痔が痛い!耐えられない!今すぐ実践できる4つの対処法で痛みを緩和!


眠れなくなるほど痛い痔。一度痛みが出ると、立っていても寝ていても辛い!我慢できないほどの強い痛みに襲われることがあります。痔は、男女ともに珍しい病気ではなく、虫歯と同じくらい患者数が多い生活習慣病です。痛みが強ければ、すぐに病院へ行くべきなのですが、仕事や育児、恥ずかしさから、なかなか受診できず、悩んでいる方も少なくありません。この痛みを自分で和らげる方法はないのでしょうか?そこで、今日は、痔の痛みに効果的な4つの対処法と治療についてご紹介します。

  1. 痔の原因は?
  2. 痛すぎる痔!4つの対処法
  3. 痔をこれ以上悪化させないために
  4. 痔に効果的な治療法とは?
  5. まとめ

1.痔の原因は?

痔の原因とは、どのようなものが考えられるでしょうか?

1-1.痔の主な原因

二本足で立つ人間は、心臓より肛門が下にあるので、肛門周辺がうっ血しやすいです。肛門周辺の毛細血管がうっ血すると腫れて血行障害が起こり、痛みや出血などの症状が見られるようになります。これが痔です。うっ血を引き起こす生活習慣とはどのようなものがあるのでしょうか。以下にご紹介しますので、ご自分に当てはまる項目がないかチェックしてみてください。

  •     便秘
  •     下痢
  •     トイレの時間が長い
  •     香辛料の取りすぎ
  •     食物繊維不足
  •     座りっぱなし(立ちっぱなし)の仕事
  •     ストレスが多い
  •     冷え
  •     妊娠・出産

食物繊維が足りない人、便秘がちの人は、便が水分を含みにくく硬い便になりがちです。硬い便は肛門を傷つけ、切れ痔の原因となります。トイレの姿勢は、それだけで肛門への負担が大きく、排便のため長時間いきむのも肛門に圧力がかかるのでよくありません。暴飲暴食や、香辛料の多いモノを食べる・・・などの行為も胃腸に負担がかかり、便秘や下痢を引き起こします。また、女性は、妊娠をすると、大きくなったお腹が肛門に負担をかけ、下痢や便秘になりやすいのです。ほかには、仕事で長時間座りっぱなし(立ちっぱなし)も、肛門に負担がかかりうっ血します。このように、痔の原因は1つではなく、日々の生活で繰り返されるさまざまな習慣から引き起こされているのです。

1-2.痔には3つのタイプがある

痔の症状は3つのタイプに分かれます。

いぼ痔

痔を患っている患者のうち約半分がいぼ痔とだと言われています。老化や排便時の負担により肛門周辺がうっ血してふくれ、それが外に飛び出した状態がいぼ痔です。排便時に血が出る、肛門に違和感を感じる、いぼがあるなどの症状がでます。痛みは歩けないほどの強い痛みから、まったく痛みを感じない人までさまざまです。

切れ痔

硬くなった便を排出するとき、肛門を傷つけ出血します。肛門の上皮部分が割ける、切れることが原因です。排便、排尿時にもズキズキとした痛みを感じます。

痔瘻(じろう)

あな痔ともいい、肛門腺に細菌が入り化膿、炎症化し、膿がたまります。膿が出るといったん、症状は治まりますが、再発を繰り返しやすく、病院での治療が必要です。発熱を伴う鈍い痛みを感じます。

1-3.痔が急増する季節は?

痔の症状は、寒暖差の激しい冬に急増します。寒さで身体が硬直すると、冷え、便秘、自律神経の乱れから、うっ血が起こりやすくなるのが原因です。

2.痛すぎる痔!4つの対処法

突然、強い痛みに襲われる「痔」。痔の痛みを感じたら、早めに病院へ行った方がいいのですが、「すぐに病院へいけない」「できれば行きたくない」など、受診が難しい方もいるでしょう。ここでは、自分でできる、痔の対処法をご紹介します。少し痛みが和らいだら以下のケア方法を試してください。

2-1.急激な痛みには

急激に痛みが襲ってきた場合、まず身体を楽な体勢にし、力を抜いて安静にしてください。痛みを感じると身体が硬直し、肛門にも力が入ります。そうなると、痔の痛みが激しくなりますので、ソファーや布団に横になり、横向きの姿勢で身体の力を抜いて休みましょう。

いぼ痔・きれ痔の場合

お尻を温め血行をよくすると症状が和らぎます。お風呂で半身浴をし、お尻をゆっくり温めてみましょう。痛みでお風呂に入れないときは、カイロやホットタオルで患部を温めます。ホットタオルの作り方は、濡(ぬ)らしたタオルをレンジで30秒ほど温めるだけ。カイロは直接患部にあてず、ハンカチや下着の上からあてましょう。

痔瘻の場合

いぼ痔・きれ痔と違い、痔瘻(じろう)は患部を温めると、化膿がひどくなり、症状が悪化します。痔瘻(じろう)の場合は患部を冷やすと効果的です。

いぼ痔・きれ痔と、痔瘻(じろう)は対処法が正反対です。間違った対処法をしないために、自分がどのタイプなのか知る必要があります。

2-2.出血したときは?

痔の出血には、痔のタイプや進行状況により、さまざまです。トイレットペーパーに血がつく程度なら、様子を見ます。勢いよく血が出るいぼ痔は、黒ずんだ血が便に交じっている場合は、早めに病院を受診してください。出血をしたら、お尻を清潔にし、トイレットペーパーやガーゼ、コットンなどを当て、しばらく安静に。長年、痔を患っていて「出血に慣れている」なんて方ほど、要注意です。その出血が、もしかするとほかの病気かもしれませんので、出血後は病院を受診するようにしましょう。

2-3.いぼ痔の場合

いぼ痔は、肛門からうっ血したいぼが出ている状態です。排便でいきんだときに脱出してしまいます。いぼが脱出したときは、患部をウォシュレットで温め、痛みがなければ、ゆっくりと指で押し戻してください。もし押し戻すことが無理な場合、違う病気も考えられますので病院を受診します。

2-4.かゆみがある

痔の痛みと同時に感じる不快症状が「肛門そう痒症」と呼ばれるかゆみです。痔になると痛みで、排便後よく拭けません。便が付着したままだと、その部分が炎症を起こし、かゆみを引き起こします。かゆみを感じたら、お尻をやさしく洗い丁寧に拭いた後、かゆみ止めの軟膏を塗りましょう。かゆみを感じても、なるべくかかないようにします。ウォッシュレットの洗いすぎもかゆみの原因となりますので、注意が必要です。下着は通気性のいい綿素材を着けるようにしましょう。

3.痔をこれ以上悪化させないために

痔を悪化させない、痔の再発を防ぐためには、2つのことに気をつけましょう。

3-1.生活習慣を改善する

本来、肛門には、汚れや細菌に対する免疫力が備わっており、細菌には強い場所です。しかし、生活習慣や慢性的な行動により免疫力が下がり、防御作用が低くなると細菌に感染しやすくなります。それが炎症の原因です。生活習慣を改善すると、免疫力があがり痔の再発や悪化を予防できます。おススメは、お風呂!毎日シャワーだけの生活より、できればゆっくり湯船につかり血行を促進、肛門周辺のうっ血を改善するよう心がけましょう。スムーズに排便させるため、朝起きたらさゆを飲み、朝食を食べると効果的です。食事は、食物繊維をたっぷりと摂取。下痢も肛門を刺激しますので、刺激物やお酒は控え胃腸に優しい生活を意識しましょう。肛門のうっ血を悪化させないため、仕事や作業は長時間続けず、休憩時には身体を動かします。

3-2.お尻のケアに気をつける

痔を悪化させないために、気をつけたいお尻ケアの方法をご紹介。お尻を拭くときは、紙でやさしく丁寧に押さえるように拭き取ります。ゴシゴシと皮膚を刺激する拭き方は、痔の症状を悪化させますので気をつけてください。ウォシュレットを使用するときは、水圧を強くしすぎないように注意します。ウォシュレット後は、しっかりと水気を拭き取り、通気性のいい下着を着けましょう。

4.痔に効果的な治療法とは?

痔の治療法といえば、手術を想像してしまうかもしれません。しかし痔は生活習慣病です。日常生活に支障をきたさない痛みや症状であれば、手術の必要がないといわれています。それでは、痔の効果的な治療法とはどのようなものがあるのでしょうか?

4-1.生活療法

痔の原因となる生活習慣を改善して痔の再発を防ぐ治療法です。食生活の改善やストレスをためないようにするなど、生活全般を見直します。軽度のものなら生活療法と薬の併用で、症状の改善がみられるでしょう。痔の痛みがなくなったからといって、今まで通りの生活を続けていると痔は悪化しながら再発を繰り返します。最悪手術をしなければいけなくなりますので、生活改善は必ず行いましょう。

4-2.市販薬で治す

最近では、軽度の痔なら市販薬で治せるようになりました。薬は、座薬タイプ、軟こう、内服薬があり、痛みを感じる部分に直接効く座薬が人気です。止血作用に優れ、出血時に効果のあるビスマス系、ひどい炎症に効果のあるステロイド系は、即効性がありよく効きます。その反面、効き目が強すぎるため、継続しての使用は控えましょう。痛みが弱まり、日々使用したいときは、ステロイド系やビスマス系を使っていない弱めの薬を選んでください。内服薬は痔の原因である硬い便を柔らかくするものも販売されています。生活改善と併用して使いましょう。

4-3.漢方薬で治す

漢方薬は、化学的に合成された西洋薬とは違い、生薬の組み合わせにより調合された薬です。身体が本来持っている治癒力を引き出すことで病気を改善していきます。漢方薬は、痔の治療に大変効果的で得意分野。痔の原因は、さまざまな生活習慣による「うっ血」であることはここまでお話してきました。このうっ血を改善させることで、身体の中から痔の再発や症状悪化を予防!

痔のタイプだけではなく、その人の抱えるさまざまさ症状、体質からお薬を選びますので、痔を引き起こす原因を元から断つことができます。病院での治療、生活療法などと併用して行える治療法です。

医心堂薬局でも、痔に関する漢方相談を受付中です。お気軽にお問い合わせください。

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4-4.手術で治す

どうしても「痛みが治まらない」「日常生活をおくれない」などの痔は手術を行います。痔瘻(じろう)も手術でしか治りません。痔の手術は、日帰り手術から、1週間ほど入院となるケースなど病院や症状によりさまざまです。痔のタイプや症状にあわせ、内視鏡で行うもの、半導体レーザー・ゴムでいぼ痔の部分を縛り壊死させる方法などがあります。

5.まとめ

いかがでしたか? 今回は、痔の痛みに効果的な4つの対処法と治療方法をご紹介しました。

  1. 痔の原因とは?
  2. 痛すぎる痔!4つの対処法
  3. 痔をこれ以上悪化させないために
  4. 痔に効果的な治療法とは?

寒い冬に急増する痔の痛み。痛みを和らげる対処法を行っても強い痛みが継続する場合や、黒い血が便に混ざるときは、違う病気の可能性もあります。早めに受診してください。痔の再発や悪化を防ぐには、痔の原因を元から改善していくことが大切です。生活習慣をなかなか変えられない人は、漢方薬を取り入れてみてはいかがでしょうか?