眼精疲労による頭痛はどう対処する? 気になる漢方の効果を解説!


眼精疲労になる方の多くは、パソコンやスマートフォンを利用しているものです。目のかすみ・頭痛・視力低下などを感じ、まれに吐き気を伴う場合もあります。放置すると危険なこともあるため、眼精疲労にかんする知識は持っておくべきです。
「眼精疲労はどんな症状?」「改善するためにできることは?」といったさまざまな疑問も出てきます。眼精疲労は意外と身近なもので、ほかの症状を併発する恐れもあるものです。
今回は、眼精疲労の原因や症状、改善に効果がある漢方薬についてご紹介します。

  1. 眼精疲労について
  2. 眼精疲労と漢方について
  3. 眼精疲労に効果のある漢方薬について
  4. 眼精疲労に効果のある漢方薬の飲み方・もらい方
  5. 眼精疲労や漢方薬でよくある質問
  6. まとめ

眼精疲労を頻繁に感じるようになったら、病気のサインである可能性もあります。きちんと症状や原因を探り、対処法を覚えておくことが大切です。眼精疲労の解消には、漢方薬が効果を発揮します。治し方の1つとして参考にしてください。

1.眼精疲労について

目に疲れを感じるのが、眼精疲労です。疲労感や目の重みが継続して起こります。

1-1.眼精疲労とは? 

目の疲労感とは、重さ・しみるような痛み・充血などが代表的な例です。目の疲れは全身にも影響を及ぼし、だるさや風邪に似た症状を起こす場合もあります。

1-2.眼精疲労の主な症状

前述したとおり、目に重さ・痛み・充血に加え、頭痛や肩こりも併発します。悪化した場合は、吐き気やめまいを伴うこともあるでしょう。目の痛みは、かすみやまぶしさも同時に発症します。

1-3.眼精疲労の主な原因

パソコンやスマートフォンを凝視し続けていると、目の表面に潤いがなくなり、ドライアイになりやすくなります。近視・乱視・老眼による影響もあり、ピント調整が悪いことが原因で眼精疲労になることもあるのです。中には、緑内障や白内障といった病気が関連していることもあります。不規則な生活習慣やストレスが目に悪影響を及ぼすこともあるでしょう。

1-4.眼精疲労と病気との関係

1-4-1.近視・乱視・老眼

度数の合わないメガネやコンタクトレンズを使っている場合、矯正不良が起こります。度数が弱いものに限らず、過矯正でも眼精疲労は起こるものです。左右で視力差が大きい場合も注意が必要でしょう。老眼は進行しやすいため、定期的に度数を見直すようにしてください。

1-4-2.ドライアイ

パソコンやスマートフォンを使う方は、まばたきの回数が減り、目を酷使しています。ドライアイは目の表面が乾く病気で、涙が減少してしまうのです。角膜に傷がつく恐れもあるため、眼科での治療が必要でしょう。まぶしさを伴う眼精疲労の場合は、ドライアイの可能性が高いものです。

1-4-3.緑内障

緑内障は初期症状を自覚しにくい病気です。しかし、目の疲れや違和感を抱くようになり、視力低下を疑うようになります。眼圧が高くなる病気であるため、頭痛・吐き気・めまいなども発症するものです。

1-5.眼精疲労のこわい点

単なる目の疲れで終わらず、ものが二重に見える・ぼやける・かすみなどが起こる場合もあります。眼精疲労は休めば回復すると放置する方もいて、悪くなる場合もあり、視力低下へと進行してしまうのです。目がはっきり見えないことが起因し、ストレスを感じやすくなってしまい、日常生活に悪影響を及ぼすこともあるでしょう。

1-6.眼精疲労になりやすい人・放置するとどうなるか? 

パソコンやスマートフォンを頻繁に使い、エアコンをつけっぱなしにしている人は、眼精疲労になりやすいものです。なるべく少しずつ休憩を取り、目を休めるようにしてください。不規則な生活習慣を送っている方も、眼精疲労や頭痛を感じやすくなります。食生活や睡眠はきちんと正し、体が常にリラックスした状態を保(たも)つことが、眼精疲労を悪くしないためには必要です。
眼精疲労を放置した場合、心身のバランスを崩してしまい、自律神経に異常を起こします。精神不安も起こしやすくなるため、早期治療が大切です。

1-7.眼精疲労の主な対策・治療法

メガネやコンタクトレンズの矯正不良が原因である場合は、度数調整で回復することもあります。自分でもできる対策としては、長時間の作業を続けないことで、定期的に休憩を設け、目を休めることです。

1-7-1.自分でできる眼精疲労の対策

冷却と温熱を交互に行い、目に適度な刺激を与えることも効果があるでしょう。目の周りを軽くマッサージしてほぐし、緊張を解くようにしてください。
ツボ刺激も効果があり、目頭付近にある晴明(せいめい)・目尻と眉の中心にある太陽(たいよう)も眼精疲労に効きます。軽く押すように刺激し、眼精疲労緩和に役立ててください。

1-7-2.眼科での治療法

眼科での治療は、目薬が中心となります。ドライアイには人工涙液を使う場合が多く、目の表面を保護することで改善するでしょう。ビタミンB12を配合した目薬を使う場合もあります。

2.眼精疲労と漢方について

眼精疲労の改善や治し方として、漢方も注目されるようになりました。漢方における眼精疲労の考え方などをご紹介します。

2-1.漢方における眼精疲労の考え方

漢方は中医学で、肝に着目しています。肝は血液を貯蔵する臓器で、眼精疲労が起こるのは肝から栄養がうまく循環されず、心身の不調を起こしているというのが、漢方の考え方です。

2-2.気・血・水の流れにも着目している

漢方では、気・血・水の流れに着目しており、3つの流れが正常であれば、体内が良好な状態であるという考え方を持っています。1つでもバランスが悪くなれば、眼精疲労を始め、さまざまな不調を引き起こすと考えられているのです。

3.眼精疲労に効果のある漢方薬について

眼精疲労に効果を発揮する漢方薬について見ていきましょう。

3-1.眼精疲労に効果がある漢方薬の種類

3-1-1.抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)

主成分は、柴胡(さいこ)・蒼朮(そうじゅつ)・茯苓(ぶくりょう)・当帰(とうき)・せんきゅう・かんぞう・半夏(はんげ)・ちょうとうこう・陳皮(ちんぴ)です。肝に働きかけ、吐き気や胃腸の不具合を整えます。肝を正常にすることで、眼精疲労を起こしにくい体質に変えてくれる漢方です。

3-1-2.八味地黄丸(はちみじおうがん)

主成分は、地黄(じおう)・さんしゅくゆ・山薬(さんやく)・茯苓(ぶくりょう)・ぼたんひ・たくしゃ・桂皮(けいひ)・ぶしです。気・血・水が停滞し、肝臓や腎臓への流れが悪くなっている場合、眼精疲労へと発展します。八味地黄丸は流れを整え、眼精疲労の回復につなげる漢方です。

3-2.眼精疲労に効果のある漢方に副作用は? 

漢方薬そのものは副作用が起こりにくいとされています。しかし、既往症がある方や現在服薬中の方は、事前に申し出た方がいいでしょう。薬との相乗効果や飲み合わせの悪さなどが原因となり、気分障害や肝機能低下などを招く恐れがあります。漢方薬も薬の1つと理解し、安全に服用できるように注意してください。

3-3.眼精疲労の回復が期待できる漢方薬の効果とは? 

漢方薬は全身に働きかけるため、眼精疲労回復だけではなく、体全体の免疫力向上に役立ちます。体調不良を起こしにくい強い体にすることができ、心身のバランスを整える効果も期待できるでしょう。

3-4.市販の眼精疲労に効果がある漢方薬について

漢方薬が市販でも購入できるようになり、より身近なものとなりました。しかし、漢方薬には「証」という一人ひとり異なる漢方の基準があり、証に基づいた適切な処方が求められます。市販でも一定の効果があるとはいえ、証を誤って購入した場合は、適切な効果を得られず、悪化する危険性もあるでしょう。現在処方薬を服用している方は、飲み合わせも考慮する必要があるため、安易に購入しないでください。

3-5.眼精疲労に効果がある漢方薬における注意点

漢方薬の処方を受ける際は、お薬手帳など既往症や服用中の薬がわかるように準備しておき、飲み合わせをきちんと見てもらいましょう。同じ名称でも、市販薬と処方される漢方薬では薬効に違いがある場合もあります。漢方薬を専門に扱う薬局で購入する方が理想です。

4.眼精疲労に効果のある漢方薬の飲み方・もらい方

眼精疲労が続くと、病気の可能性も心配されます。また、体の不調にもつながるため、漢方薬で早期回復を目指しましょう。正しい飲み方やもらい方をご紹介します。

4-1.眼精疲労の漢方薬は漢方薬局への相談が必要

漢方薬の知識をきちんと持ち、飲み合わせや証の判断ができる漢方薬局への相談が望ましいでしょう。証の判断はとても重要で、合わないものは効果も得られずに終わります。漢方薬局ならさまざまな症状を見てきていますから、眼精疲労の原因を特定し、今の状態に合うものを適切に処方してもらえるでしょう。

4-2.眼精疲労の漢方薬をもらう漢方薬局の選び方

カウンセリングをしっかり行い、生活習慣・処方されている薬・既往症・体質などを聞き取ることを重視している漢方薬局を選んでください。飲み合わせや普段の過ごし方について、正しいアドバイスを受けることができます。

4-3.漢方薬の飲み方における注意点

過去に漢方薬の処方を受け、長期間保管している場合があるでしょう。再び眼精疲労に悩み、同じ症状だからと古いものを服用するのは危険です。証が変わっている場合もありますし、保管期限を過ぎている場合もあります。保管期限は5年が目安となっており、保管状況が悪い場合は劣化も心配です。服用を再開する前に、漢方薬局に相談してください。

4-4.漢方薬の飲み合わせについて

漢方薬は作用も優しく、副作用が起こりにくい薬です。しかし、既往症の薬を服用している場合は、相乗効果や作用がより強く表れることもあります。飲み合わせを見てもらうことは、そうした危険を回避するために重要であり、安全に飲むために必要なことです。漢方薬局では普段飲んでいる薬との飲み合わせやサプリとの相性なども見てもらえ、安心して漢方薬の服用を開始できます。

4-5.眼精疲労の漢方薬にかかる費用は? 

漢方薬の処方実績豊富な医心堂薬局では、漢方薬の費用を一律でわかりやすくしています。

  • 煎じ薬 1万1,340円(税込み)
  • 粉薬 9,720円(税込み)

いずれも15日分の費用です。15日服用していただき、改めて証や症状を見て処方いたします。

4-6.眼精疲労の漢方薬にかんする相談窓口

漢方薬の相談は、医心堂薬局無料相談をご利用ください。無料相談は、メール・電話・来店の3つをご用意しており、ご都合のいい方法を選んでいただけます。メールは24時間以内にご返信していますので、遠方からの相談も可能です。

5.眼精疲労や漢方薬でよくある質問

眼精疲労に関する疑問や漢方薬でよくある質問をまとめました。

5-1.眼精疲労は疲れ目と同じ? 

疲れ目は休息を取ると回復するものです。眼精疲労はなかなか症状が回復しないものを指します。症状そのものは似ており、混同してしまう方も多いものです。

5-2.眼精疲労のときにツボ刺激はどのようにやるべきか? 

指の腹で押してください。心地よいと感じる強さがポイントです。数秒押して緩めるという動作を繰り返し、何度か刺激しましょう。

5-3.眼精疲労は自然治癒しない? 

休んでも回復しないのが、眼精疲労の特徴です。肩こりや頭痛など症状が進むにつれ、全身状態が悪くなる可能性もあります。漢方薬局に相談するなど、早めの対策が大切です。

5-4.眼精疲労の漢方薬を飲み始めてどのくらいで回復が感じられる? 

多くの方は、服用開始から10〜15日目で効果を実感しています。しかし、漢方薬は長期服用が必要となるため、4〜6か月の服用期間を見ておきましょう。

5-5.漢方薬を飲み始めると一時的に悪くなることがある? 

メンゲン反応と呼ばれるもので、服用開始から3日目ごろに一時的に悪くなったと感じる方もいます。メンゲン反応が起こった後は、急速に快方へと向かいますので安心してください。

6.まとめ

いかがでしたか? 眼精疲労は疲れ目とは違い、休息を取っても回復しない症状です。目の重さ・充血・痛み以外にも、頭痛・吐き気・めまいなども起こります。放置して悪化した場合は、全身状態が悪くなり、自律神経の異常も起こり得るでしょう。緑内障・ドライアイ・矯正不良などが原因となっている場合もあるため、早期に眼科を受診し、治療を開始してください。病院では目薬を使った治療がメインとなります。漢方を使った眼精疲労の治療も注目されており、気・血・水といった体内の流れを正常にする働きを持ち、目に栄養が行き届くことが改善につながるというのが漢方の考え方です。漢方薬は一人ひとり違う証の判断や体質を見ることが重要で、漢方薬局に相談して処方してもらいましょう。既往症の処方薬との飲み合わせなども見てもらうことが大切です。メールや電話でできる無料相談などを利用し、自分に合う漢方薬局を見つけてください。