あなたの免疫力、大丈夫?免疫細胞を元気にし免疫力を高める10つの方法


食材最近、どうも疲れやすい。それに、風邪をひいたり、体調を崩すことが多くなった。こんな方は、もしかしたら免疫力が低下しているかも。病気に対する抵抗力が落ちている心配があります。では、免疫力を高めるにはどうすればいいのでしょうか。キーワードは免疫細胞。ぜひ知っていただきたい効果的な方法をまとめました。

  1. 免疫力とは?
  2. 免疫細胞の役割
  3. 免疫力アップのための方法
  4. まとめ

1.免疫力とは?

私たちのからだの中では、つねにガン細胞が発生しているというのをご存じですか?それだけではありません。インフルエンザや風邪のウイルスなど、さまざまな病原体が呼吸器や消化器などから侵入を試みようとしているのです。ちょっと怖いと思いませんか?
でも、私たちのからだには、こうした脅威から守ってくれる力が備わっています。それが免疫力です。
免疫力があるときには、ガン細胞が発生してもすぐにやっつけてくれます。病原体が侵入してきても、すぐに攻撃して感染が拡大しないようにしてくれるので大丈夫です。
ところが、何らかの事情で免疫力が低下するとどうでしょうか。たとえば、風邪のウイルスが侵入したとき、防ぐことができずに症状を悪化させてしまいます。免疫力の低下というのは、できるだけ避けたいものです。
人間の免疫力は、20~30代をピークに、徐々に低下していきます。加齢などが原因です。でも、生活習慣に気をつけると、低下を抑えることはできます。
免疫力の向上は、風邪予防でも一番のポイント。上手に維持して、健康を保ちましょう。

2.免疫細胞の役割

免疫力を支えているのは、免疫細胞です。もっと簡単にいうと、血液の中にある白血球のこと。血液を通じてからだ全体をパトロールし、私たちのからだを守ってくれているのです。数多くの種類と役割があります。

2-1.チームプレーでからだを守る

免疫細胞は、種類ごとに役割があります。大きく分類すると「外敵を発見する」「情報を伝える」「外敵を攻撃する」といった役割です。
中でも重要な役割を果たしているのは、NK(ナチュラルキラー)と呼ばれる細胞。NK細胞は、つねに全身を回ってガン細胞やウイルス感染細胞がないかどうかを見張っています。そして、見つけるとすぐに攻撃して排除し、からだを健康な状態にしてくれる免疫細胞です。いわば、免疫力を維持するために、最前線で活躍する免疫細胞といっていいでしょう。

2-2.免疫細胞の6~7割は腸内に

意外に思うかもしれませんが、免疫細胞が最も多く存在する場所は、腸の中です。からだ全体の6~7割も占めています。食べ物などと一緒に口から入ってきた病原体は、胃を通って腸の中に。すると、そこにいる免疫細胞が病原体をやっつけてくれるのです。
腸は、食べ物を消化する最終的な器官ですが、同時に外敵をやっつける最後の砦(とりで)。最大の免疫器官でもあるのです。だからこそ、全体の6~7の免疫細胞が腸の中にいるのでしょう。

2-3.免疫力向上のポイントは腸内細菌

免疫力を高めるにはどうすればいいのでしょうか?ここまで読んでいただければ、ほぼ、想像はできるはずです。そう、一番の秘けつは、全体の6から7割を占める腸の中の免疫細胞を元気にしてやること。腸内の免疫細胞が活性化すれば、免疫力が高まります。

3.免疫力を高める10の方法

免疫力を高めるには、腸内にいる免疫細胞を元気にすることが重要だということはご理解できたと思います。では、具体的にどうすればいいのでしょうか。今回は10の方法を紹介します。

3-1.腸内環境を整える

腸内の免疫細胞が元気になるように、腸内の環境を整えてあげるのが大切です。そのためには、善玉菌と呼ばれる腸内細菌を増やすことが効果的。善玉菌が増えると、免疫細胞が活性化して免疫力が高まります。以下の方法を試してください。

  • ビフィズス菌や乳酸菌を含む食品を摂取する(ヨーグルト、乳酸菌飲料など)
  • 発酵食品を食べる(ヨーグルト、チーズなど)
  • オリゴ糖や食物繊維を多く含む食品を摂取する(ゴボウ、大根、レンコン、オクラ、モロヘイヤ、海藻など)

3-2.バランスの良い食事をする

免疫力は、食事に大きく左右されます。6つの基礎食品からバランスよく栄養を取ることが大切です。免疫細胞をつくるたんぱく質、免疫細胞を守り粘膜をつくるビタミン類、免疫力をあげる働きがあるポリフェノールを含む食品など。これらをバランスよく取ってください。食品添加物が多い加工食品などは、避けた方がいいでしょう。免疫力を高める栄養補助食品を利用するのも1つの方法です。

3-3.適度な運動を継続する

適度な運動は、免疫力の向上にとても効果があります。運動することにより、外敵と戦うNK細胞をはじめ免疫細胞が活発に働くようになるからです。ウオーキングやジョギングなど、軽めの有酸素運動が免疫力を高めるといわれています。

3-4.質のいい睡眠をとる

人間は、睡眠中に免疫力が高まり、病気を治そうとする力が働きます。睡眠が乱れたり睡眠不足だったりすると、免疫力が低下して風邪など病気になりやすい状態に。軽い昼寝やからだを横にして休めるだけでも、免疫力は高まります。ぜひ、心がけてください。

3-5.ストレスをためない

ストレスは、免疫力の低下につながることが科学的にも解明されています。免疫力の働きを支配しているのは自律神経。強いストレスがあると、自律神経に乱れが出て、免疫力を低下させてしまいます。笑うだけでも、免疫力アップの効果は大です。

3-6.体温を下げない

平均体温が1℃下がると、免疫力は約37%低下し、逆に平均体温が1℃上がると、免疫力は約60%活性化するといわれます。それほど、体温は免疫力に深くかかわっているのです。からだが冷えると、免疫をつかさどる細胞などが機能しなくなるといわれています。

3-7.薬や抗生物質に安易に頼らない

薬や抗生物質は、緊急、慢性病、感染症などを除き、安易に頼って服用しない方がいいでしょう。安易に依存し長く服用していると、副作用とともに免疫力の低下につながる心配があります。

3-8.喫煙はひかえる

タバコの煙は、肺にある免疫細胞や肺組織に影響があります。特に、肺の中で重要な役割を担う肺胞マクロファージの機能が低下。肺がんなどのリスクが高まります。

3-9.お酒も程々に

適度な飲酒なら問題は小さいでしょうが、常習的な飲酒や量が多いと、発ガン率や呼吸器系感染率が高いことがわかってきました。アルコールやその代謝物は、免疫毒ともいわれ、免疫力を低下させるといわれています。

3-10.漢方薬を試してみる

薬や抗生物質に安易に頼らないということを指摘しました。でも、同じ薬でも漢方薬は別ではないでしょうか。
古来、愛用されてきた漢方薬には、治癒力を助けてくれる不思議な力が備わっているものです。症状にぴったり合って、元気にしてくれる漢方薬が見つかるかも。自然と健康なからだにしてくれます。
これまで紹介してきた生活改善に合わせて、漢方薬を試してみませんか?一度、悩みや症状を相談してみてください。

4.まとめ

免疫力に深く関係している免疫細胞にふれながら、免疫力を高めるための10の方法を紹介しました。免疫力が私たちの健康維持に、いかに深くかかわっているか。ご理解いただけましたか?
免疫力を高める方法を整理すると、次の10項目があります。

  • 腸内環境を整える
  • バランスの良い食事をする
  • 適度な運動を継続する
  • 質のいい睡眠をとる
  • ストレスをためない
  • 体温を下げない
  • 薬や抗生物質に安易に頼らない
  • 喫煙はひかえる
  • お酒も程々に
  • 漢方薬を試してみては

季節はこれから冬。10の方法を参考に、心もからだも大切にしながら免疫力を高め、インフルエンザや風邪からご自分を守ってください。