漢方で内臓脂肪を減らす! ダイエットと健康のためにできることとは?


内臓脂肪を減らすには漢方が効果的ということをご存じですか? おなか周りの気になる脂肪を落とすために、ダイエットをしている人も多いでしょう。内臓脂肪は内臓の周りにつく脂肪です。そのため、糖尿病や動脈硬化など、生活習慣病の原因になることも多くなっています。いわゆる「メタボ体型」の人は、早めに内臓脂肪を減らすことを考えるべきです。内臓脂肪は「つきやすく、落ちやすい」と言われているため、食事の改善や運動である程度落とすことができます。しかし、なかなか効果が現れないという人は、漢方薬を利用してみてはいかがでしょうか。漢方薬を生活に取り入れることで、効果的に内臓脂肪を減らすことができるのです。この記事では、内臓脂肪の漢方治療についてまとめています。

  1. 内臓脂肪の基礎知識
  2. 漢方と内臓脂肪について
  3. 内臓脂肪治療の漢方薬について
  4. 漢方薬の飲み方ともらい方
  5. 内臓脂肪を減らす漢方にかんするよくある質問

この記事を読むことで、漢方が内臓脂肪に効く理由と効果的な飲み方がわかります。漢方をうまく取り入れて健康的な体をつくりましょう。

1.内臓脂肪の基礎知識

まずは、内臓脂肪について解説します。

1-1.内臓脂肪とは?

内臓脂肪の役割や皮下脂肪との違い、増える原因などをまとめてみました。

1-1-1.皮下脂肪との違い

脂肪には「内臓脂肪」と「皮下脂肪」があります。皮下脂肪とは皮膚のすぐ下につく脂肪のことで、ダイエットしてもなかなか減らすことができないのが特徴です。内臓脂肪は内臓周りにつく脂肪のことで、皮下脂肪に比べて簡単に減らすことができます。しかし、生活習慣病の原因になりやすいことから、積極的に減らす方法を考える必要があるでしょう。内臓脂肪は男性ホルモンによって蓄積されるため、女性よりも男性の方がつきやすいと言われています。筋肉を動かす熱源として使われる脂肪であるため、私たちにとって必要な脂肪です。しかし、つきすぎると健康的なリスクが高まるということを覚えておかなければなりません。

1-1-2.メタボリックシンドロームとは?

近年「メタボリックシンドローム」という言葉をよく耳にするようになりました。別名「内臓脂肪症候群」と言い、内臓脂肪が多い人が、高血圧や高血糖、高脂血症などの危険因子を併せ持っている状態のことです。このような状態は糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こす可能性があるため、早急に改善策を考えなければなりません。特に、間食が多い人や濃い味つけを好む人、脂っこいものが好きな人はメタボリックシンドロームになりやすいと言われているため、普段から注意が必要です。

1-1-3.内臓脂肪が増える原因と症状

内臓脂肪が増える原因としては、食べ過ぎと運動不足が考えられます。食べたものが消費されず、体内でエネルギーがたまり続けると、内臓脂肪となって蓄積されていくのです。そのため、摂取カロリーよりも消費カロリーが少ない状態が続くと危険ということになります。また、運動不足によってエネルギーの消費量が減ることも、内臓脂肪が増える原因です。内臓脂肪が燃焼しやすい運動を取り入れていく必要があるでしょう。私たちの体は年齢とともに基礎代謝が落ちてきます。若いころと同じように高カロリーな食事をとり続けていると、内臓脂肪はどんどんたまってしまうのです。内臓脂肪は見た目にわかりにくく、やせていても内臓脂肪値が高い人もいます。自覚症状がないため、気づかないうちに動脈硬化が進行している可能性もあるのです。

1-1-4.内臓脂肪が増えやすいのはこんな人!

内臓脂肪が増えやすい人には、以下のような特徴があります。

  • よく噛(か)まずに食べる
  • 間食の習慣がある
  • 濃い味つけを好む
  • アルコールの摂取量が多い
  • 35℃代の低体温である
  • 慢性的な運動不足である
  • 週に1回以上、汗をかくような運動をしない

当てはまる項目が多い人は、内臓脂肪が増えている可能性があるでしょう。

1-1-5.放置するとどうなるのか?

内臓脂肪には「血中糖質濃度を高める」「インスリンの働きを悪くする」「脂肪細胞から血圧を上げる物質が分泌される」という特徴があります。そのため、脂質異常症や糖尿病、高血圧などを引き起こしやすいと言われているのです。放っておくと動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などの深刻な疾患へ進行する可能性もあります。放っておいては危険な脂肪だということを覚えておきましょう。

1-2.内臓脂肪を減らす方法とは?

内臓脂肪を減らす方法には、食事の見直しと運動があります。

1-2-1.量を減らすより「バランスよく」が大切

内臓脂肪を減らすためには、食事の量を減らしてダイエットするのが一番と思っている人が多いでしょう。しかし、食べる量を少なくすると、体に必要な栄養が不足してしまいます。筋肉の働きが低下し、逆に脂肪をためこみやすくなってしまうのです。もちろん、腹8分目に抑える必要はあります。その上で、栄養バランスのとれた食事に改善していきましょう。内臓脂肪を減らす効果がある食べ物には、キャベツやトマト、豆腐などがあります。こういった食材を積極的に取り入れて、バランスのよい食事を続けてください。

1-2-2.有酸素運動で脂肪を消費する

内臓脂肪を減らす方法として有効的なのが、有酸素運動です。ウォーキングやジョギング、水泳など、酸素を多く取り込む運動をすると、代謝が活発な内臓脂肪が優先的に使われます。毎日継続するのが難しい人は、家の中でできる踏み台昇降運動や筋トレなどをするとよいでしょう。

2.漢方と内臓脂肪について

食事の改善や運動と併せて、漢方を取り入れることでより効果的に内臓脂肪を減らすことができます。漢方の考え方や特徴などをご紹介しましょう。

2-1.漢方における内臓脂肪治療の考え方

中国を起源とする漢方薬は、直接病気にアプローチするものではありません。体の状態を整えることで体質を改善し、治癒力を高めるというのがその考え方です。漢方薬は、天然由来の生薬を組み合わせて作られています。老廃物の排出を促すもの、血流をよくするもの、交感神経に作用するものなど、症状に合ったものが処方されるのです。

2-2.漢方薬と「証」について

漢方薬は、一人一人の症状や体質に合ったものを飲む必要があります。人の心と体の状態を表したものを「証」と言い、証によって処方される漢方薬が決まるのです。証を判断するものには「陰陽(いんよう)」「虚実(きょじつ)」「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」があります。体質や病気の進行、体力などによってどの漢方薬を処方するべきかを決めることになるのです。

2-3.漢方治療の特徴と注意点

漢方薬には、西洋医学の薬のような即効性はありません。複数の生薬が組み合わせてあり、少しずつ症状に効いていくのです。全身にアプローチして体質を改善するためには、時間がかかります。では、飲み始めてからどのくらいで効果が現れるのでしょうか。実は漢方薬は、性質によって効果が出るまでの時間が違います。問題は、自分の体質や症状に合った漢方薬を見つけることができるか、ということでしょう。漢方を長期間にわたって服用する人もいます。体質に合った薬を探すという意味で長く服用しているのであって、長期的に服用しないと効き目がないというわけではないのです。

2-4.病院の治療薬と同時に飲んでもよいのか?

ほとんどの漢方薬は、西洋薬と併用しても問題ありません。実際に、西洋薬と漢方薬を両方処方している病院もあるのです。漢方薬は西洋薬とは違った視点からアプローチするため、うまく組み合わせることでお互いの相乗効果が期待できます。ただし、利尿剤や気管支拡張剤、鎮痛解熱剤など、漢方薬との飲み合わせに注意が必要なものもあるため、必ず主治医に相談するようにしてください。

2-5.注意点

「漢方薬には副作用がない」と思っている人は多いと思います。確かに、西洋医学のような副作用が現れることは少ないでしょう。しかし、内臓脂肪を減らす漢方薬には、胃のむかつきや吐き気、下痢、皮膚の発疹(ほっしん)やかゆみなどの副作用が現れる可能性があります。このような症状が現れたときは、すぐに服用をやめましょう。また、内臓脂肪を減らす漢方薬には便秘を解消する効果もあります。下剤と併用すると激しい下痢や腹痛を起こす可能性があるため、十分に注意してください。

3.内臓脂肪治療の漢方薬について

では、内臓脂肪に効く漢方薬にはどのようなものがあるのでしょうか。

3-1.種類と成分

内臓脂肪を減らす効果のある漢方薬をご紹介します。

3-1-1.防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

古い歴史を持つ漢方薬であり、体内の水分循環を整えてむくみを改善し、便秘を解消する効果があります。麻黄や大黄、石膏(せっこう)、甘草などの成分が含まれており、新陳代謝を高めて脂肪燃焼効果を高めてくれるのが特徴です。体力がある人に向いている漢方薬であるため、虚弱体質の人にはおすすめできません。

3-1-2.九味半夏湯加減方(くみはんげとうかげんぽう)

血行をよくし、水分のめぐりを整える効果があります。過食によってすでにたまってしまった内臓脂肪を落とす効果もあることで知られている漢方薬です。柴胡(さいこ)や半夏、生姜(しょうが)、甘草、桂皮、芍薬など11種類の生薬が含まれています。

3-2.効果について

内臓脂肪に効果的な漢方薬には、多くの生薬が含まれています。むくみや便秘を解消するもの、肥満による動悸(どうき)や肩こりを解消するものなどを組み合わせることで、内臓脂肪を減らす効果を発揮するのです。体内の老廃物を排出する作用もあるため、皮膚疾患や皮膚トラブルの改善にもつながります。このように、内臓脂肪を減らす以外にもさまざまな効果が期待できるでしょう。

3-3.注意点

漢方薬を飲んだだけで簡単に内臓脂肪が減るわけではありません。あくまでもサポートとしての存在であり、内臓脂肪を減らすためには食事の改善や運動も必要です。生活習慣の見直しとともに漢方薬を利用し、効果的に内臓脂肪を減らしていきましょう。

4.漢方薬の飲み方ともらい方

漢方薬のもらい方や飲み方、選び方のポイントをまとめてみました。

4-1.漢方薬局に相談しよう

内臓脂肪を減らす漢方薬をもらうには、漢方薬局に相談するのがおすすめです。漢方薬局とは、専門家が漢方薬を販売する薬局のことを言います。医師の処方箋が必要ない一般用漢方を扱っているため、漢方を専門とする薬剤師がカウンセリングを行うことになるのです。「医心堂薬局」では、一人一人の体質や症状に合わせた漢方薬を販売しています。電話やメールでも無料相談を受け付けているため、ぜひチェックしてみてください。土曜日や日曜日も営業しているため、忙しい人も安心して利用できます。

4-2.使用方法と注意点

漢方薬は、基本的に食前・食間に飲みます。生薬の吸収をよくするためにも、空腹時に服用するのが一番なのです。ただし、胃に負担を感じる場合は食後に飲むこともあるため、医師や薬剤師にしっかりと確認しておきましょう。また、漢方薬は水か白湯で飲むようにしてください。ジュースや牛乳などと一緒に飲むと生薬成分と反応してしまうことがあります。少量のお湯に溶かして飲むと、より吸収がよくなりおすすめです。

4-3.使用期間と期限について

「飲み残したまま時間がたってしまった」という漢方薬が手元にある場合は、使用期限を確認してください。漢方薬にも西洋薬と同じように、使用期限があります。一般的には「2週間分」というように処方された漢方薬であれば、その期間で飲むことが望ましいでしょう。数か月も時間がたてば湿気を吸ってしまい、品質が変わっていることも考えられます。薬局で購入する場合は容器に使用期限が記載されているため、飲む前に必ず確認するようにしましょう。ただし、漢方はそのときの症状に合わせて処方されるものです。今の状態に合った漢方薬を飲む必要があるため、時間がたった場合は新たに処方してもらうことをおすすめします。

4-4.価格について

「医心堂薬局」では、薬の内容を問わず一律11,340円で漢方薬を販売しています。この金額で15日分となりますので非常にわかりやすい料金体系です。症状の悩みや生活習慣の改善方法などは無料で相談を受け付けています。

4-5.漢方薬局の選び方と相談窓口

近年は漢方薬局が増えてきています。どの薬局を利用すべきか迷う人も多いのではないでしょうか。漢方薬局を選ぶ際には、実績の豊富さや対応の丁寧さなどをポイントにしてください。また、無料相談を受け付けているかどうかも重要です。自分に合った漢方薬を処方してくれる薬局であるか、まずは相談して見極めてください。
医心堂薬局

5.内臓脂肪にかんするよくある質問

「内臓脂肪を減らしたい」という人が感じるであろう疑問とその回答をまとめてみました。

5-1.内臓脂肪はなぜ女性より男性にたまりやすいのですか?

A.女性ホルモンの性質により、内臓脂肪が蓄積されにくいためです。外見は男性より女性の方がふっくらしていても、内臓脂肪は女性の方が少ない傾向にあります。また、女性の方が見た目を気にしてダイエットをすることが多いことも関係しているでしょう。

5-2.内臓脂肪がどのくらいあるのか自分で調べることはできますか?

A.最近は内臓脂肪値も測ることができる家庭用の体重計が増えてきています。内臓脂肪の数値をこまめに確認できるためおすすめです。

5-3.おなか周りの脂肪が「内臓脂肪」か「皮下脂肪」かを知るためにはどうしたらよいですか?

A.おへそから横10cmあたりのお肉を指でつまんでみてください。お肉をあまりつかめないにもかかわらずおなかが出ている場合は、内臓脂肪がたまっていると考えられます。

5-4.内臓脂肪を減らす漢方を処方されました。ほかの漢方薬と一緒に飲んでも問題ありませんか?

A.一般的に漢方薬には強い副作用がありません。しかし、1回に複数の漢方を飲むと、成分がかぶって効き目が強くなりすぎる可能性があるのです。そのため、1回に飲む漢方薬は1種類にしておくことをおすすめします。

5-5.漢方薬を使って内臓脂肪を減らす方法には、どのようなメリットがありますか?

A.食事の改善や運動による効果をより高めることができます。副作用が少ないため、安心して利用できるという点もメリットでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。内臓脂肪の漢方治療について詳しくご紹介しました。内臓脂肪とは何なのか、体にどんな影響を及ぼすのかを知ってください。内臓脂肪は比較的簡単に減らすことができるとわかっていても、なかなかうまくいかないという人は多いでしょう。そんなときは、効果を上げる意味で漢方薬を利用してみてください。漢方には西洋薬とは違った役割があり、うまく利用することで内臓脂肪を効果的に減らすことができます。ぜひこの記事を参考にして、漢方を生活に取り入れる方法を知ってください。