体調を崩しやすい人必見! 漢方薬を用いた改善方法を解説!


季節の変わり目や、少し無理をするとすぐに体調を崩してしまう人は珍しくありません。「なんで自分はこんなに体調を崩しやすいのか」と悩んでいる方も多いことでしょう。体調を崩しやすい原因は食生活や生活習慣、ストレスなど色々な原因があります。対処方法も複数ありますが、漢方薬を用いた体質改善が効果的な人もいるでしょう。

そこで今回は、体調を崩しやすい原因や漢方薬を用いた体質改善方法を紹介します。

  1. 体調が崩れやすくなる原因
  2. 体質改善を自分で行う方法
  3. 漢方薬を用いた体質改善の方法
  4. 自分に合った漢方薬を処方してもらう方法
  5. 体調を崩しにくくする漢方に関するよくある質問

この記事を読めば、自分に合った漢方薬を処方してもらう方法も分かるでしょう。体調を崩しやすい人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.体調が崩れやすくなる原因

はじめに、すぐに体調が崩れやすくなる原因を紹介します。

1-1.季節の変化に体がついていかない

近年は、昔に比べると夏は暑く秋は短くなり、冬が突然やってきたように気温が下がる年が多くなっています。気温が急激に変化すると、体がついていけず体調を崩しやすくなるでしょう。また、屋内と屋外の気温差が激しいときも体調を崩しやすくなります。

1-2.環境の変化に体がついていかない

進学・就職・転職・引っ越しなどで環境が大きく変わると、それだけでストレスがかかります。心身に大きなストレスがかかると自律神経が乱れ、体調を崩しやすくなるでしょう。また、環境が変わらなくても強いストレスがかかるだけで体調は崩れやすくなります。

1-3.食生活の偏りや生活習慣の乱れ

夜更かしや睡眠不足などの生活習慣の乱れや、食生活の偏りは体調が崩れやすくなる原因となります。現在は料理をしなくても、スーパーやコンビニでお弁当やお惣菜をいつでも買えますが、選び方によってはビタミンやミネラルなどが不足しがちになるでしょう。仕事だけでなく、家事・育児・介護などでも生活習慣や食生活は乱れがちになります。また、運動不足も体調を崩しやすくなる原因となるでしょう。

1-4.生まれながらの体質

人によっては、生まれつき気温や環境の変化に敏感で、適応するのに時間がかかりやすい人もいます。また、ストレスに弱く自律神経が乱れやすい人もいるでしょう。「子どものころから体が弱かった」という人は、生まれつきの体質で体調を崩しやすい可能性があります。

1-5.運動不足による体力の低下

大人になるにつれ、人間の運動量は減ってしまいます。運動量が減ると筋肉が落ちて動くのがおっくうになるのです。

  1. 電車やバスではすぐ座る
  2. 歩くのがつらいのでタクシーばかり使ってしまう
  3. 数分でも立っていられない
  4. 階段は息切れがするので使わない
  5. 休日はでかけずゴロゴロしている

​上記のような習慣に心当たりはありませんか。身体を動かさなくなると筋肉がおとろえるだけではなく体力も失われてしまうのです。

1-6.自律神経の乱れ

自律神経とは、自動的に働く神経のことで自分の意思ではコントロールできません。自律神経には活動をつかさどる「交感神経」と休息をつかさどる「副交感神経」の2種類があり自動的に切り替わる仕組みになっています。

自律神経の働きは、睡眠不足や精神的なストレスによって狂いやすく、自律神経失調症になることもあるのです。自律神経失調症は、頭痛・動悸(どうき)・息切れ・めまい・手足のしびれ・多汗・冷えなどさまざまな症状を引き起こします。そのために、常に身体に不調を感じるようになってしまうのです。

また、季節の変わり目など、決まった時期に自律神経が乱れやすい人もいます。最近では、産後の女性が自律神経失調症に悩まされるケースも増えているのです。

1-7.うつ病の兆候

食欲がない・眠れない・頭痛・めまい・腰痛・吐き気などの症状が毎日続き、何をしても改善されないとお悩みの人は少なくありません。上記のような状態が続くときは「うつ病の第1歩」ということもあります。

実は、心が疲れると身体にも影響をおよぼすのです。さまざまな不調は、「ストレスが限界を超えているから休んでください」という身体と心からのサインでもあります。この段階で改善策を考えないと「不安感」や「自信喪失」「自責感」など、より深刻なうつの症状が現れてしまうこともあるのです。

2.体質改善を自分で行う方法

この項では、自分でできる体調を改善する方法を紹介します。

2-1.食生活や生活習慣を改善する

最も手軽に行えるのが、食生活や生活習慣の改善です。睡眠時間を6時間以上取ることを目標にしましょう。また、休みの日もいつまでも寝ているのではなく、決まった時間に起きることが大切です。疲れているのに寝つけない場合は、布団の中でスマホを見るのをやめ、ぬるめのお風呂につかってホットミルクを飲んでみましょう。

食生活は、ビタミンやミネラル、良質なたんぱく質などを意識して取るのがおすすめです。自炊が一番ですが、調理する時間がない場合は、野菜多めのお弁当や、野菜を主体としたお惣菜を選びましょう。食品で必要な栄養素が取れない場合は、サプリメントもおすすめです。

2-2.運動をする習慣を身につける

疲れやすいからとゴロゴロしてばかりいては、体力も免疫力も落ちてしまいます。けれども、まったく運動する習慣がない人がいきなりジム通いを始めても挫折(ざせつ)しがちです。最初は少しずつ身体をならしながら運動量を増やしてください。

2-2-1.ウォーキング

1回30分ほどを目安に、1日置きにウォーキングを始めましょう。足腰をきたえることは健康にもダイエットにも効果があるのです。

だらだらとのんびり歩くのではなく、腕を振ってリズミカルに歩くようにしてください。通勤のときにひと駅前で降りて歩く、会社内でエレベーターなどを使わず階段を使う、買い物のときに遠いスーパーまで行く…など、日常生活の中で歩く機会をこまめに増やしましょう。

2-2-2.バランスボール

バランスボールは、座っているだけで身体の奥にあるインナーマッスルをきたえることができます。部屋にころがして、テレビを見るときや雑誌を読むときなど椅子代わりに使いましょう。インナーマッスルをきたえると腹筋や背筋などの筋肉も強化されます。全体的に筋肉量が増えることで運動もしやすくなり体力もアップするのです。

2-2-3.サイクリングや自転車型トレーニングマシン

自転車こぎは足腰がきたえられ、脂肪を燃焼しつつ筋肉を強化できます。サイクリングに出る時間がないという人には、室内で自転車こぎができる自転車型トレーニングマシンがおすすめです。

過激な運動を取り入れるのではなく、毎日身体を動かして少しずつ運動量をアップしてください。徐々に体力が付いてきたことを実感できるでしょう。

2-3.ストレス解消を心がける

ストレスは、思っている以上に心身に影響を与えます。特に、自律神経が乱れると体調を崩しやすくなるでしょう。適度な運動や趣味などを楽しみ、ストレス解消を心がけることが大切です。ただし、暴飲暴食は胃腸の負担となり食生活の乱れに繋がります。今は、室内でできる運動のDVDなどもたくさん販売されているので、利用してみてもいいでしょう。

2-4.体温を一定に保つ努力をする

保温性の高い下着をつけるなどして、体温を一定に保つ努力をしましょう。冷えは体調を崩す原因になります。夏も、冷房が効いているところでは、腹巻きなどをつけて冷やさない努力をしましょう。

3.漢方薬を用いた体質改善の方法

この項では、漢方薬を用いて体質改善を行う方法を紹介しましょう。

3-1.東洋医学における健康と体の仕組みの考え方

東洋医学では、人体の働きや機能を「肝・心・脾(ひ)・肺・腎(じん)」の5つ(五臓)に分類しており、五臓を気(生命エネルギー)・水(血以外の体液)・血が規則正しく巡っているのが健康と考えています。病気とは、五臓のエネルギーが衰えたり、気・水・血が不足したり滞ったり、過剰になったりしている状態です。

3-2.東洋医学における体調不良の考え方

前述したように、体調が崩れやすくなる原因はたくさんあります。東洋医学では以下のような原因と考えているので、自分が当てはまるものがないか確かめてみましょう。

3-2-1.気虚(ききょ)

気虚とは、気が足りない状態です。気虚になると疲れやすい・風邪をひきやすい・食欲なく胃もたれしやすいなどの症状が出ます。

3-2-2.気帯(きたい)

気帯とは、気が滞って正常に体を巡っていない状態です。気帯になると動悸や吐き気が頻繁に起こる・お腹が張る・イライラする・胸や喉がつかえた感じになるといった症状が起こりやすくなります。

3-2-3.血虚(けっきょ)

血虚(けっきょ)とは、血が足りない状態です。血虚になると貧血になり、めまいや肌の乾燥が起こりやすくなります。また、寝つきが悪くなったり睡眠障害が起こりやすくなるでしょう。

3-2-4.瘀血

瘀血とは、血が滞った状態です。瘀血になると便秘や肩こりが起こりやすくなり、手足も冷えやすくなるでしょう。

3-2-5.水毒

水毒とは、本来は体外へ速やかに排出されるべき水が体内に滞っている状態です。水毒になるとむくみや喉の渇き、多汗・鼻水や痰が増えるなどの症状が出ます。

3-3.原因不明の体調不良は漢方薬の服用がおすすめ

前述したように症状が出て、病院を受診しても異常がない場合、漢方を用いた体質改善が効果的です。漢方薬を用いることで、体内の気・血・水の流れを正常に戻せば体調が崩れにくくなる可能性があります。

3-4.体調を崩しにくくする効果が期待できる漢方薬

体調を改善する効果が期待できる漢方薬には、以下のようなものがあります。なお、これはあくまでも一例です。漢方薬局に相談すれば、自分の症状に合った最適な漢方薬を提案してもらえるでしょう。

十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

気虚や瘀血で体力が不足し、貧血・食欲不振・手足の冷えなどの改善効果を期待できる漢方薬です。病気をした後の大量回復にも効果があります。

加味逍遙散(かみしょうさん)

ストレスからくる体調不良を改善する効果が期待できる漢方薬です。生理不順などにも効果が期待できます。

苓姜朮甘湯(リョウキョウジュツカントウ)

下半身の冷えや頻尿・腰痛などの改善効果が期待できます。水毒を改善する効果も期待できるでしょう。

4.自分に合った漢方薬を処方してもらう方法

漢方薬局とは、漢方薬の調剤・販売を専門としているところです。漢方薬に詳しい薬剤師が常駐しており、症状や体質を相談することで、自分に合った漢方薬を処方してもらうことができます。漢方薬は一般的なドラッグストアでも調剤済みのものが販売されていますが、体調を崩しやすい原因は個人によって異なるので、自分に合った漢方薬を処方してもらうことが大切です。

現在は、サイトを開設している薬局も増え、メールで相談したり、相談の予約ができたりするところも増えました。なお、プライバシーは保たれているので、安心して薬剤師に詳しく症状や体質など改善したいところを相談しましょう。

医心堂薬局では、お客様の症状や体質、今までの経過などを詳しくお聞きして体質や症状に合った漢方薬を調合しています。漢方薬の種類に関わらず、費用は15日分¥11,340(税込)です。1回分ずつのレトルトのパックにしてお渡ししていますので、お客様自身で煎じる手間はありません。

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5.体調を崩しにくくする漢方に関するよくある質問

この項では、体調を崩しにくくする漢方に関する質問を紹介します。

Q.漢方薬は、どのくらい服用すれば効果が実感できるでしょうか?
A.早い人は服用してすぐに効果を実感できる方もいらっしゃいますが、 体質を改善するという意味では2週間以上服用してもらうことをお勧めします。

Q.漢方薬を服用すれば、多少生活習慣が乱れても大丈夫ですか?
A.いいえ、一に養生、二に薬です。生活習慣がきちんとしてくれば漢方薬の効果もより効きやすくなります。

Q.体調の崩しやすさを改善する漢方薬は何歳から服用可能ですか?
A.基本的には何歳からでも服用可能です。漢方薬は独特の味なので小さいお子様だと飲みにくいかもしれません。

Q.漢方薬と病院の薬は併用できますか?
A.できないものもあるので、薬剤師に相談してください。

Q.体調を崩す原因がホルモンバランスの乱れにあった場合も、漢方薬は効果的でしょうか?
A.はい。漢方薬は病気と診断されない場合でも症状があればホルモンの乱れが原因でも自律神経の乱れが原因でも効果は期待できます。

まとめ

今回は体調を崩しやすい原因や漢方薬を用いた改善方法を紹介しました。体調の崩しやすさは生活習慣や食生活の改善でも回復できることもありますが、漢方を服薬した方がより効果的なこともあります。ぜひ、試してみてください。

監修者

医心堂薬局 店主 佐竹康秀

佐竹 康秀
医心堂薬局 店主

薬剤師・日本漢方連盟会員・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

星薬科大学を卒業後、漢方の道へ。同時に鍼灸の勉強も開始。平成4年に医心堂薬局を開局。漢方歴33年・鍼灸歴30年
「それは本当に患者様のためですか?」を常に考え治療をしている。

医心堂薬局総本店店 石川篤

石川 篤
医心堂薬局総本店 店長

薬剤師・日本漢方連盟会員・生活習慣病予防士

東京薬科大学卒業/漢方歴24年
「お客様の笑顔」を創出するため、漢方だけでなく食事・考え方など、一人一人に合ったアドバイスを提供。医師・薬剤師を対象とした漢方講座も行っている。