便秘解消に効果的な漢方薬とは?漢方の観点から便秘を見てみよう!


便秘女性の悩みでも多い「便秘」はできるだけ早めに改善しなければなりません。
なぜなら、放置すればするほど胃腸の病気になるからです。
便秘が慢性になると完治するまで時間がかかってしまいます。
そこで、便秘を根本的に解消する方法を紹介しましょう。
体質改善を目的としている「漢方薬」は便秘解消効果があるかどうか、便秘に有効な漢方薬や漢方薬を利用する際の注意点について詳しく説明します。
慢性的な便秘に悩んでいる人はぜひチェックしてください。

  1. 漢方の観点からどのような対処をするべきか?
  2. 便秘に有効な漢方薬
  3. 漢方薬を利用する際の注意点
  4. まとめ

1.漢方の観点からどのような対処をするべきか?

体質改善を目的としている「漢方」には東洋医学の考えを持っています。
東洋医学の考えや漢方の観点から便秘をどのように見ているのか詳しく説明しましょう。
便秘解消のために漢方薬の利用を考えている人は必見です。

1‐1.漢方薬の考えでは4つのタイプがある

薬で治すのではなく「体質を改善する」ことを目的としている?漢方薬”には独特の見解を持っています。
漢方薬の考えでは「4つのタイプ」があるのです。
4つのタイプとは「熱タイプ」「寒タイプ」「腸燥タイプ」「気タイプ」になります。
それぞれのタイプによって漢方薬のタイプも異なります。
「熱タイプ」はいわゆる腸に熱がこもって便が発酵してしまうタイプです。

「寒タイプ」は熱タイプと逆です。体が冷えるために腸の働きが鈍ることで便秘になっています。
「腸燥タイプ」は腸内の乾燥によって起こる便秘です。便に潤いがなくなることで便が出づらい状態になります。
「気タイプ」はストレスや運動不足によって気の流れが悪くなることで起こる便秘です。
それぞれのタイプのどれに当てはまるのか、専門家に相談して漢方薬を選んでもらうことが便秘改善のカギと言えそうです。

1‐2.漢方の観点では3種類の便秘に分けられる

便秘にはさまざまな種類がありますが、漢方の観点では「機能性便秘」「一過性便秘」「器具性便秘」の3種類に分けられます。
機能性便秘とは、食生活や生活習慣などが原因で起こる便秘のことで、病気に由来しないというのが特徴です。
一過性便秘は、環境や食生活の変化など、精神的な緊張が原因で起こります。
器具性便秘は大腸の病気が原因となって起こる便秘で早い対処が必要です。
漢方薬はさまざまな種類があるため、効果的に使用することでいずれの便秘にも対応できます。

1‐3.心身ともに不調を改善する漢方薬

漢方の観点から便秘を解消するには自分の便秘タイプを把握しなければなりません。
便秘のタイプを把握して自分に合った漢方薬を利用する必要があります。
また、医薬品は基本的に病気のもとだけを除去するものです。
しかし、漢方薬は体質改善を目的としつつも心と体に良い影響をもたらしてくれます。体へのアプローチだけでなく、気の流れを改善する力もあるのです。
人間の心と体は密接につながっているという考えを持っています。
心身ともに不調を改善する目的があると覚えておいてくださいね。

2.便秘に有効な漢方薬

2‐1.桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)

漢方薬はさまざまな生薬が混ざっています。
よって、生薬の種類や量によって効能も異なるので注意しなければなりません。
主に便秘改善のために使用している漢方薬を紹介しましょう。
慢性的な便秘は胃腸の機能が低下している傾向があります。
胃腸の機能を高めてくれる効能を持っているのが「桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)」です。
桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)は過敏性腸症候群による便秘も改善してくれます。
「桂枝加芍薬湯大黄湯(けいしかしゃくやくだいおうとう)」と似ていますが、大黄が入っていないので下剤作用がありません。
大黄は下剤作用があるため、胃腸機能が低下しているとおなかがゆるくなりすぎることもあるのです。
胃腸機能の低下が気になっている人は「大黄」が入っていない漢方薬を選びましょう。

2‐2.「気」の異常から起こる便秘は「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」

ストレスや生活習慣の乱れ・変化などによって「気」の流れが悪くなっている人は「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」がおすすめです。
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)は精神不安や神経症、不眠症などに効果がある漢方薬になります。
「気」の乱れからくる便秘になっている人は便秘の原因にアプローチしてくれるでしょう。
血行不良や冷えによって起こっている便秘は「大柴胡湯(だいさいことう)」、水分不足によって起こっている便秘は「麻子仁丸(ましにんがん)」がおすすめです。
以上のように便秘の種類によって適切な漢方薬が異なります。

3.漢方薬を利用する際の注意点

3‐1.「漢方薬局」に相談して漢方薬を選ぶ

漢方薬は近くのドラッグストアやスーパーでも販売しています。
しかし、先述したとおり漢方薬の効能は生薬の種類や量によって異なるのです。
自分に合った漢方薬でなければ効果はありません。
漢方について知らない人は自分で選ばないでください。
きちんと専門的な知識を持っていなければ自分の症状や体質に合った漢方薬が選べません。
よって、まったく知識のない人は詳しい「漢方薬局」に相談してください。
漢方薬局の人は漢方について詳しい知識を身につけています。
人の症状や便秘の状態、体質を把握してぴったりな漢方を選んでくれるのです。
自分に合った漢方薬だと安心して飲めるでしょう。
ぜひ1度漢方薬局に相談してくださいね。

3‐2.毎日飲み続けることが大切

漢方薬は医薬品のように即効性がありません。
即効性はないため毎日地道に飲み続けることが大切になります。
体質によっては1週間ほどで効果を実感する人もいるでしょう。
しかし、基本は数か月飲み続けなければ効果は実感できません。
「効果が出ないから…」と途中で飲むのを諦めないでくださいね。効果が出るまで時間がかかるため、辛抱強く毎日飲み続けていきましょう。
そして、漢方薬を飲み続けると同時に生活習慣も改善しなければなりません。
便秘のほとんどは不規則な生活習慣やストレス、乱れた食生活が原因になっています。慢性的な便秘も生活習慣が意外と関係しているのです。
乱れた生活をしている人は規則正しい生活に戻しましょう。

4.まとめ

漢方の観点からどのような対処をするべきか、便秘に有効な漢方薬や漢方薬を利用する際の注意点について説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
慢性的な便秘を改善するためにも自分の便秘原因を把握しなければなりません。
原因を把握して症状・体質に合った漢方薬を飲みましょう。

  • 漢方薬の考えにおける便秘には4つのタイプがある
  • 便秘の種類によって漢方薬の効き目が変わる
  • 心身ともに不調を改善する漢方薬
  • 胃腸の働きを改善する桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)
  • 「気」の異常から起こる便秘は「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)が効果的
  • 「漢方薬局」に相談して漢方薬を選ぶ
  • 毎日飲み続けることが大切

以上のポイントを踏まえながら便秘を解消していきましょう。
自分に合った漢方薬を選ぶために「漢方薬局」に相談してくださいね。