足がつる場合に効果のある漢方薬はどんなもの?即効性はあるの?


足がつる夜寝ているときや運動中に、急に足がつった経験がある方も少なくないでしょう。
足がつること自体は、珍しいことではありません。
しかし、何度もくりかえすようになると生活に支障が出ることもあります。
そこで、今回は足のつり(こむらがえり)に効果的な漢方をご紹介しましょう。
足がつる原因はいろいろありますが、加齢や生活習慣が原因の場合は、病院で処方される薬だけではなかなか治らない場合もあるのです。
最近よく足がつるようになったという方は、ぜひこの記事を読んで治療の参考にしてください。

目次

  1. 足がつるとはどういうこと?
  2. 足がつる原因とは?
  3. 足がつった場合の治療法はどんなもの?
  4. 漢方薬を使えば足がつりにくくなるの?
  5. 漢方薬を利用する際の注意点
  6. おわりに

1.足がつるとはどういうこと?

足がつるということは、足の裏やふくらはぎ、太ももなど足の筋肉が突然つっぱったりけいれんを起こしたり痛みを感じることです。
ふくらはぎ(こむら)にもっとも症状が出ることが多いので、「こむらがえり」と呼ばれることもあります。
足がつるという症状自体は、年齢や性別にかかわりなく起こるのです。
また、運動中や安静にしているときなどいろいろな状況下で発生するため予防も難しいでしょう。
しかし、足がつってもしばらく安静にしておけば筋肉のけいれんや痛みは治まってくれます。
後遺症が現れることもありません。
しかし、何かのきっかけで頻繁に足がつるようになると、日常生活に支障が出てきます。
特に、睡眠中に足がつって目覚めることが多くなれば、睡眠不足になるでしょう。

2.足がつる原因とは?

実は、足がつる原因は現代の医学でもよくわかっていません。
そこで、この項では、足がつりやすくなる条件をご紹介します。
足がつりやすい人は、自分が条件に当てはまるか確かめてみてください。

2-1.体の電解質の異常

何らかの原因で、体内のマグネシウムやカリウム、そしてカルシウムが不足すると足がつりやすくなると言われています。
食生活の乱れや運動のし過ぎで汗をかきすぎた場合などは、マグネシウムやカリウムが不足しやすくなるでしょう。
仕事などで忙しく、きちんとした食事をとる暇がない場合はサプリメントなども利用してください。

2-2.運動不足や筋肉の使い過ぎ

運動の習慣がない人がいきなりジョギングやウォーキングを始めたりすると、足の筋肉が運動量についていけずにけいれんを起こすことがあります。
逆に、筋肉を使いすぎても疲労でけいれんなどを起こすこともあるでしょう。
運動をする前や後は、入念にストレッチをしてください。
また、筋肉が熱をもったり痛みを感じたりした場合は冷却湿布などをして、炎症を取りのぞきましょう。

2-3.病気

糖尿病や甲状腺の病気、さらに、腎臓や肝臓の機能が低下しているとこ足がつりやすくなることがあります。
さらに、病気ではありませんが妊娠中も足がつりやすくなる人が多いでしょう。
特に心当たりがないけれど、急に足が毎日つるようになったという場合は、一度病院で診察を受けてください。
また、妊娠中の場合は出産がすむとうそのように足がつらなくなる人が大半です。
ですから、足の筋肉に負担をかけすぎないように安静を心がけて生活しましょう。

2-4.加齢

年をとるほど、足がつりやすくなるという人は少なくありません。
年をとると筋肉の柔軟性が失われるため、けいれんなどを起こしやすくなるのです。
また、年をとると運動をする機会も減り、より筋肉が固くなるでしょう。
ですから、健康に問題がないのなら適度な運動やストレッチを心がけてください。

3.足がつった場合の治療法はどんなもの?

足がつるという症状自体に、特別な対処法はありません。
足がつったら足の裏側の筋を伸ばすように足の甲をまげてストレッチをすると、痛みがやわらぎやすいでしょう。
また、糖尿病や腎臓病を発症した方でこむらがえりが起こりやすい人の場合は、湿布薬や筋肉の緊張をほぐす塗り薬などが処方されることもあります。
ただし、それを使ったからといいって、必ず足がつらなくなるということはありません。
また、「年のせいです」の一言ですませられてしまう場合もあるでしょう。
ですから、足のつりに悩まされている方は以外と多いのです。

4.漢方薬を使えば足がつりにくくなるの?

東洋医学でも、足のつりは治療の対象になる症状として、古くから記録に残っています。
前述したように、足のつりは原因がたくさんあるため、「体がこのような状態だから、足がつる」という診断は下されないことが多いのです。
しかし、冷え性の方は足がつりやすいという見方をされることもあります。
足のつりに効く漢方薬としては、「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」が有名です。
この漢方薬には、筋肉の緊張をゆるめて痛みをやわらげる効果があるため、昔から処方されていました。
ですから、こむらがえりが頻繁に起こって眠れないという場合は、この薬を利用してみましょう。
また、ほかの症状がある場合は、この薬に症状に効果のある漢方薬を足していきます。
冷え性の場合は附子(ぶし)という漢方薬と一緒に処方されることが多いです。
この附子(ぶし)は体を温める作用があるため、結果的にこむらがえりが起こりにくくなるでしょう。

5.漢方薬を利用する際の注意点

漢方薬は生薬(しょうやく)といって自然の草木を乾燥させたものを、そのまま用いることが多いです。
ですから、化学的に合成させた病院で処方される薬よりも効目が穏やかで、副作用が起こりにくいと言われています。
しかし、漢方薬はれっきとした薬です。
健康食品やサプリメントのような感覚で服用すると、副作用が出ることがあるでしょう。
ですから、現在服用している薬がある場合は医師と相談して服用する漢方を決めてください。
また、薬局で漢方を買い求める際は、必ず薬剤師に飲んでいる薬などを告げて選んでもらいましょう。
特に、漢方薬局を利用した場合は、その人に合った漢方薬を調合してくれます。
薬の服用の有無も確かめられますので、正直に答えましょう。
また、現在は病院でも漢方薬による治療を取り入れているところも多いです。
病院に漢方医がいる場合は、漢方薬の使用を相談してみてもよいでしょう。
また、足のつりに効く漢方は即効性が期待できます。
ですから、服用後しばらくすれば足の痛みもやわらぐでしょう。
寝る前に枕元に置いたり、外出時に持ち歩いたりしてもよいですね。

6.おわりに

いかがでしたか?
今回は、足がつりやすいときに効果的な漢方薬についてご説明しました。
まとめると

  • 足がつる原因はいろいろあり、今もはっきりしない。
  • したがって、現代医学でも完璧に足がつるのを予防したりすぐに治したりすることはできない。
  • 漢方薬の芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)は、筋肉の緊張をほぐして痛みをやわらげる作用がある。
  • 複数の薬を服用している場合は、必ず医師に相談してから処方してもらおう。

ということです。
漢方薬であれば、妊娠中も安心して使えるものも少なくありません。
ただし、薬局に売っているものを自己判断で購入せず、必ず医師や薬剤師に相談してから購入しましょう。
また、冷え性で足がつりやすいという方は、これからの季節、特に体を冷やさないように注意してください。
食生活が乱れて足がつりやすくなっている場合は、いろいろな野菜を入れたなべものなどもお勧めです。