しもやけの症状を漢方で改善したい! 漢方の服用がおすすめな人とは?


しもやけは、冬の気温さが原因で起きる血流障害の一種です。子どもがなりやすいものというイメージがありますが、大人でも毎年のようにしもやけになり、かゆみに悩んでいる人も多いことでしょう。また、冷え性の人はしもやけになりやすい傾向があります。

そこで今回は、漢方によるしもやけの改善方法や予防方法を紹介しましょう。

  1. しもやけの基礎知識
  2. しもやけの対処方法
  3. 漢方を利用したしもやけの改善方法
  4. 漢方薬局を利用してみよう
  5. しもやけや漢方薬に関するよくある質問
  6. おわりに

この記事を読めば、しもやけの予防方法などもよく分かりますよ。毎年冬になるとしもやけに悩んでいるという人は、ぜひ読んでみてください。

1.しもやけの基礎知識

はじめに、しもやけの原因や症状などを解説します。何が原因でしもやけが起こるのでしょうか?

1-1.しもやけとは何か

しもやけは、血流障害の一種です。私たちの体は体温調節の機能が備わっており、暑くなると血管が拡大して体内の熱を放出し、寒ければ収縮して熱の発散を防ぎます。冬になると屋外と屋内の気温差が激しくなり、血管は拡大と収縮を頻繁にくり返すようになるでしょう。

すると、血液の循環に支障が出て赤く腫れたりかゆみがでたりします。特に、手足の先や耳、かかとなど体の末端部分に支障が出やすく、しもやけになりやすいのです。

1-2.しもやけができる時期

しもやけは、1日の気温差が10℃以上になると起こりやすくなります。ですから、冬だけでなく晩秋から冬の初め、冬から春にかけても起こりやすいでしょう。また、暖かな室内と冷えた戸外を頻繁に行き来していても起こりやすくなります。

1-3.しもやけができやすい人

しもやけは、冷え性で手足の末端が冷えやすい人や、汗をかきやすい人に起こりやすいものです。汗をかいたまま冷たい戸外へ出ると、一気に体温が奪われて血流に支障が出ます。子どもがしもやけになりやすいのは、汗をかきやすいせいもあるでしょう。また、大人でも多汗症など汗をかきやすい人や冷え性の人は、しもやけになりやすい傾向があります。

2.しもやけの対処方法

この項では、しもやけの対処方法を解説します。どのような治療方法があるのでしょうか?

2-1.自分で行う対処方法

しもやけになってかゆみや赤み、腫れなどが起こった場合は保湿と血行促進を行いましょう。保湿成分や、炎症を抑える成分の入ったクリームを塗ったり、しもやけの部分をマッサージするのが効果的です。また、ビタミンEは血行促進効果が期待できます。ビタミンEを多く含む食品には、緑茶やナッツなどがあり、温かい緑茶を毎日飲むのも効果的です。

なお、皮膚に水分がついていると、しもやけになりやすくなります。汗をかいたらこまめに拭きましょう。

2-2.しもやけを予防する方法

しもやけを予防するには、以下のような方法が効果的です。

  • 外に出る時は厚手の手袋や靴下をはき、血管の収縮を防ぐ
  • ショウガなど体を内部から温める食材を取り、体を冷やさない
  • 手足をマッサージして血行の促進を心がける
  • 手足に水分がついたら必ず拭く
  • 寒い日は短時間でも外気に皮膚をさらさない

2-3.病院を受診すべき症状

しもやけは重症化すると、真っ赤に腫れ上がったりひどいかゆみを伴うこともあります。こうなったら皮膚科を受診しましょう。特に、子どもの場合はかゆみが強いとかきむしってしまいます。そうなると感染症の危険があるので早めに皮膚科を受診してください。しもやけだと思ったら別の病気だったということもあります。

なお、普段しもやけになったことのない人が急にひどいしもやけになった場合や、春や秋にしもやけになった場合は、別の病気が隠れている可能性もあるので、至急皮膚科を受診してください。

ひどいしもやけになってしまった場合、マッサージをしてはいけません。

3.漢方を利用したしもやけの改善方法

この項では、漢方薬を利用したしもやけの改善方法を解説します。

3-1.東洋医学におけるしもやけの考え方

東洋医学とは、中国を中心に発展してきた医学です。東洋医学では、体を「血」「気(生命エネルギー)」「水(血以外の体液)」が規則正しく巡っていることが、健康の証と考えています。病気になると、この3つの循環が乱れたり不足したり、逆に増えすぎたりするのです。しもやけは、血虚(けっきょ)といい血が不足していることが原因と考えます。ですから、漢方薬で血を増やし、症状の改善や予防を試みるのです。

3-2.漢方薬を利用するメリット

漢方薬とは、生薬と呼ばれる自然の草木や鉱物などを原料としいる薬で、化学合成された薬に比べると副作用が出にくく、長期間服薬できます。そのため、病院の薬では治療が難しい冷え性などの体質を改善する効果も期待できるでしょう。前述したように、冷え性の人はしもやけになりやすい傾向があります。そのため、漢方薬で冷え性を改善すれば、しもやけの症状改善だけでなく、予防にも効果が期待できるでしょう。

3-3.しもやけの治療によく使われる漢方薬

しもやけの治療には、冷え性の改善に効果的な当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)や、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、温経湯(うんけいとう)などが用いられます。温経湯は月経不順の改善にも用いられるので、「冷え性で月経不順」という人にもおすすめです。

なお、漢方薬は子どもでも服薬できます。しかし、苦みがあるのであまり低年齢の子どもには飲むのが難しいでしょう。思春期くらいの年齢で、手足の冷えやしもやけに悩んでいる子どもは服用してみてください。

4.漢方薬局を利用してみよう

しもやけの症状改善効果が期待できる漢方薬は、ドラッグストアでも販売されています。しかし、調剤済みの漢方薬は万人に効果が出るように調整されているので、人によってはあまり効果が実感できないこともあるでしょう。

漢方薬局は、漢方薬を専門に調合・販売している薬局です。漢方薬に詳しい薬剤師が常駐しており、顧客の症状や体質・経過などを詳しく聞いて、体調や体質にあった漢方薬を処方してくれます。本腰を入れて冷え性の改善をしたいという人は、ぜひ利用してみましょう。初めて利用する場合は、相談窓口がある薬局がおすすめです。

医心堂薬局でも、メールや電話(0120-88-9301)で漢方薬の相談を受け付けていますので、お気軽にご利用ください。日常生活・食生活などをお聞きして、しもやけの原因を探り、改善法や自己管理の方法についてアドバイスいたします。無理に商品をすすめることはしませんので、ご安心ください。

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5.しもやけや漢方薬に関するよくある質問

Q.漢方薬は病院で処方されている薬と一緒に服用はできますか?
A.併用を希望する場合は、必ずお薬手帳を漢方薬局に持参し、薬剤師に相談しましょう。漢方薬はれっきとした薬ですから、素人判断で飲むと副作用が出ることがあります。

Q.漢方薬に軟膏(なんこう)はありませんか?
A.紫雲膏(しうんこう)という軟膏があり、こちらも、しもやけの症状改善効果が期待できます。

Q.漢方薬はいつ服用すればいいですか?
A.食間といって、食事の30分前以上、食後2~3時間後に服用してください。

Q.漢方薬はどこに保管しておけばいいですか?
A.直射日光の当たらない涼しい場所に置いておき、期限を守って使用してください。

6.おわりに

いかがでしたか? 今回は、しもやけの症状を改善する効果が期待できる漢方薬について解説しました。毎年つらい冷えとしもやけに悩まされているという人は、漢方薬を服用すると症状が改善する可能性があります。一度試してみてください。

監修者

医心堂薬局 店主 佐竹康秀

佐竹 康秀
医心堂薬局 店主

薬剤師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

星薬科大学を卒業後、漢方の道へ。同時に鍼灸の勉強も開始。平成4年に医心堂薬局を開局。漢方歴33年・鍼灸歴30年
「それは本当に患者様のためですか?」を常に考え治療をしている。

医心堂薬局総本店店 石川篤

石川 篤
医心堂薬局総本店 店長

薬剤師・日本漢方連盟会員・生活習慣病予防士

東京薬科大学卒業/漢方歴24年
「お客様の笑顔」を創出するため、漢方だけでなく食事・考え方など、一人一人に合ったアドバイスを提供。医師・薬剤師を対象とした漢方講座も行っている。