坐骨神経痛の原因はこれ! 症状の治し方と痛みを和らげる予防術


座ったり歩いたりできないほどお尻・太ももが痛い。そのような症状が出るときは坐骨神経痛になっている可能性が高いと思いましょう。坐骨神経痛は放っておくと悪化するばかり。そこで、坐骨神経痛になる原因と治し方についてチェックしておきましょう。

  1. 坐骨神経痛の原因
  2. 坐骨神経痛の症状
  3. 坐骨神経痛に効く漢方
  4. 坐骨神経痛時に行いたいストレッチ
  5. まとめ

1.坐骨神経痛の原因

坐骨神経痛という言葉を始めて聞いた方も多いかと思います。そこで、坐骨神経痛がどのようなものか知っておきましょう。

1-1.坐骨神経痛とは?

坐骨神経痛とは、人の体の中で最も太い末しょう神経が痛むことです。この末しょう神経は腰からツメの先まで伸びています。そのため、腰の末しょう神経が痛むことで太ももや足の先、腰、お尻が痛み出すのです。痛みとしてはビリッとした痛みが特徴になってきます。
坐骨神経痛の痛みは、シップやマッサージでは治らないのも特徴です。坐骨神経痛になると寝ているときでも十分に休むことができません。

1-2.坐骨神経痛になる原因

坐骨神経痛になるはっきりとした原因は、まだ完全に解明されていないのが現状です。腰痛を含む坐骨神経痛を訴える人の約8割が原因を特定できません。残り2割は、腰痛の神経回路を圧迫する椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症です。
若い人は、腰椎椎間板ヘルニアが原因で坐骨神経痛を発症しています。反対に、高齢になると腰部脊柱狭さくが原因となっているのを知っておきましょう。

2.坐骨神経痛の症状

坐骨神経痛になったとき、主に腰椎椎間板ヘルニアか腰部脊柱狭さくが原因です。では、共通してどのような症状が出てくるのかチェックしておきましょう。

2-1.坐骨神経痛か疑ってみたい症状

ある日を境に出てくる痛み。その痛みが坐骨神経痛のものだと判断するのは難しいかと思います。では、どのような症状だと「坐骨神経痛」の疑いがあるのか知っておきましょう。
顕著に出てくるのは、いつもお尻や足に痛み・しびれを感じる点です。坐骨神経痛の人は、常に足に痛みが出てきます。また、ちょっと歩くだけで止まってしまうのも特徴です。また、安静にしていても足・お尻が痛んで眠れません。ひどい場合は、体をかがめると痛くて靴下を履けない人もいます。
もう1つの特徴としては、痛み・しびれ以外にだるさや冷たさ、焼けるような痛みが走るのも特徴です。だるさが出るときには、足の筋肉量が左右で違いが出てきます。
以上のような症状が出ているときは、まず坐骨神経痛を疑ってみましょう。その後、自分が腰椎椎間板ヘルニアか腰部脊柱管狭さく症であることを診断してもらうのがおすすめです。

2-2.腰椎椎間板ヘルニアの場合

坐骨神経痛になるとき、「腰椎椎間板ヘルニア」であることが大半です。腰部の骨と骨の間にある椎間板に異常が出て痛みやしびれを引き起こします。
腰椎椎間板のときは、腰からお尻に掛けて広く痛み出すのが特徴。ほかには、ふくらはぎの外側に対してしびれがある、力が入らないなどの症状があるのを知っておきましょう。悪化すると排尿・排便に異常が出てきます。

2-3.腰部脊柱管狭さく症の場合

坐骨神経痛のもう1つの原因は「腰部脊柱管狭さく症」です。背骨の中央にある脊柱管が狭くなって腰や足に異常が出てきます。
腰部脊柱管狭さく症を発症する人は、先天的な原因の場合があるのを知っておきましょう。また、高齢になって腰椎が変形して脊柱管が狭くなっておきます。
特徴としては、安静にしているときに傷みはありません。しかし、歩き出すとお尻から足の先に掛けて痛みやしびれが出てきます。ひどいときは長距離を歩けません。休みながらの歩行となってしまうのです。
また、足の機能の低下・排尿器官への異常が出たりします。

2-4.変形性腰椎症の場合

坐骨神経痛の原因は、大きく分けて「腰椎椎間板ヘルニア」か「腰部脊柱管狭さく症」になるもの。しかし、ほかにも変形性腰椎症の可能性もあります。
変形性腰椎症とは、加齢や同じ姿勢を取り続けることが原因で起こる病気。腰椎が変形することで神経を圧迫してしまいます。また、運動などで腰に過度な負担が掛かることも原因です。
また、変形性腰椎症は脊柱管狭さく症の原因にもなります。併発するとひどい坐骨神経痛につながるので注意しておきましょう。

3.坐骨神経痛に効く漢方

坐骨神通の症状を取るためにおすすなのは漢方です。その漢方の効果についてまとめました。

3-1.漢方薬とは?

坐骨神経痛がつらいときは、漢方の力を取り入れましょう。原因がはっきりしない病気では、通常の薬だと効果が薄いもの。しかし、体の根元からよくする漢方は坐骨神経にも効果的となります。
坐骨神経痛は、ただの筋肉痛などと違い腰部や腰椎に異常が出て神経が痛んでいる状態です。そのため、我慢していても症状が良くなることはまずありません。また、坐骨神経通がクセになっているときは、漢方によって和らげることができます。

3-2.漢方による坐骨神経痛の考え方

坐骨神経痛は、漢方の世界では血液循環が悪いと考えるのが一般的です。また、体内にある余分な水分によって調子が悪くなっていると考えます。そのため、体全体の血行と共に循環をよくする漢方を処方するのです。
漢方には体を温める作用のあるものがあります。また、下半身がしびれることで便秘気味になる人もいるのです。そのため、便秘対策となる漢方を処方することがあります。

  • 桃核承気湯
  • 疎経活血湯

この2つは、血の巡りをよくする漢方として有名です。坐骨神経痛にも効果があると言われています。
また、芍薬甘草湯のような筋肉の緊張状態を和らげる効果のある漢方を使うことがあるのを知っておきましょう。

3-3.漢方を使うときの注意点

漢方は、体の悪くなっている部分に作用して根本から改善へ向かわせる効果がある薬です。ですが、患者それぞれに併せて使うことで真の効果を発揮します。
漢方は非常に魅力的な薬の1つ。ですが、副作用などもあるためきちんと薬局や専門店にて処方してもらうのが1番です。自分だけで決めず専門店などで処方してもらいましょう。

4・坐骨神経痛時に行いたいストレッチ

坐骨神経痛は、寝ているときでも痛むつらい症状です。そこで、少しでも和らげるようなストレッチを行いましょう。

4-1.ひざ抱えストレッチを行う

坐骨神経痛に効果のあるストレッチとして「ひざ抱えストレッチ」があります。
あお向けに寝て両足を伸ばしましょう。その後、片方の足を両手で抱えます。抱えた後、息を吐きながらひざを胸の辺りまで引き寄せましょう。この行動を両足3セットほど繰り返します。
足が冷えると坐骨神経痛になりやすい傾向があるのです。しっかりと足を動かして冷えないようにしましょう。

4-2.うつぶせになってできるストレッチ

ひざだけでなく、坐骨神経痛は腰から来ている場合があります。そこで、うつぶせでできる腰のストレッチをご紹介しましょう。
まず、うつぶせに寝ます。その後、両手を肩より大きく開いて上半身を起こしましょう。
上半身をゆっくり天井に向けて持ち上げます。肩に力を入れないように30~40秒ほど腰を伸ばすのがコツです。

5.まとめ

いかがでしたか? この記事では坐骨神経痛についてまとめました。
坐骨神経痛は、腰から足先までに出てくる痛みのことです。突発的ではなくて継続的に出てくるのが特徴となっています。原因ははっきりしていませんが「腰椎椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭さく症」などが挙げられるのを知っておきましょう。
症状としては我慢できないほどの痛みが腰から下に出てくる点。寝ている間や歩くことが難しいときは、坐骨神経痛だと思いましょう。坐骨神経痛を治したいときは、漢方の力に頼るのがおすすめ。漢方の力を借りて体の根元から改善しましょう!