二日酔いを解消する方法 を知りたい! 頭痛・吐き気の予防と治し方


楽しく飲んだ後、ひどい頭痛・吐き気の「二日酔い」に悩まされる人がいます。実は、飲む前の予防をしておけば二日酔いは押さえることができるのです。さらに、飲んだ後に効くつぼや治し方もあります。

この記事では、二日酔いの解消や予防についてまとめました。

  1. 二日酔いで頭痛が起きる原因
  2. 二日酔いを解消する方法
  3. 二日酔いを予防しよう
  4. 二日酔いに効く「つぼ」は?
  5. 二日酔いに効く漢方は?

1.二日酔いで頭痛が起きる原因

お酒を飲み過ぎたとき、二日酔いによって頭痛が起きます。まずは、その原因を知っておきましょう。

1-1.アセトアルデヒドが原因

体内に入ったアルコールは、肝臓で分解してアセトアルデヒドになります。このアセトアルデヒドは、さらに酢酸へと変化していくのです。アルコールは、人の体に入っただけで2回の分解を必要とします。そのため、アルコールを大量に飲酒すると分解が追いつきません。

分解できなかった「アセトアルデヒド」は、強毒性があり酸素を取り入れようとします。血中の酸素が増えると血管を拡張するのです。酸素によって拡張した血は、脳内に送られると神経を刺激します。その刺激が頭痛として表れるのです。

1-2.脱水症状による頭痛

アルコールには利尿作用があります。アルコールを体に取り入れたとき、摂取量の約4倍もの水分を体外へと出すのです。そのため、お酒という水分を取っているはずなのに脱水症状になることがあります。脱水症状になると脳から水分が無くなるもの。水分が無くなることでどんどん縮み頭痛となります。脱水症状になると吐き気・疲労感・食欲不振・下痢などの症状も引き起こすのを知っておきましょう。

2.二日酔いを予防しよう

二日酔いの原因は、主にアルコールが分解できないことと脱水症状です。この2つは、アルコールを飲む前のポイントを押さえることで解消できます。そこで、二日酔いの予防方法を押さえておきましょう。

2-1.飲酒前に気を付けること

飲酒前に気を付けることは、空腹を避けることです。空腹のままアルコールを摂取すると吸収スピードが上がります。血液に入ったアルコールは、一気に体中を駆け巡りアルコール濃度を上げるのです。その結果、分解が追いつかなくなって二日酔いを招きます。飲酒前には、おなかに何か入れておきましょう。

2-2.飲酒中に気を付けること

飲酒中に気を付けたいポイントがあります。

まず、ひとつ目のポイントは水を摂取することです。アルコールには強い利尿作用があるため、お酒を飲むたびに脱水症状に近づきます。お酒を飲むときは、チェイサー代わりに水を飲むようにしましょう。水を飲むだけで頭痛になるリスクを減らせます。

2つ目のポイントは、タンパク質を一緒に取ること。タンパク質は、アセトアルデヒドの分解を促して肝臓の働きを助けます。しかし、脂肪分の多い食品は肝臓の負担になるのも事実です。食べ過ぎには注意しましょう。また、アセトアルデヒドの分解にはビタミンCも必要です。ピーマンやキャベツ、ブロッコリーなどがおすすめ。

3つ目に気を付けたいのは、飲酒中の喫煙です。タバコに含まれるニコチンやタールを分解するには、肝臓への負担が上がります。さらに、アセトアルデヒドの分解に必要なビタミンCまで消費するのです。お酒とタバコは、飲酒店ではセットになっている人も多いでしょう。しかし、その2つが二日酔いの原因です。

2-3.飲んだ後のケアについて

飲酒後のケアに気を付けることで二日酔いを予防できます。お酒を飲んでから寝る前、水を飲むようにしましょう。アルコールを摂取すると利尿作用が働いて水分が無くなります。そのため、寝る前の水分補給を行いましょう。スポーツドリンクなど体内への吸収が早い水分ならなお良いです。また、飲酒後はしっかり睡眠を取りましょう。睡眠はアセトアルデヒドの分解や肝機能の改善にプラスとなります。飲んだ後は夜更かしをせずにしっかり寝ましょう。

3.二日酔いを解消する方法

十分に気を付けていたのに二日酔いになってしまった。ガンガンと頭を縛るような痛みは、早く解消したいですよね。そこで、二日酔いの解消方法についてまとめました。

3-1.二日酔いに効く食べ物を食べる

二日酔いは、アセトアルデヒドのアルコール分解が追いついていない状態。そこで、肝臓の動きを助ける食べ物を摂取しましょう。

  • シジミのみそ汁
  • ゴマ

以上の食べ物は効果的です。また、吐き気がひどいときはショウガ汁が効果的となっています。ショウガには胃酸の分泌を抑えてくれる働きがあるのです。

3-2.痛む部分を冷やす

頭痛などは、血管が拡張することで起こっています。そこで、拡張を抑えるように冷やすのは効果的です。痛む頭に冷やしたタオルや冷却シートを貼りましょう。また、首筋に当てるのも効果的です。頭に上る血を冷やすので気分が楽になります。

4.二日酔いに効く「つぼ」は?

二日酔いがひどいときは、すぐにでも抑えたいもの。そこで、つぼを押してみるのはどうでしょうか。体にあるつぼを押してみることで楽になります。この項目では、二日酔いに効くつぼについてまとめましょう。

4-1.期門

乳頭の真下ろっ骨が交わる部分。そこが「期門」です。このつぼは、二日酔いに即効性のあるつぼとなっています。
押すのは右側の期門です。右の期門に両手の人差し指、中指、薬指、小指を重ね合わせて当てましょう。そのまま上体を倒して刺激します。

4-2.健理三針区(けんりさんしんく)

肝臓の動きを活性化する健理三針区(けんりさんしんく)というつぼがあるのです。このつぼを刺激すればアルコールの分解を促します。外出先でも手軽に刺激できる便利なつぼなので覚えておきましょう。健理三針区(けんりさんしんく)は、手のひらの中央で手首よりにあります。この場所を親指で強くもみましょう。また、つまようじを7~10本ほど輪ゴムで束ねてつつくのも効果的です。健理三針区(けんりさんしんく)がほんのり赤くなるまでつつくのがコツとなります。両手とも行いましょう。

5.二日酔いに効く漢方は?

二日酔いがなかなか取れない。そんなとき、頭痛薬や胃薬を服用する方もいるでしょう。しかし、アルコールが体に残っている状態での薬は組み合わせが悪いです。そこで、漢方を取り入れるのはどうでしょうか?

漢方は、体のバランスを整えるものです。そのため、一般の市販薬に比べるとアルコールがある状態でも効果が見込めます。特に、二日酔いに効くとされているのが「五苓散(ごれいさん)」という漢方薬です。「五苓散(ごれいさん)」は、利尿作用のある成分が含まれています。この利尿作用のおかげで体中にあるアルコールを早く排出できるのです。また、「五苓散(ごれいさん)」には血行をよくして体を温めるだけでなく頭痛やめまいに良い漢方となっています。

まとめ

いかがでしたか?
二日酔いを解消する方法と共に予防方法についてまとめました。二日酔いを予防するためには、脱水症状を防ぐために水分補給が不可欠です。また、水分補給だけでなく脂肪分のある食べ物を取るのが効果的となっています。

また、二日酔いになってしまったときは、シジミのみそ汁などアルコール分解を促す食べ物を取りましょう。ほかには、痛む頭や首筋を冷やすといいですよ。二日酔いになると仕事にも支障が出ます。どうしても収まらないときは、即効性のあるつぼや漢方を取り入れて乗り切りましょう!

監修者

医心堂薬局 店主 佐竹康秀

佐竹 康秀
医心堂薬局 店主

薬剤師・日本漢方連盟会員・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

星薬科大学を卒業後、漢方の道へ。同時に鍼灸の勉強も開始。平成4年に医心堂薬局を開局。漢方歴33年・鍼灸歴30年
「それは本当に患者様のためですか?」を常に考え治療をしている。

医心堂薬局総本店店 石川篤

石川 篤
医心堂薬局総本店 店長

薬剤師・日本漢方連盟会員・生活習慣病予防士

東京薬科大学卒業/漢方歴24年
「お客様の笑顔」を創出するため、漢方だけでなく食事・考え方など、一人一人に合ったアドバイスを提供。医師・薬剤師を対象とした漢方講座も行っている。