【必読】子宮内膜症の悩みに漢方を! つらい症状に効く漢方の種類は?


生理の痛みがひどい・出血量が多過ぎるなどの場合は、子宮内膜症の可能性があります。女性に生まれたからには生理とは切っても切れない関係にあり、つらい症状で悩んでいる人もたくさんいるものです。そこで、今回は、子宮内膜症で悩んでいる人のために、漢方について詳しく解説します。

  1. 子宮内膜症の基礎知識を学ぼう
  2. 子宮内膜症のセルフチェック
  3. 子宮内膜症と漢方について
  4. 漢方薬局の選び方のポイント
  5. 子宮内膜症と漢方に関するよくある質問

この記事を読むことで、子宮内膜症と漢方薬についてよく分かります。生理期間を楽に過ごせ、肉体的・精神的な負担が軽くなるでしょう。まずは、記事をじっくり読んでみてください。

1.子宮内膜症の基礎知識を学ぼう

最初に、子宮内膜症の基礎知識を学びましょう。原因・メカニズム・主な症状や、なりやすい人などについて解説します。

1-1.子宮内膜と働きについて学ぼう

子宮内膜とは、子宮内部に存在し、妊娠に向けて毎月増殖します。通常は、子宮内部だけにあるものです。妊娠中は、胎児のベッド代わりになりますが、普段は月経時に、はがれ落ちて排出されます。生理周期に合わせて増殖と剝離を繰り返しているのです。

1-2.子宮内膜症とは?

子宮内膜症とは、子宮内膜に似た組織が子宮の内側以外の部分に増殖している状態です。生理のときにはがれて出血するため、大量出血となり貧血を起こすことがあります。特に、卵巣内で増殖した場合は、「チョコレート嚢腫(のうしゅ)」と呼ばれ、卵巣の腫れや痛みの原因となるので気を付けてください。子宮内膜症は、適切な治療を早期に開始することが大切です。

1-3.子宮内膜症の原因やメカニズム

先にも述べていますが、子宮内膜症の原因は、子宮内部以外の場所に子宮内膜が発生することによります。しかし、なぜ子宮以外の場所に発生するかについては、原因がハッキリしていないのです。一説によると、生理で排出するはずの子宮内膜が卵管を逆流してしまうことによると言われています。また、腹膜が何らかの理由により、子宮内膜に変化する可能性も否定できません。いずれにしても、子宮内部以外で発生・増殖・剝離を繰り返してしまうことが、子宮内膜症の症状を引き起こしているのは確かです。

1-4.子宮内膜症の主な症状

子宮内膜症の主な症状は、以下のようなものです。複数の症状に悩むケースも多く見られます。

  • 生理時の大量出血
  • ひどい生理痛
  • 下腹部痛
  • 腰痛
  • 性交痛
  • 排便痛
  • 骨盤痛
  • 貧血

1-5.子宮内膜症になりやすい人とは

以下の人は、子宮内膜症になりやすいので注意しましょう。当てはまる人は、自覚症状がないだけで、すでに子宮内膜症である可能性もあります。

  • 初潮を早く迎えた
  • 1回の月経期間が7日間以上ある
  • 月経周期が28日よりも短い
  • 脂質や糖質の多い食事を好む
  • 家族に子宮内膜症の経験を持つ人がいる
  • 妊娠・出産を未経験

1-6.子宮内膜症と不妊症の関係について

子宮内膜症があると妊娠しづらくなることがあります。子宮内膜症は、子宮や卵巣・卵管の癒着を促し、受精や着床を妨害することがあるからです。不妊で悩んでいる人は、子宮内膜症の疑いがあります。まずは、きちんと検査をし、必要に応じて治療を受けましょう。子宮内膜症を解消し、妊娠しやすい状態を作ることが大切です。

2.子宮内膜症のセルフチェック

子宮内膜症のセルフチェックをご紹介します。痛みやそのほかの症状について、客観的にチェックしてみてください。

2-1.子宮内膜症のセルフチェックをしてみよう

子宮内膜症の疑いがある人は、以下のポイントをチェックしてください。

  • 最近生理痛がひどくなった
  • 生理のたびに生理痛が強くなる
  • 生理時に頭痛や吐き気・むくみが強く出る
  • 徐々に経血量が増えてきた
  • 生理のときにレバー状のかたまりが混じった出血がある
  • 生理以外にも不正出血がある
  • 生理前後に下腹部が張る
  • 常に下腹部に鈍痛がある
  • 性交痛がある
  • 排便痛がある
  • 不妊である

数多く当てはまるほど、症状が進んでいる可能性があります。できるだけ早く婦人科を受診し、診断を受けることが必要です。

2-2.子宮内膜症の痛みについて

月経痛がひどい場合は、子宮内膜症を疑ってください。子宮内膜症は、月経痛がひどくなることが大きな特徴です。子宮内膜が異常に増殖しているため、はがれ落ちるときの痛みも増します。人によっては、痛さに我慢できずに寝込んでしまうこともあるほどです。症状が悪化するにつれて痛みも増すため、以前と比較してひどくなったときはすぐに受診してください。

2-3.子宮内膜症のそのほかの症状

子宮内膜症になると、精神的に不安定になる人がいます。女性にとって生理は、感情のバイオリズムと一致しているため、子宮内膜症の症状がひどくなるとうつ状態になることがあるからです。常に下腹部がスッキリしないため、ゆううつな気分から抜け出すことができません。子宮内膜症は、体の不調だけでなく心の不調にも大きくかかわっているのです。

3.子宮内膜症と漢方について

子宮内膜症と漢方について学びましょう。治療の考えや漢方薬の種類・効果や副作用など詳しく解説します。

3-1.漢方における子宮内膜症の考え方について

漢方では、子宮内膜症になる場合は、血液の流れに問題があると考えます。血液の流れが滞る「於血(おけつ)」や血の量の不足による「血虚(けっきょ)」の状態が、子宮内膜に影響を与えていると考えるのです。漢方では、足りない部分を補うという考えにより、血行不良を改善することで子宮内膜症の症状を改善できるとします。西洋医学では、あくまでも症状を直接改善することに力を入れている点に違いがあるのです。漢方は投薬治療が主体ですが、西洋医学では場合によって外科手術も行います。

3-2.子宮内膜症に効くとされる漢方薬は?

子宮内膜症に効くとされる漢方薬には、主に以下のようなものがあります。漢方薬局に相談し、体質や症状に合ったものを処方してもらいましょう。

  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):血行不良を改善し、血や水の巡りをよくする
  • 加味逍遙散(かみしょうようさん):血を増やし、自律神経を調整する
  • 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):血行不良を改善し、体の冷えを取る

3-3.漢方薬の効果について

漢方薬の効果は、西洋薬と比べて穏やかな現れ方となります。そのため、短期間に劇的な変化を感じにくいのも事実です。しかし、体に大きな負担がかかりにくいため、長い目で見ると好ましいといえます。最低1か月以上は飲み続けて様子を見てください。体質や症状に合ったものであれば、時間が経過するほどに効果を感じることができます。ただし、何も変化がないときは、漢方薬局に相談してください。

3-4.子宮内膜症に漢方を使用するときの注意点

すでに婦人科などを受診している場合、治療薬の処方を受けているケースがあります。子宮内膜症の症状改善に漢方を使用するときは、ほかの治療薬との飲み合わせに注意してください。漢方薬局の薬剤師に相談することで病院のお薬との併用で起こる副作用を軽減することができます。自分の判断で服用せず、まずはご相談ください。

4.漢方薬局の選び方のポイント

漢方薬局の選び方について詳しく解説します。信頼できる漢方薬局を選び、最適な処方を受けましょう。

4-1.まずは漢方薬局に相談しよう

漢方薬を使ってみたいときは、まずは漢方薬局に相談してください。漢方薬局には、漢方に豊富な知識を持った薬剤師がいるはずです。プロの視点と経験によって、症状や体質に合った漢方を処方してくれます。漢方薬は、個人によって、合う・合わないの差が出やすいものです。丁寧なカウンセリングと診断ができるところに依頼してください。

4-2.信頼できる漢方薬局の選び方

漢方薬局を選ぶときは、主に以下のポイントを参考にすると間違いがありません。

  • 豊富な実績を持っている
  • 漢方薬の知識に詳しい薬剤師・販売員がいる
  • 個人の悩みや症状・体質に合った処方をしている
  • カウンセリングが丁寧で感じがよい
  • 価格設定がリーズナブル
  • 1回に大量の漢方薬を処方しない
  • 顧客からの信頼が厚い
  • アフターフォローがしっかりしている
  • 通いやすい立地もしくは通販に対応している

なお、当医心堂薬局でも、子宮内膜症でお悩みの方のために、体質や症状に合った処方をお受けしています。まずは、お問い合わせからご利用ください。

4-3.漢方薬局の選び方に関する注意点

知名度だけで漢方薬局を選ぶことはやめましょう。大手であっても、対応などに不安が残るところで処方を受けてはいけません。また、安さを前面に出してくるところもやめましょう。デリケートな悩みを安心して相談するためにも、信頼度を第一に考えて選んでください。インターネットなどで顧客からの評判をチェックするのもいい方法です。

5.子宮内膜症と漢方に関するよくある質問

最後に、子宮内膜症と漢方に関するよくある質問に回答します。ほかの人が悩んでいる内容も参考にしてください。

5-1.妊娠をすると子宮内膜症が治るのは本当ですか?

妊娠期間中は、子宮内膜の増殖を促すエストロゲンの分泌が少なくなります。従って、子宮内膜症の症状が出にくくなるのは本当です。妊娠・出産を経て症状が出なくなった人も多く存在します。しかし、再度子宮内膜症を発症する人もいるのです。遺伝要素の強い人は、特に注意し、定期的なチェックを欠かさないようにしてください。

5-2.子宮内膜症を放置した場合はどうなるのですか?

子宮内膜は、生理が続く限り増殖を繰り返すことになります。従って、症状が悪化するので放置してはいけません。将来、妊娠しづらくなる可能性もあります。また、子宮内膜症から卵管癒着など、ほかの病気の引き金になることもあるのです。子宮内膜症が発覚したら速やかに治療を開始してください。

5-3.10代の若さでも子宮内膜症になりますか?

10代でも、子宮内膜症を発症することはあります。特に、初潮が早かった場合は、リスクが高まるので油断できません。10代は、症状が急激に広がりやすい傾向があるため、早期治療開始がカギになります。若いから大丈夫とか、そのうち治るだろうという考えはやめてください。

5-4.閉経後でも子宮内膜症の心配はあるのでしょうか?

閉経後は、エストロゲンの分泌が少なくなるため、子宮内膜症の症状も徐々に軽くなっていきます。生理のたびに痛みなどで悩んでいた人にとっては、朗報です。ただし、急激に症状が改善するわけではありません。閉経後でも気になる症状が続く場合は、婦人科で検査を受けましょう。

5-5.子宮内膜症の漢方薬は数年飲み続けて大丈夫ですか?

まずは、数か月程度を目安に飲むことを考えてください。症状が軽くなれば、飲まなくてよくなる可能性もあります。また、体質に合うかどうかの見極めも必要です。飲み続けているうちに、体質が変わる・症状が軽くなるなどの変化が出た場合、漢方薬の種類や量を変更することもあります。いずれにしても、現時点では数年飲み続けて大丈夫とは断言できません。状況に合わせて最適な処方を受けていきましょう。

まとめ

今回は、子宮内膜症と漢方について詳しく解説しました。子宮内膜症は、女性ならではの病気として多くの人が悩んでいるものです。婦人科にて適切な治療を受けるほか、漢方で体質改善を行う方法もあります。信頼できる漢方薬局に相談して、つらい症状を撃退しましょう。体に大きな負担をかけることなく、安心です。漢方薬の効果が出れば、生理のたびのつらさが解消できて楽しい毎日を送ることができますよ。