過敏性腸症候群を改善したい! 症状や原因、日常生活の注意点を解説


お腹が痛いのに検査をしても異常が見つからない。もしかしたらそれは、過敏性腸症候群かもしれません。主に20代~30代の若者に多いと言われており、放置すると日常生活にも悪影響が出る恐れがあります。

そこでこの記事では、過敏性腸症候群とはどのようなものなのか詳しく説明していきます。過敏性腸症候群の症状や原因、治し方、予防方法まで一緒にチェックしていきましょう。また、最近注目されている漢方を用いた改善方法についても触れていきます。

  1. 過敏性腸症候群とは?
  2. 過敏性腸症候群の原因
  3. 過敏性腸症候群を改善するには?
  4. 過敏性腸症候群の予防方法
  5. まとめ

1.過敏性腸症候群とは?

20代~30代に多い過敏性腸症候群。どのような症状や特徴がみられるのでしょうか。未然に防ぐためにも過敏性腸症候群について知識を身につけてくださいね。

1-1.検査では異常がみられない過敏性腸症候群

過敏性腸症候群の特徴は、検査では異常がないのに腹痛が定期的に起きたり、便通に異常が発生することです。頭痛や抑うつ、不安感、疲労感、集中力の低下なども症状として挙げられます。

しかし、いくら検査をしても異常がまったくみられません。検査では異常がないのに症状が続くと対処の仕様がなく、ますます精神的なストレスがかかってしまうでしょう。症状が悪化すると、過敏性腸症候群の症状が繰り返し起き、身体・精神ともに大きな負担がかかります。よって、できるだけ早めに過敏性腸症候群に気づき、対策をする必要があります。

1-2.過敏性腸症候群チェックリスト

以下のようなポイントに心当たりがある人は「過敏性腸症候群」になっている可能性が高いです。

  • ガスが溜まりやすい
  • 睡眠時には症状が出ない
  • 1ヶ月以上症状が続いている
  • 下痢と腹痛が同時にやってくる
  • 便秘と下痢を交互に繰り返す
  • 午前中は腹痛が起きるが午後は消える
  • コロコロとした便が出る
  • 排便後は腹痛が治まる

これらのポイントに当てはまる人は注意してください。過敏性腸症候群は便を押し出すためのぜん動運動が活発化しています。よって、腸内にある内容物から水分が十分に吸収できずそのまま排出されるでしょう。その結果、下痢になってしまうのです。便秘と下痢を繰り返している人はかなりの確率で過敏性腸症候群だと考えられます。

1-3.3つのタイプにわかれる過敏性腸症候群

過敏性腸症候群の症状は「下痢型」「便秘型」「交代型」の3つに種類がわけられます。自分はどのタイプになるのか症状を見比べながらチェックしてください。

1-3-1.下痢型

まず、最初の「下痢型」はいきなり下痢がやってくる症状です。通勤・通学の途中や会議中など、トイレに行けない状況でやってくることが多いでしょう。不安になる状況から下痢がやってきて、さらに症状が悪化するおそれがあります。

1-3-2.便秘型

「便秘型」は腸がけいれんを起こし、便秘が発生します。やっと便意がきても、便がコロコロしていたり、いくら力んでも便が出ないなど悪い症状が起こるでしょう。

1-3-3.交代型

最後の「交代型」は便秘と下痢が交互にやってくる症状です。便秘→下痢→便秘→下痢と繰り返している人は交代型過敏性腸症候群の可能性がかなり高いので注意してください。

2.過敏性腸症候群の原因は?

気になる過敏性腸症候群の原因ですが、主に「消化管運動異常」「心理的異常」「消化管知覚過敏」の3つが考えられます。ハッキリと「これが原因!」と断言はできません。人によって原因はバラバラなので自分の症状をしっかりチェックすることが大切です。

2-1.消化管運動異常

「消化管運動異常」は消化管である腸の働きが異常に活性化し、正常に働けなくなっています。

2-2.心理的異常

「心理的異常」は精神的ストレスや緊張感・不安感が大きく関係するでしょう。

2-3.消化管知覚過敏

「消化管知覚過敏」は腸内が敏感で、生活習慣や食生活が原因ではないかと考えられています。

また、一部では感染性腸炎によって発症するケースもみられるので要注意です。

3.過敏性腸症候群を改善するには?

過敏性腸症候群は命に関わる危険性はありませんが、長引いてしまうとさまざまな悪影響をもたらすでしょう。よって、できるだけ早めに解消しなければなりません。過敏性腸症候群の治療は症状によって異なります。主な治療法としては「生活習慣や食生活の改善」「心理療法」「薬物療法」の3つが挙げられるので覚えてください。腸内の働きを正常に戻すためには生活習慣や食生活の乱れを改善することが大切です。規則正しい生活を送ることで基礎代謝があがり、自然と解消されるでしょう。心理的要因からきている症状であれば、カウンセリングを受けながら解消していきます。

また、最近注目されている治療法「漢方」も要チェックです。漢方は体質改善を目的としています。体質を改善すれば再発することもないので安心して生活できるでしょう。過敏性腸症候群の症状に合わせた漢方を利用するのもひとつの治療法です。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

医心堂薬局でも、お客様の症状や体質・今までの経過などを詳しくお聞きして体質や症状に合った漢方薬を調合しています。調合した漢方薬の種類にかかわらず、煎じ薬は15日分¥11,340(税込)です。

煎じ薬と言っても、お客様自身で煎じる手間はありません。お店で煎じて1回分ずつのレトルトのパックにしてお渡ししています(煎じ薬の製法・製造過程はこちらのページをご覧ください)。無料相談も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

医心堂薬局 無料相談のお申し込み
https://www.ishindo.net/無料相談のお申し込み.html

4.過敏性腸症候群の予防方法

4-1.規則正しい生活習慣・食生活を送る

過敏性腸症候群の治療法となっている「生活習慣」や「食生活」は予防の大切なポイントになります。早寝早起きを心がけ、睡眠をしっかりとり、適度な運動を生活に取り入れていきましょう。規則正しい生活習慣を心がけるだけでも症状を和らげることができます。

また、生活習慣と同じく「食生活」も大きなポイントです。できるだけ腸に刺激を与えるような揚げ物や甘いもの、唐辛子、酸味が強いものは避けてください。腸に刺激を与えると症状がさらに悪化するおそれがあります。

逆に、消化がよく温かい食べ物が予防に効果的です。夏場になると冷たい飲み物をたくさん飲んでしまいますが、体が冷えてしまうため、白湯(さゆ)を飲むとよいでしょう。

4-2.ストレスを上手に解消する

過敏性腸症候群になる人のほとんどが過剰なストレスを受けていることがわかっています。精神的ストレスは過敏性腸症候群を悪化させる要因になるので気をつけてください。そのため、ストレスと上手に向き合うことも大切な予防方法です。自分でリラックスできる空間や時間をつくり、上手にストレスを解消していきましょう。大好きな本や雑誌を読んだり、リラックスできるアロマオイルを焚いてゆっくりするのもオススメです。

解消方法がわからない人は体を動かしてください。体を動かし、汗をかくことでストレス解消になり、さらに基礎代謝もあがるので症状をやわらげられるでしょう。できるだけストレスを抱え込まないように気をつけてくださいね。

まとめ

過敏性腸症候群の症状や原因、治療法、予防方法について説明しましたがいかがでしたか? どのような症状がみられるのかチェックし、症状に合った方法で解消していきましょう。

  • 検査では異常がみられない
  • 自分で過敏性腸症候群かどうかチェックする
  • 下痢型、便秘型、交代型にわかれる症状
  • 過敏性腸症候群の原因は主に3つ
  • 生活習慣や食生活の改善・心理療法・薬物療法がある
  • 腸を刺激する食べ物は避ける
  • 上手にストレスを解消する

以上のポイントをしっかりつかみ、過敏性腸症候群の悪循環から抜け出してください。最初は改善するまで時間がかかるかもしれません。しかし、地道に生活習慣や食生活を改善すれば次第に症状が緩和されるので安心してください。

監修者

医心堂薬局 店主 佐竹康秀

佐竹 康秀
医心堂薬局 店主

薬剤師・日本漢方連盟会員・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

星薬科大学を卒業後、漢方の道へ。同時に鍼灸の勉強も開始。平成4年に医心堂薬局を開局。漢方歴33年・鍼灸歴30年
「それは本当に患者様のためですか?」を常に考え治療をしている。

医心堂薬局総本店店 石川篤

石川 篤
医心堂薬局総本店 店長

薬剤師・日本漢方連盟会員・生活習慣病予防士

東京薬科大学卒業/漢方歴24年
「お客様の笑顔」を創出するため、漢方だけでなく食事・考え方など、一人一人に合ったアドバイスを提供。医師・薬剤師を対象とした漢方講座も行っている。