【注目】漢方での不妊治療とは? 子どもがほしい人のために解説!


「努力をしているのに子どもができない」「周りは出産ラッシュなのに自分には予定が無くてつらい」など、不妊の悩みを抱えている人は、とても多いです。不妊治療にも、さまざまな方法があります。中でも、注目されているのは漢方治療により妊娠しやすい状態に体調を整える方法です。漢方を使用することで、体に負担を掛けずに治療を受けることができます。今回は、漢方での不妊治療について詳しく解説しましょう。子どもがほしい人には、必見の内容ですよ。

  1. 漢方とは
  2. 漢方と不妊治療の関係を学ぼう
  3. 体質改善と不妊漢方治療について
  4. 不妊治療に使う漢方薬について
  5. 漢方薬の飲み方やもらい方を学ぼう
  6. 漢方での不妊治療にかんするよくある質問

記事を読むことで、漢方による不妊治療の知識が身に付きます。さらに、不妊治療に対する希望も持つことができるでしょう。子どもを持つことをあきらめてはいけません。まずは、記事をじっくりと読んでみてください。不妊の悩みを解消するためのヒントを得ることができますよ。

1.漢方とは

まずは、漢方の基本を学びましょう。歴史や薬効の考え方・体質改善・自然治癒力などについて解説します。

1-1.漢方の歴史について

漢方が日本に入ってきたのは、5世紀から6世紀ごろです。8世紀の飛鳥時代以降は、中国の伝統医学を本格的に導入するようになり、日本の風土や日本人の体質に合わせて発展を遂げました。西洋医学を「蘭方(らんぽう)」と呼ぶのに対して、東洋から来たことで「漢方」と区別したのが名前の由来です。江戸時代には、西洋医学が発展してから漢方は一時的に衰退しましたが昭和になってからは再び脚光を浴びて今に至ります。

1-2.漢方における薬効の考え方

漢方では、複数の生薬を調合して処方します。調合された生薬同士が、相互に薬理作用・吸収促進・代謝阻害・副作用防止などの薬効を導くのです。そのため、特定の効果が倍増したり減少したりします。複数の生薬の調合は、副作用を抑えて薬効を強化するためにも有効なのです。

1-3.体質改善・自然治癒力について

漢方は、生薬の効果で体質改善に導き、自然治癒力を高めることによって病気や不快な症状を改善します。漢方医学では、体質のことを「証(しょう)」と呼び、「証(しょう)」に従って体調を整えることで病気が治るのです。体質と症状の両方を考慮して漢方薬を処方することで自然治癒力が高まった結果、病気や不快な症状が消えるという考えになります。

2.漢方と不妊治療の関係を学ぼう

漢方と不妊治療の関係を学びましょう。病院での不妊治療との違いについても、しっかり理解してください。

2-1.病院での不妊治療について学ぼう

病院での不妊治療は、主に以下のような方法で行います。

  • タイミング指導法
  • 人工授精
  • 体外受精
  • 顕微授精

なお、不妊の原因は男女どちらにあるか検査をするまで判断できません。そのため、治療方針を決定するためにも、男女ともに受けることが前提となります。

2-2.漢方の不妊治療の考え方とは?

漢方では、中医学の考えを併用して不妊治療を進めます。具体的には、月経サイクルを月経期・卵胞期・排卵期・黄体期と4つに分けて、それぞれの時期に適切な漢方を処方して妊娠を目指すのです。女性は、毎月の月経のリズムを整えることが重要になります。また、質の良い卵子を作ることも欠かすことができません。そのため、漢方薬を用いることで受精・着床しやすい体質作りをすることが主な治療法となるのです。

2-3.双方の違いはどこにある?

西洋医学は、現在出現している症状に対する直接治療が基本です。排卵に問題があれば、排卵機能を正常にするための治療をします。また、自然妊娠が難しい場合は人工授精などの方法で妊娠を実現することも可能です。漢方では、あくまでも体質を改善して月経リズムを整えることで自然妊娠を目指すことになります。外科手術も人工妊娠もありません。

2-4.双方の治療を同時進行しても良い?

西洋医学も漢方も、それぞれに良い点があります。不妊治療の考え方や方法は違っても、最終的な目標としては患者が妊娠して子どもを授かることです。実際に、西洋医学と漢方の両方で不妊治療を受けている人もいます。ただし、双方の治療を同時に受ける場合は、それぞれの担当医に相談してからにしましょう。西洋医学での治療にも、薬を処方することがあります。治療を始める前に相談することで、西洋薬と漢方薬の飲み合わせによる副作用を防ぎましょう。

3.体質改善と不妊漢方治療について

体質改善と不妊漢方治療について、詳しく学びましょう。また、漢方治療の特徴や注意点も解説します。

3-1.漢方で考える不妊の原因とは

漢方では、以下のような症状を不妊の原因になりやすいとしています。

  • 冷え:体が冷えていて内臓機能が低下している状態
  • 血虚(けっきょ):血の量が少ない状態
  • 瘀血(おけつ):血の巡りが悪い状態
  • 水毒(すいどく):体の水分代謝が悪くむくみがある状態
  • 気虚(ききょ):消化器系の働きが悪く栄養不足の状態

人によっては、複数の原因が絡み合って不妊を発症していることもあります。

3-2.妊娠しづらい体質とはどういうこと?

妊娠しづらい体質とは、何らかの原因によって生殖機能が衰えてしまっている状態を言います。また、母体の体調が整っていないと受精してもそのまま流れてしまうものです。排卵があった後に受精卵が着床して育つためには、妊娠に適した状態にしなければいけません。まずは、何よりも体質改善をして妊娠にふさわし状態にするべきなのです。

3-3.漢方で体質改善を図ろう!

現在妊娠しにくい体質でも、漢方の力を借りることで改善することは十分できます。不妊に悩む多くの人は、何らかの体の不調を抱えていることが多いのです。不妊の原因に思い当たることがある人も無い人も、まずは漢方での体質改善を試してみてください。体質が改善して、妊娠しやすい体を作りましょう。

3-4.漢方治療の特徴や注意点を理解しよう

漢方治療は、不妊手術など外科的な治療を行いません。そのため、すぐに治療効果が出るものでは無いことを理解しましょう。飲むタイミングや継続年数にかんしては、医師や薬剤師の指導に従ってください。効果が早く出る人もいれば、なかなか出ない人もいます。また、途中で調合を変える必要があることもあるのです。漢方での不妊治療は、焦らないで続けてください。

4.不妊治療に使う漢方薬について

では、不妊治療に使う漢方薬について詳しく解説します。女性向けと男性向けでは、種類が異なりますのでそれぞれきちんと確認してください。

4-1.女性の不妊に使用する主な漢方薬について

  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):体を温める効果があり血行や水分代謝を改善する
  • 人参当芍散(にんじんとうしゃくさん):胃腸を整えて体を丈夫にする
  • 婦宝当帰膠(ふようとうきこう):貧血・生理不順・生理痛を改善する

女性の不妊治療に使用する漢方薬は、多くあります。体質や不調に合わせて適した漢方薬を処方してもらいましょう。

4-2.男性の不妊治療に向いている漢方薬について

  • 海馬補腎丸(かいまほじんがん):滋養強壮に効果があり精力を増強する
  • 八味地黄丸(はちみじおうがん):腎臓や生殖機能の衰えを抑止し疲労回復につなげる
  • 補中益気湯(ほちゅうえっきとう):胃腸の働きを高めて気力の充実を目指す

男性の場合は、精力増強を目的として処方するものが主になるでしょう。また、疲労回復や生殖機能の衰えを防止するものも多くなります。

4-3.不妊治療に向いているそのほかの漢方薬について

漢方薬でも、不妊治療に向いているものはほかにも多くあります。いずれにしても、体質改善をして妊娠を望むことができるように導いてくれるものを選んでください。ただし、自分で適切なものを選ぶことは難しいものです。漢方薬は、信頼できる漢方薬局に相談して自分に合ったものを調合してもらいましょう。当方でも、不妊治療に向く漢方薬についてご相談に乗っていますのでご利用ください。

医心堂薬局

5.漢方薬の飲み方やもらい方を学ぼう

漢方薬の飲み方やもらい方について解説しましょう。正しく飲んでこそ治療効果が期待できるため、しっかり理解してください。

5-1.漢方薬局への相談が必要不可欠

漢方薬の処方を受けるには、漢方薬局への相談が必要不可欠です。漢方薬は、とてもたくさんの生薬をひとりひとりの体質や症状を的確に見極めてから調合する必要があります。そのため、通常の薬局では対応ができないこともあるのです。薬剤師であっても、漢方に詳しい人ばかりではありません。漢方薬は、漢方を専門に扱っている漢方薬局へ相談することが必要不可欠となります。

5-2.漢方薬の副作用について理解しよう

漢方薬も、万能ではありません。体質に合わないものを飲むと、副作用が出ることもあります。副作用の種類は、頭痛・吐き気・悪寒・のぼせなどが確認できたら、飲むのを止めて医師や薬剤師に相談してください。そのまま相談しないで飲み続けると副作用が悪化することもあり不妊治療にも悪影響があるので注意しましょう。

5-3.漢方薬の飲み方やもらい方にかんする注意点

漢方薬は、お茶やジュース・牛乳などと一緒に飲んではいけません。錠剤や顆粒(かりゅう)タイプは、白湯(さゆ)で飲みましょう。また、飲むタイミングは食前・食間・食後・空腹時など指示に従うことが大切です。飲み方やタイミングを間違えると、期待した効果が望めないことがあります。また、副作用が出る心配もあるので注意しましょう。飲み忘れにかんしては、自己判断で対処せずに薬剤師に相談してください。

5-4.漢方薬の使用方法

漢方薬は、煮出して抽出したエキスを飲むタイプと、錠剤や顆粒(かりゅう)タイプでそのまま水と一緒に飲むタイプがあります。なお、漢方薬でも顆粒(かりゅう)タイプのものが多くなっているのが現状です。実際の使用方法については、指示を受けたとおりにしてください。中には、体にいいだろうと料理に使ってしまう人もいます。いくら体にいいものであっても、使用方法を誤っては台無しです。漢方薬はあくまでも薬であることを忘れないでください。

5-5.漢方薬の使用期間や期限は?

漢方薬は、1日や2日で効果が劇的に出るものはありません。数週間から数か月程度の時間を掛けて、じっくり体質改善していくものです。もちろん、途中で効果や副作用について確認をします。いずれにしても、数か月は飲み続けることになるでしょう。なお、飲み忘れなどで溜(た)まってしまった漢方薬の場合、使用期限切れになっていないか確認してください。効果が期待できなかったり副作用が出やすくなったりすることがあります。

5-6.漢方薬の価格について

漢方薬にも、健康保険適用となるタイプと適用外となるタイプがあります。健康保険が適用できる場合は、適用外のものと比べて2分の1から3分の1程度の価格となることが多いのです。価格の高さが気になる場合は、保険適用のものがあるかどうか相談しましょう。なお、治療効果を望む場合は、価格だけで判断してはいけません。効果がありそうなものは、積極的に試すことが大切です。価格にこだわって、目的を見失わないようにしましょう。

6.漢方での不妊治療にかんするよくある質問

漢方での不妊治療にかんするよくある質問に回答します。実際に治療を受けるときに抱きがちな内容ですから、それぞれ確認しておきましょう。

6-1.何をやっても子どもができない場合でも漢方なら大丈夫ですか?

不妊治療に100%完全なものはありません。また、漢方はあくまでも体質改善を図ることで妊娠を目指す方法です。そのため、何をやっても子どもができなかった人でも必ず妊娠できるとは断言できません。しかし、今まで漢方を試したことが無い人は挑戦してみる価値は確実にあります。なぜなら、不妊治療を行うときに見過ごしていた部分だからです。まずは、前向きな気持ちで試してみてください。

6-2.漢方薬が切れてしまいましたが、ブランクが空(あ)くと効果がありませんか?

漢方薬は、飲み続けることで最終的に効果を期待できるものです。途中で飲み忘れや買い忘れがあって、ブランクが空(あ)くことは望ましいことではありません。飲むことができない期間が無いように、きちんと管理をしましょう。1回飲み忘れると、だんだんだらしなくなってしまうものです。目的が不妊治療であることをもう一度よく考えて、継続して飲むようにしてくださいね。

6-3.漢方薬を複数の種類飲むことは問題無いのでしょうか?

漢方薬でも、複数の種類を飲むと飲み合わせによって特定の効果が増大し過ぎたり減少してしまったりします。そのため、素人判断で複数の漢方薬を飲むことはしないでください。漢方薬局では、現在の体質や状況に合わせて最適な調合をしているわけです。ほかの漢方薬が良さそうだと勝手に飲み始めることは、悪影響になるだけだと考えましょう。

6-4.高齢出産となる年齢の女性でも漢方治療で妊娠が期待できますか?

若い女性と比べると、不妊率が高くなるのが30代後半以降の女性です。しかし、漢方治療で体質を改善して内臓機能や代謝を高めることで妊娠しやすい状態に持っていくことは可能となります。まずは、漢方薬局に相談してみてください。妊娠のタイムリミットは近づいてきています。一刻も早く、漢方治療を開始しましょう。

6-5.不妊に悩む場合は夫婦で漢方治療を受けるべきでしょうか?

なかなか妊娠できない理由は、女性だけでなく男性にも問題があることが多いものです。そのため、女性がいくらがんばっても妊娠できないこともあります。不妊治療は、夫婦が協力して行うべきものです。漢方治療を受けるにしても、夫婦で同時に検討してください。男性の中には、不妊の原因は自分あるはずが無いと考えている人も多いです。不妊治療に消極的な場合は、男性でも漢方治療で良い結果を出したケースがあることを説明してみてください。

まとめ

漢方薬での不妊治療について、詳しく解説しました。不妊は、当事者にとって本当につらい悩みです。不妊治療は、長期になりやすく金銭的は負担も精神的な負担も大きくなります。できるだけ早く子どもを授かって、悩みから抜け出したいですよね。漢方では、不妊は体質改善によって解消できると考えます。まずは、漢方による不妊治療を受けることを考えてみましょう。あきらめてしまえば、子どもを授かる夢はかないません。記事の内容を何度も読んで、ぜひとも前向きに検討してみてくださいね。