ホルモン治療の副作用とは? 不妊で悩む人必見の5項目を紹介!


ホルモン治療の副作用について、心配に思っている人は多いでしょう。不妊に対するホルモン治療には、副作用があるといわれています。不妊の原因にはホルモンの分泌異常が関係していることが多く、ホルモン治療によって妊娠しやすい体にすることが可能です。しかし、気になるのが副作用でしょう。ホルモン治療による副作用の報告は多く「つらい思いをしたくない」という理由から治療を選択しない人もいます。そこで、今回は漢方による不妊の改善方法とともに、ホルモン治療の副作用について考えてみましょう。

  1. ホルモン治療の基礎知識
  2. ホルモン治療の副作用について
  3. 不妊治療と漢方について
  4. 漢方薬の選び方
  5. ホルモン治療と漢方薬に関するよくある質問

この記事を読むことで、ホルモン治療の副作用や漢方による不妊改善効果について知ることができるはずです。

1.ホルモン治療の基礎知識

まずは、ホルモン治療について解説します。

1-1.ホルモン治療とは?

ホルモン治療とは、ホルモン剤を使用してホルモンの分泌を促進または抑制することをいいます。即効性に優れているというメリットがある反面、副作用の心配が大きいのがその特徴です。そのため、健康状態によってはこの治療法を選択できない場合もあります。

1-2.どんな場合に使われるのか?

ホルモン治療は、ガンや不妊治療、更年期障害の治療などに用いられる治療法です。

1-2-1.ガン

ガン細胞が増殖するのを抑える全身治療として、ホルモン治療が行われます。たとえば、乳ガンには女性ホルモンの影響を受けて増殖が促進されるものもあり、ホルモン剤によって女性ホルモンの働きを妨げることが可能です。

1-2-2.不妊治療

不妊治療において、体内のホルモンバランスを調整し妊娠しやすい体に近づけるため、ホルモン治療が行われることもあります。不妊の原因には排卵障害や着床障害などホルモン分泌の異常がかかわっている場合が多く、ホルモン治療によって大きな効果を発揮すると考えられているのです。

1-2-3.更年期障害

更年期障害においても根本治療であると考えられているのが、ホルモン治療です。女性は閉経が近づくと卵巣機能が低下して女性ホルモンの分泌量が減少します。ホルモン治療によってホルモンを補充することで、その変化をゆるやかなものにするのが目的です。また、同時にアルツハイマー病や骨粗しょう症などの発症を予防する効果もあるといわれています。

1-3.種類と効果

病気や症状に合わせて、使用するホルモン剤の種類は異なります。不妊治療においては「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2種類のホルモン剤が使用されるのが一般的です。「エストロゲン」は排卵前に分泌量が増えて卵巣と子宮内膜の成長を促す効果があり、「プロゲステロン」は排卵後に分泌量が増えて子宮内膜の厚みを維持する効果があります。そのほかにも、月経不順や月経前症候群の治療には「ピル」が使用されることが多いでしょう。

1-4.最近の傾向

最近の傾向としては、ホルモン治療による副作用に注目が集まっています。副作用はホルモン剤の種類によってもさまざまなものがあり、程度や症状は人それぞれです。しかし、中にはうつなどの精神的な症状を引き起こすケースもあり、途中で治療をやめてしまう人も珍しくありません。ホルモン治療による副作用について、事前にしっかりと把握しておくべきでしょう。

2.ホルモン治療の副作用について

ホルモン治療にはどのような副作用があるのでしょうか。ホルモン治療のメリットやデメリット・注意点もまとめてご紹介します。

2-1.どんな副作用があるのか?

不妊治療で使われるホルモン剤において、以下のような副作用が報告されています。

  • 排卵誘発剤:多胎妊娠・卵巣過剰刺激症候群・頭痛・吐き気
  • 排卵抑制剤:不正出血・骨粗しょう症・肩こり・ほてり
  • 卵巣ホルモン剤:食欲不振・吐き気・脱毛・じんましん
  • 黄体ホルモン剤:吐き気・頭痛・精神不安
  • 卵胞・黄体ホルモン剤:吐き気・むくみ・頭痛・だるさ

2-2.メリットとデメリット

ホルモン治療のメリットは、即効性があり高い効果が期待できるという点です。ホルモン異常が原因で起こっている不妊に対して、効果的に働いてくれます。デメリットは、やはり副作用の問題でしょう。上記で紹介したように、ホルモン剤の種類によってさまざまな副作用が報告されています。また、投与量が適切でないとかえってホルモンバランスが乱れてしまうこともあるため、十分注意が必要です。

2-3.注意点

副作用の現れ方には個人差があります。程度や症状によっては薬の切り替えを選択する必要があるでしょう。しかし、どのような副作用がどの程度現れるかは、治療を始めてみなければ分からないことです。医師との信頼関係をしっかりと築き、相談しながら薬の量を調節していくことをおすすめします。

3.不妊治療と漢方について

ホルモン治療同様、漢方を使用する方法も不妊治療の一つとして選択可能です。その考え方や効果的な漢方薬についてまとめました。

3-1.漢方における不妊の考え方とは?

西洋医学の場合、病気や症状の原因を特定してその原因に合った治療をします。しかし、漢方医学の考え方は違い、患者の全身状態を見て体質を改善することを目的としているのです。たとえば、不妊の原因がホルモンバランスの乱れであれば、漢方薬によって全身の調子を整え、ホルモンの分泌を正常にしようと試みます。不妊症の原因にはホルモンバランスの乱れ以外にも冷えや血流の低下・消化機能の低下などがあるでしょう。そういった妊娠力低下の要因になるものを改善し「妊娠しやすい体」を作ることが大切であると考えられているのです。

3-2.効果的な漢方薬

不妊に効果があるとされている漢方薬をいくつかご紹介しましょう。

3-2-1.当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

当帰(とうき)や芍薬(しゃくやく)・茯苓(ぶくりょう)などの生薬が配合されており、血の巡りをよくする効果があります。冷えや血流を改善し、自律神経を整えてホルモンバランスを正常化することで、妊娠しやすい体を作ることが可能です。

3-2-2.半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

半夏(はんげ)・厚朴(こうぼく)・蘇葉(そよう)などの生薬が配合されており、精神安定作用や鎮静作用があります。不妊治療中のストレスや不安を解消できる漢方薬としておすすめです。

3-2-3.桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

桂皮(けいひ)・芍薬(しゃくやく)・牡丹皮(ぼたんぴ)などの生薬が配合されている漢方薬で、滞っている血液の流れをよくし、冷えを改善する効果があります。ホルモンバランスの乱れを改善し、子宮内膜症や月経不順など女性特有の症状にも効果的です。

3-3.注意点

前述したとおり、漢方における不妊治療では「妊娠しやすい体」に整えることを目的としています。体質の改善にはある程度の時間が必要です。ホルモンを補充したり抑制したりするホルモン治療とは違い、効果が現れるまで時間がかかるものもあるということを覚えておきましょう。

4.漢方薬の選び方

漢方薬の選び方について、体質チェック法や相談先などをご紹介しましょう。

4-1.選び方と体質チェック

漢方薬を選ぶ前に、まず自分の体質を見極めることが大切です。漢方医学における「体質」は「気」「血」「水」のバランスによって以下のようなタイプに分けられます。

  • 血虚:血液が不足しているタイプ。疲れやすく集中力がない・めまいや立ちくらみが多い
  • 瘀血:血流が悪いタイプ。落ち込みやすく慢性的な頭痛や肩こりがある・生理痛がひどい
  • 気虚:エネルギーが不足しているタイプ。食が細い・やる気が出ない・風邪をひきやすい
  • 気滞:気の巡りが悪いタイプ。ストレスに弱い・冷えやのぼせがある
  • 腎虚:腎が弱っているタイプ。慢性的な疲労感・抜け毛や白髪・頻尿・耳鳴りやめまい
  • 陽虚:冷えタイプ。手足がいつも冷たい・下半身が冷えやすい・顔色が青白い
  • 実熱:熱がこもりやすいタイプ。喉が渇きやすい・汗をかきやすい・目が充血している

4-2.漢方薬局に相談しよう!

自分がどのタイプに当てはまるのか、どんな漢方薬を選ぶべきなのか、判断するのが難しい人も多いでしょう。そんなときは、自己判断せずに漢方薬局に相談することをおすすめします。「医心堂薬局」では、患者さん一人一人に合った漢方薬の選び方について電話やメールでも無料相談を受け付けているため、ぜひご利用ください。あなたに最適な漢方薬をお選びいたします。

5.ホルモン治療や漢方薬に関するよくある質問

「ホルモン治療や漢方薬について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

5-1.どのような場合に「不妊症」と診断されることになりますか?

A.一般的に、避妊せずに1年以上経過しても子供ができない場合、不妊症と定義されます。

5-2.ホルモン治療と漢方による治療をどのように使い分けたらよいでしょうか?

A.ホルモン治療を終了していくときに、漢方薬に切り替えていくという方法もあります。症状の程度を見ながら使い分けていくとよいでしょう。ただし、必ず専門医に相談しながら行ってください。

5-3.原因が分からない不妊にも、漢方は効果がありますか?

A.検査の結果、不妊の原因が特に見当たらない「機能性不妊」の人もたくさんいます。漢方は体を整えることを目的としているため、機能性不妊の場合でも取り入れられるのが特徴です。

5-4.漢方薬といえば苦いイメージがあります。どのように飲めばよいですか?

最初は飲みにくさを感じますが、数日で慣れてくるはずです。煎じて飲む場合は、はちみつを少量入れて甘みをつけて飲むとよいでしょう。

5-5.漢方薬の値段はどのくらいですか?

医師の処方せんがない場合、漢方薬は保険適用外になります。「医心堂薬局」では、15日分を一律11,340円で販売中です。

まとめ

いかがでしたか? 不妊に対するホルモン治療や漢方治療について詳しくご紹介しました。ホルモン治療には即効性がある反面、強い副作用の心配があることで知られています。そのため、医師と相談しながら慎重に進めていく必要があるでしょう。漢方薬による治療を併用するなど、自分に合った治療法を見つけてください。