夢のような漢方は残念ながら存在しません。しかし、正しく活用すれば健康的に体重を減らすことが可能というのも事実です。

そこで、この記事では、漢方薬がダイエットに効く理由とその方法について詳しくご紹介しましょう。

  1. 漢方薬でダイエットができるって本当?
  2. ダイエットに効く漢方とは?
  3. 漢方薬でダイエットする際の注意点
  4. 漢方薬局に相談して自分に合った漢方を!

1.漢方薬でダイエットができるって本当?

1-1.基本は摂取カロリーと消費カロリーのバランス

ダイエットに役立つ漢方薬を紹介する前に、ダイエットの基本についてご紹介しましょう。ダイエットの基本は摂取カロリーと消費カロリーのバランスが重要です。“摂取カロリーが消費カロリーを上回れば太る”“消費カロリーが摂取カロリーを上回れば痩せる”というのは自然の摂理としては当然といえるでしょう。

様々な効果を持つ漢方であっても、“飲むだけで消費カロリーを増やす漢方”や“飲むだけで摂取カロリーを減らせる漢方”などは残念ながら存在しません。漢方は“ダイエットにおける体調の管理をサポート”するということが得意であり、ダイエット効果は間接的な効果なのです。

1-2.漢方では痩せないケースとは?

漢方で痩せない、または痩せにくいケースというのは“過度なダイエット”です。漢方は美容効果に対して非常に高い効果があるのですが、いきすぎたダイエットには効果が薄いと考えて良いでしょう。例えば適正体重であるのにもかかわらず、プロポーション作りのために無理なダイエットをするというようなケースには効果はありません。

1-3.漢方で痩せられるケースとは?

漢方で効果的に痩せるのは、肥満気味の方が漢方を使用するケースです。漢方は“体質の改善効果”が高いという特徴があるため、食生活などが乱れて肥満になってしまった場合には非常に高い効果を発揮します。漢方で肥満を改善する場合には症状に合わせた最適な漢方を選ぶことが大切です。

1-4.漢方は体質を選ぶ

漢方は、体質に合わせて使用しなければ「効果が薄い」「効果が現れない」などの場合があるので注意が必要です。漢方には、体質によって“効果の出やすい漢方”と“効果の出にくい漢方”があります。これは実際に使用してみないと分からないことで、漢方医と相談しながら自分に合った漢方薬を探すことが大切です。ダイエットのために漢方を使用する際にもこれは重要といえるでしょう。

2.ダイエットに効く漢方とは?

ダイエットに効果があるといわれている代表的な漢方薬を紹介します。しかし、ダイエットに効果のある漢方薬はこれだけではありません。漢方薬局に相談に乗ってもらえば、これ以外にも、一人一人の体質や症状に合わせて最適な漢方薬を提案してもらうことができるでしょう。

2-1.内臓脂肪の肥満症に効く防風通聖散(ボウフウツウショウサン)

ダイエットに効く代表的な漢方薬が防風通聖散です。この漢方薬は“内臓脂肪を取る”というような効果から市販薬でも販売されています。
防風通聖散の効果についてご紹介しましょう。

防風通聖散の効果

  • ・肥満症・便秘などに効果がある
  • ・高血圧・肥満にともなう動悸の改善
  • ・蓄膿症・皮膚炎

代表的な効果である肥満体質の改善効果に加えて、便秘改善効果もあることからダイエット効果のある漢方として注目されています。

2-2.肝臓の代謝を高める大柴胡湯(ダイサイコトウ)

食事で摂取したエネルギーの代謝を助ける効果を持つのが『大柴胡湯』です。脂質の吸収を抑える効果が高く、肥満症を改善する漢方としても市販されています。

大柴胡湯の効果

  • 腸管での脂質吸収を抑える
  • 肝臓での脂質代謝を高める
  • 便秘改善効果

大柴胡湯は脂質の吸収や代謝に対する効果からダイエット効果の高い漢方薬といえるでしょう。

3.漢方薬でダイエットする際の注意点

3-1.漢方薬と減食療法を併用しよう!

肥満改善に効果のある漢方も、ただ飲むだけではダイエット効果を得るのは難しいでしょう。漢方薬は食事療法と併用することが大切です。
減食療法は本格的なものでなくでも効果はあります。食事のなかで1日に100kcal程度減らすだけでも十分に効果があるのです。100kcalの食事は「ご飯 2/3杯(63g)」や「からあげ 3個」程度の量なので無理なく減らせます。

3-2.漢方薬と運動療法を併用しよう!

食事量を変化させたくない場合には、運動療法と漢方薬を併用することでもダイエット可能です。減食療法同様に1日100kcalの消費を増やす場合には、「ウォーキング約25分」「ジョギング約10分」などの運動で消費できます。日常的なちょっとした変化でも消費カロリーは変化するので、漢方薬の服用に加えて簡単な運動療法を日常生活に取り入れることもダイエットでは大切です。

4.漢方薬局に相談して自分に合った漢方を!

漢方薬は体質などの問題もあり、効果の有無に関しては使ってみなければ分からないという特徴があります。薬局などで簡単に買えるような漢方薬もあるのですが、効果的に利用するためには漢方薬局で処方を受けるというのが大切な心掛けです。漢方薬は“自分にあうものを探す”ということが最も大切であることからも、自己判断で安易な使用はぜずに、漢方薬局に相談するようにしましょう。

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まとめ

結論から述べると、漢方で痩せるということは可能です。しかし、漢方薬を利用してダイエットを成功させるためには漢方薬についての知識が必要になります。今回紹介した漢方薬とダイエットについての情報をまとめてみましょう。

  • 過度なダイエットに効果は薄い
  • 肥満症の改善には漢方は効果がある
  • 漢方薬は体質によって効果が変わる

このなかで特に重要なのは、漢方薬は体質によって効果が変わる点です。漢方薬の効果は個人差があり、合わない漢方薬では全く効果の出ないものもあります。「自分にあった漢方薬探し」を効率的にするためにも、漢方薬局に相談することが大切です。

監修者

医心堂薬局 店主 佐竹康秀

佐竹 康秀
医心堂薬局 店主

薬剤師・日本漢方連盟会員・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

星薬科大学を卒業後、漢方の道へ。同時に鍼灸の勉強も開始。平成4年に医心堂薬局を開局。漢方歴33年・鍼灸歴30年
「それは本当に患者様のためですか?」を常に考え治療をしている。

医心堂薬局総本店店 石川篤

石川 篤
医心堂薬局総本店 店長

薬剤師・日本漢方連盟会員・生活習慣病予防士

東京薬科大学卒業/漢方歴24年
「お客様の笑顔」を創出するため、漢方だけでなく食事・考え方など、一人一人に合ったアドバイスを提供。医師・薬剤師を対象とした漢方講座も行っている。