アトピーでお悩みの方必読! 〜つらい症状を改善する5つのポイント〜


我慢できないかゆみや肌荒れなど、アトピーの症状に悩まされている人は小さな赤ちゃんから大人まで数多くいます。アトピーは食事や生活習慣に注意して内蔵や体質など身体の内側から改善し、自然治癒力を高めることが大切です。ここではアトピーでお悩みの方にむけて、症状を改善するポイントをご紹介しましょう。

目次

  1. アトピーの症状は?
  2. アトピーの原因を知ろう
  3. アトピーに良い食事
  4. 生活習慣の改善も大切!
  5. アトピー体質を整え改善に導く漢方
  6. まとめ

1.アトピーの症状は?

アトピー性皮膚炎とは、かゆみをともなう湿疹が皮膚にでき、良くなったり悪くなったりを繰り返す慢性的な皮膚疾患のことです。昔はアトピーというと乳幼児特有の症状で、2歳までに患者さんの半数が治癒、18歳〜20歳でほとんどの患者さんが完治するといわれていました。しかしながら、現在では成人しても治らない人、思春期に治ったのに成人してから再発する人などが多くなっているのです。

医師の検診のもとに行われた年齢別のアトピー発症率(2006年/厚生労働科学研究疫学調査)によると、3歳以下が11.9%、小学校1年生が11.8%、小学校6年生10.6%と、ほかの世代と比べると子どもの患者は多く見受けられます。しかしながら、20代10.2%、30代で9.0%、40代以降が6.5%と、大人でもアトピー患者がいることも証明されたのです。現在では世代は関係なく、日本のアトピー人口は10%といわれています。

2.アトピーの原因を知ろう

アトピー性皮膚炎の原因はいまだに解明されていない部分があるようです。しかしながら、根本的には皮膚のバリア機能(体外の異物侵入防止や肌の水分蒸発を防ぐ働き)の低下により肌が乾燥し、アレルゲンが侵入したことが原因といわれています。アレルゲンが皮膚から侵入すると、それを攻撃し体外に追い出そうとする免疫細胞と結びつき、かゆみや炎症の原因となるヒスタミンという物質を作り出してしまうのです。そしてかゆいのでひっかくことによりバリア機能が壊され、かゆみが広がるという悪循環を引き起します。

〜アトピーを悪化させる原因〜

  • ダニ
  • ほこりや花粉
  • 動物(犬や猫など)
  •  カビ
  • 食べ物(卵白・ミルク・小麦・大豆・米・そばなど)

また、ストレスや睡眠不足、過労などの環境要因、アレルギーを起こしやすい体質、アレルゲン以外の刺激物(衣類・洗剤・化粧品など)も原因となります。これらの複数の要素が重なった時に、アトピーが引き起こされるとされているのです。

3.アトピーに良い食事

アトピーの症状を改善に導くには、身体の内側に取り入れる毎日の食事がとても大切になります。昔から動物性タンパク質である肉、牛乳、卵などはアレルギーを引き起こすといわれていますが、アトピーの場合はそれだけが原因とはいえないようです。ただし、アトピーに悩まされている人には控えたい食品や、積極的に食べたい食品があります。

3-1.控えたい食品

  • 動物性食品(牛・ヨーグルト・チーズ・卵)
  •  肉(牛肉・豚肉・鶏肉・マトン)
  • 油(油・ドレッシング・マヨネーズ・ポテトチップなど油脂の多いお菓子・マーガリン)
  • 砂糖
  • チョコレート
  • 果物
  • 香辛料(市販のカレールー・唐辛子・わさび・からし・胡椒・タバスコ)
  • もち米(おこわ・赤飯)
  • 白米
  • 小麦
  • 魚卵類(タラコ・すじこ・いくら・かずのこ・うに)
  •  そば
  • 刺激物(コーヒー・紅茶・アルコール・たばこ)
  • 山菜(アクの強いもの)

3-2.積極的に食べたい食品

アトピーの改善には、皮膚の健康維持に欠かせないビタミン、ミネラル、基礎代謝をアップさせる上質なタンパク質やビタミンB群、腸内環境を整え善玉菌を増やす発酵食品などを食生活に取り入れることが大切です。

  • 主食(麦・あわ・きび・ひえ・玄米などの雑穀米)
  • 緑黄色野菜(小松菜・にんじん・ブロッコリー)
  • 発酵食品(納豆・味噌・醤油・ぬか漬けやキムチなどの漬物)
  • 海藻(わかめ・ひじき・昆布)
  • 豆腐

このようにアトピー対策には食事が大きく関わってきます。難しく考えなくても、嗜好性の高いファストフードや洋食、ラーメンや焼肉など脂質や糖質の高い食事から、低カロリーで栄養バランスの良い和食に切り替えるだけでもいいのです。昼間はハンバーガーショップやラーメン屋でランチという習慣から、焼き魚・酢の物・おひたし・納豆・味噌汁が付いた玄米ご飯定食がある和食屋に変えるなど、身近なところから改善していきましょう。

4.生活習慣の改善も大切!

食生活に気をつけると同様に、日々の生活習慣も改善しましょう。アトピー対策にはどのようなことに気をつければいいのか、ポイントをご紹介します。

4-1.化学繊維を身につけない

直接肌に触れる下着は、化学繊維を使用している製品を避けてください。化学繊維が皮膚を摩擦するので、アトピー肌のみならず乾燥肌や敏感肌にも刺激を与えるのです。コットン100%か、できれば農薬や化学薬品などを使用しないで栽培した綿花で作った「オーガニックコットン100%」の製品を着るようにしてください。

4-2.洗剤に気をつけよう

界面活性剤・蛍光剤・漂白剤などが入った洗濯洗剤は香りがよいのですが、アトピーには厳禁です。それらの成分が混入されていない洗剤を使用しましょう。もちろん衣類の洗剤だけではなく、食器や住居用の洗剤・ボディソープ・フェイスソープ・ヘアケア製品なども余計な化学物質が入っていないものを選んでください。

4-3.運動を心がける

座っているだけでもつらいという時期から、かゆみが少し落ち着いてきたら、生活に運動を取り入れましょう。運動することで代謝がアップするのでホルモン、血糖値、血圧などが整い免疫力も高まります。身体の調子を整えることは、アトピーの症状を改善することにつながるので、できるだけ運動することを心がけてください。

4-4.上質な睡眠をとる

睡眠不足はアトピーの症状を悪化させます。夜10時〜夜中2時までの間に、肌細胞の再生を促す成長ホルモンが活発に分泌されるので、できるだけこの間に睡眠をとるようにしてください。生活を朝型に切り替えることで成長ホルモンをたくさん分泌でき、肌が生まれ変わるサイクルを整え、免疫力もアップします。寝心地のよい布団・枕・パジャマを選び、寝る1時間前には脳に刺激を与えるスマートフォンやパソコンの使用はやめましょう。心地よい音楽をかけるなど、眠る環境を整えて上質な睡眠をとるように心がけてください。

5.アトピー体質を整え改善に導く漢方

アトピー性皮膚炎はなかなか完治しにくい慢性皮膚疾患です。ステロイド軟膏や免疫調整外用薬などを用いる治療が一般的ですが、最近では身体そのものの免疫力をあげる漢方治療が注目されてるのはご存じですか?

病巣そのものを攻撃して治す西洋医学とは異なり、漢方の場合は身体に備わっている治癒能力を補い高めることで、病気の原因を取り除き症状を改善するのです。そのため漢方薬はひとりひとりの患者さんの体質や症状に合わせたオーダーメイドになります。アトピーの症状を悪化させるような食品を避け、生活習慣を整え、自分の体質に合った漢方を取り入れることで、より相乗効果が期待できるのです。

6.まとめ

いかがでしたか? アトピーのかゆみがひどい時には、仕事も家事も手に付かない!…とつらい症状に苦しんでいる方はたくさんいます。そこでここではできるだけそんな症状を改善に導く情報をご紹介しました。

  1. アトピーの症状とは
  2. アトピーの原因を知ろう
  3. アトピーに良い食事
  4. 生活習慣の改善も大切!
  5. アトピーの原因を整え改善に導く漢方

その人によって症状はさまざまですが、食べる物や生活習慣を変えることはアトピーの症状を改善するには大切なことです。そして、塗る薬・飲む薬に頼るだけではなく自分自身が持っている自然治癒力を高めて、体質から改善に導く漢方を取り入れるのもよいでしょう。つらい症状が改善されるよう、この情報がお役に立てば幸いです。