若年性更年期障害の原因と症状を徹底検証!当てはまるのはいくつ?


若年性更年期障害の原因や症状をご存じですか?
30歳を過ぎたころから現れるさまざまな症状。
「更年期なんて自分の母親世代のもの」と思い込み、深刻に考えていない人も多いでしょう。
しかし、実際には20代後半から、多くの女性が更年期障害の症状に悩んでいるのです。

  • 若年性更年期障害の原因や検査方法を知りたい
  • 発汗やイライラは若年性更年期障害の症状なのか?
  • 若年性更年期障害をピルや漢方薬で治療できるのは本当なのか?

そんな女性たちは、まず自分の症状をセルフチェックしてみましょう。

1.若年性更年期障害の症状とセルフチェック

若年性更年期障害の症状は非常に分かりにくく、別の病気を考える人も多いでしょう。
若年性更年期障害の主な症状をご紹介します。
半分以上当てはまる人は、若年性更年期障害である可能性が高いでしょう。

1-1.若年性更年期障害の主な症状

「更年期障害」と聞くと「年配の女性がなるもの」というイメージが強いでしょう。
そのため、症状が出ても気づかない人がほとんどなのです。
以下の症状で当てはまるものがないか確認してみてください。

  • 手足は冷たいのに顔だけ暑く汗が出る
  • 少しのことでイライラする
  • 生理不順や不正出血がある
  • 頭痛、めまい、耳鳴りが起こりやすい
  • 体の疲れがとれない
  • 寝つきが悪い
  • 動悸(どうき)や息切れがある
  • 肩こりや腰痛がある

1-2.若年性更年期障害のセルフチェック

若年性更年期障害では、更年期障害と似たような症状が起こります。
程度は人それぞれであり、度合いによっては医師の診察が必要な場合もあるでしょう。
まずはセルフチェックをして、自分の症状の度合いについて調べてみる必要があります。

  • 頭痛やめまいを起こしやすい
  • イライラしやすく憂うつになる
  • 記憶力や判断力が鈍くなった
  • 耳鳴りがする
  • 汗をかきやすい
  • 肌が乾燥しやすく、かゆみがある
  • 動悸(どうき)や息切れがある
  • 肩こりや腰痛がある
  • 関節に痛みやしびれがある
  • 疲れやすい
  • 不眠気味である
  • 手足の冷えがある
  • 尿の回数が多い
  • 便秘や下痢気味である
  • 性交時の痛みがある

上記のチェック項目のうち、自分に当てはまるものが0~3個の場合は、症状は軽いと言えるでしょう。
冷えとストレスを避ける生活を心がけるようにしてください。
4~6個の場合は、食事と睡眠を整え、薬と上手に付き合いながら症状緩和を目指しましょう。
7~8個の場合は、内服などの治療が必要となる場合もあります。
できるだけ早く医師の診察を受けるようにしましょう。
9個以上ある場合は、ほかの病気である可能性も考えられるでしょう。

2.若年性更年期障害の原因

老化による更年期障害と違い、若年性更年期障害にはさまざまな原因があります。
若年性更年期障害の症状が現れる人とそうでない人には、どのような違いがあるのでしょうか。

2-1.若年性更年期障害が起こる仕組み

いわゆる更年期障害は、閉経が近づくによってエストロゲンの分泌量が減少することで起こります。
しかし、脳からはもっとエストロゲンを分泌するように指令が出るのです。
エストロゲンを分泌する卵巣の能力は低下しており、ホルモンバランスが崩れることで更年期障害の症状が現れる、という仕組みになります。
2~30代でエストロゲンが減少するという症状は非常にまれであり、更年期障害に似た症状が出るため、そう言われているのです。
エストロゲンが減少する原因は2つ。
まずは、「自律神経失調症」です。
ストレスから卵巣が機能不全となり、月経不順などの症状が現れます。
そして、もう1つが「月経前症候群」です。
月経前にイライラしたり、気持ちが落ち込んだりします。
いずれも、更年期障害と似たような症状が現れるため「若年性更年期障害」と呼ばれるようになったのです。

2-2.若年性更年期障害になりやすい人

若年性更年期障害になりやすい人には、共通の特徴があります。
たとえば、ダイエットやリバウンドによる「急激な体重の変化」は大変危険です。
ホルモンバランスが崩れて月経が止まることもあるでしょう。
実際に、肥満の人は45%以上が排卵障害を持っているのです。
また、本格的なスポーツを行っている人は、若年性更年期障害になりやすいと言えるでしょう。
厳しいトレーニングや食事制限があり、精神的な苦痛やストレスによりホルモンバランスが乱れやすいためです。
もちろん、喫煙者も若年性更年期障害に注意が必要でしょう。
卵巣や各機能をめぐる血液の量が少なくなるため、ホルモン分泌に悪影響を及ぼすのです。
そして、ここ数年で若年性更年期障害が増えている背景には、ライフスタイルの多様化があります。
女性の社会進出がすすんだことでストレスも増加傾向にあるのです。
仕事場でのプレッシャーや子育てとの両立などで心理的なストレスを感じることが増えているのでしょう。

3.若年性更年期障害の治療法

若年性更年期障害は、婦人科で検査・治療をすることができます。
気になる症状があるときは、早めに受診するようにしましょう。

4-1.血液検査でホルモン量を測定する

若年性更年期障害の症状はさまざまで、程度も個人差があります。
そのため、本当に若年性更年期障害であるかどうか判断するのは難しいでしょう。
婦人科で診察を受けると、血液検査によって血液中のホルモン量を検査することになります。
特定のホルモン量を測定することでホルモン分泌が正常であるか判断することができるのです。
ホルモン状態が閉経に近く、更年期障害特有の症状が出ているということであれば、若年性更年期障害という診断になるでしょう。

4-2.ホルモン剤投薬治療

若年性更年期障害の治療法として、ホルモン剤の投薬を行う場合があります。
即効性があるため、この治療法を選択する人も多いでしょう。
ただし、5年以上の長期使用で乳がんのリスクが上昇するとも言われており、治療を開始する前に自分で納得しておく必要があります。

4-3.漢方薬治療

もう1つの治療法に漢方薬治療があります。
体質改善や症状緩和を目的としているため、効果が出るまである程度の時間がかかるでしょう。
しかし、副作用が少なく、さまざまな症状に効果があるというメリットがあります。
ホルモン剤投与との併用も可能です。
若年性更年期障害の治療には、腎と肝を強化する漢方が使われることが多くなっています。
西洋医学では「腎」は腎臓のことを指すでしょう。
しかし、漢方では生命エネルギーや生殖器の機能全般のことを言うのです。
また、「肝」は肝臓だけでなく、自律神経系のコントロールを行う機能も持つと言われています。
そのため、腎と肝の両方を整える漢方で改善していく、という治療方針になるでしょう。
「治療による副作用が心配」という人は、漢方薬を試してみることをおすすめします。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。
「最近何となく体の調子が悪い」というとき、その原因は若年性更年期障害である可能性も考えられます。
30代の若年性更年期障害が増えている背景を理解し、自分の症状に当てはまるものがないかチェックしてみてください。
そして、あなたに合った方法で改善していきましょう。