妊娠しやすい体を作りたい! 漢方を効果的に使う方法は?


現在は、7組に1組のカップルが不妊で悩んでいると言われています。妊娠しやすい体を作る「妊活」という言葉も生まれ、サプリメントや健康食品などを試している人もいるでしょう。また、妊娠しやすい体を作る効果が期待できる漢方薬もあります。

そこで、今回は妊娠しやすい体を作る方法を紹介しましょう。

  1. 妊娠に関する基礎知識
  2. 妊娠しやすい体を作る方法は?
  3. 漢方薬を妊活に取り入れる方法
  4. 漢方薬の購入方法や飲み方
  5. 妊娠しやすい体に関するよくある質問
  6. おわりに

この記事を読めば、妊活の方法がよく分かりますよ。妊活を始めようと考えている人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.妊娠に関する基礎知識

はじめに、妊娠のメカニズムや妊娠しやすい時期など、妊娠に関する基礎知識を解説します。

1-1.妊娠するメカニズム

妊娠とは、女性の卵巣から排出された卵子に男性の精子が受精し、子宮内に着床した状態のことです。卵子は卵巣から排出されてから24時間程度しか生きられません。一方、精子の寿命は約72時間です。つまり、妊娠を望む場合は、女性が排卵した後すぐに性交をするか、性交後72時間以内に女性が排卵する必要があります。

1-2.妊娠可能な年齢

女性は閉経していなければ妊娠できると思われていましたが、35歳を過ぎると卵子の老化が始まり、妊娠を継続する「黄体ホルモン」の分泌量も低下します。そのため、体が完成する20~34歳までが妊娠適齢期とされているのです。しかし、現在の日本では、第一子の平均出産年齢が30歳とかなり高めであり、複数子どもが欲しい人は早めに妊活を行った方がいいでしょう。

1-3.妊娠しやすい体とは?

前述したように、妊娠できる期間は限られています。それを計算する目安となるのが生理周期です。月経が終わるとしばらく体温が低い「低温期」が続き、15日目前後に体温が高くなります(高温期)。この体温の切り変わりが、排卵された合図です。そして、高温期が13日ほど続くと再び月経になります。この体温のサイクルが規則正しければ、排卵も正常ですし、妊娠もしやすいでしょう。そのため、病院へ不妊治療の相談に行くと基礎体温の提出を求められるのです。

一方、男性は精子の状態を顕微鏡で確かめれば、正常か妊娠が難しいかがすぐに分かります。女性の生理周期が規則正しいのに、妊娠しない場合は、男性も検査を行いましょう。

2.妊娠しやすい体を作る方法は?

この項では、妊娠しやすい体を作る方法を解説します。ぜひ、参考にしてください。

2-1.基礎体温をつけてみる

自分が妊娠しやすい体か知るためには、基礎体温をつければある程度分かります。低温期と高温期の境目がはっきりしないなど、問題がありそうな場合は、早めに産婦人科に相談することも大切です。また、基礎体温は朝起きてすぐに測定しますが、できるだけ毎日同じ時間に測りましょう。つまり、基礎体温をつけることによって自然と規則正しい生活習慣も身につけられます。

2-2.食生活や生活習慣の改善

妊娠しにくい人は、生活習慣や食生活が乱れている可能性があります。特に、寝る時間が不規則で、暴飲暴食などでストレスを解消している人は、要注意です。食生活や生活習慣が乱れると女性ホルモンの分泌も乱れ、生理周期も安定しません。また、睡眠不足はそれ自体がストレスになります。妊娠しやすい体を作りたい場合は、睡眠時間をしっかりと確保しましょう。

2-3.ストレス解消方法を見つける

ストレスは妊娠の大敵です。過度なストレスがかかれば自律神経や女性ホルモンの分泌が乱れ、生理不順になることもあります。妊活や不妊治療をしている場合は、それ自体がストレスになることもあるでしょう。ですから、適度なストレス解消方法を見つけることが大切です。適度にスポーツをするのもいいでしょう。ただし、暴飲暴食・喫煙・過度の飲酒は体に負担がかかりすぎるので、妊活中のストレス解消には利用してはいけません。

2-4.冷やさない

体を冷やすと血流がとどこおり、生理痛がひどくなったり生理周期が乱れたりします。現在は空調が発達しているので、夏でも冷房が強いところでは、体が冷えることも珍しくありません。特に、足先やお腹が冷えると冷え性になりやすいので、腹巻きや靴下などで保温することが大切です。また、飲みものや食べものにも気を配りましょう。

3.漢方薬を妊活に取り入れる方法

この項では、漢方薬を妊活に取り入れる方法を紹介します。どのような漢方薬が妊活に用いられるのでしょうか?

3-1.東洋医学と漢方薬について

西洋医学に対し、中国を中心に東アジア一帯で発展してきた医学を東洋医学と言います。東洋医学では体内を生命エネルギーである「気」と「血」、血以外の体液である「水」が規則正しく体内を巡り、健康を維持しているという考え方です。東洋医学における病気とは、気・血・水のバランスが崩れたり、不足や過分が起こったりする状態のことで、漢方薬を利用してこれらが再び規則正しく体内を巡るよう、改善を試みます。

東洋医学では、下半身に気が足らない(気虚)、血がとどこおっている(お血)、下半身に血が十分に巡っていない(血虚)といった状態になると妊娠しにくくなると考えているのです。

3-2.漢方薬の特徴

漢方薬は、生薬と呼ばれる自然の草木や鉱物などを原料としており、病院で処方される化学合成された薬に比べると、副作用が出にくいのが特徴です。また、長期間飲み続けることを前提に作られるので、貧血・生理不順・冷え性など、体質と判断されがちで、根本的な治療方法のない体の不調を改善する効果も期待できます。

その反面、即効性は期待できません。2週間~1か月くらい飲み続けないと効果が出ないので、痛みや身体の不調をすぐに改善したいという場合は、病院で処方された薬を利用した方がいいでしょう。

3-3.妊活に効果が期待できる漢方薬とは?

妊娠しやすい体を作る効果が期待できる漢方薬は、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)や温経湯(うんけいとう)などが代表的なものです。冷え性や生理不順を解消する効果のほか、精神を落ちつかせる効果も期待できるでしょう。たとえば、仕事などでストレスがたまっている状態や生理周期が乱れている場合は、これらの漢方を使えば、症状が改善する可能性があります。その結果、妊娠しやすい体になる可能性があるでしょう。

4.漢方薬の購入方法や飲み方

この項では、漢方薬の購入方法や飲み方を解説します。ぜひ、参考にしてください。

4-1.漢方薬を購入する方法

漢方薬を病院で処方してもらったり、ドラッグストアで購入したりすることもできます。しかし、病院やドラッグストアの漢方薬は万人に効果が出るように調合されたものです。そのため、人によっては効果が出にくいこともあります。自分の症状や体質にあった漢方薬を購入したいときは、漢方薬局を利用しましょう。

4-2.漢方薬局の利用方法

漢方薬局とは、漢方薬を専門に調合・販売している薬局です。漢方薬に詳しい薬剤師が、症状や体質・経過などを詳しく聞いて、その人に合った漢方薬を調合してくれます。今は、妊活相談を受けている漢方薬局もありますので、近所に妊活相談をしている漢方薬局があるという場合は、利用してみましょう。

医心堂薬局では、直接お店に来ていただかなくても、メールや電話(0120-88-9301)で漢方薬の相談を受け付けています。症状や体質をお聞きし、あなたにぴったりの漢方薬をご紹介することができるので、近場に漢方薬局がないという場合も利用してみてください。

医心堂薬局 無料相談のお申し込み
http://www.ishindo.net/無料相談のお申し込み.html

4-3.漢方薬を利用する際の注意点

漢方薬はれっきとした薬です。飲み合わせによっては副作用が起きることもあるので、すでに薬を服用している人は、漢方薬局へお薬手帳を持参してください。また、漢方薬局で処方された漢方薬は同じ症状で悩んでいる人でも、共有はできません。薬は風通しがよく直射日光が当たらない場所で保管し、期限内に飲み切りましょう。

5.妊娠しやすい体に関するよくある質問

Q.妊活はできるだけ早く開始した方がいいのでしょうか?
A.はい。年齢が上がると健康な人でも妊娠しにくくなります。妊娠を望んでいる場合はできるだけ早く活動を始めましょう。

Q.男性でも妊活をした方がいいのですか?
A.はい。男性でも冷えやストレスが不妊の原因になります。できれば夫婦そろって妊活をすれば、より効果が期待できるのです。

Q.妊活の最中は飲酒しない方がいいのでしょうか?
A.無理に禁酒する必要はありませんが、飲みすぎはダメです。リラックスできる程度にとどめておきましょう。

Q.ヨガなどは妊娠に効果的なのですか?
A.運動は血流の改善やストレス解消などにも役立ちますので、ある程度妊活に効果的でしょう。特に、体力がない人は運動をすると丈夫にもなります。

Q.不妊には必ず原因があるのでしょうか?
A.いいえ。男女とも体の機能には全く問題がないのに、なぜか妊娠しないというカップルも珍しくありません。また、ストレスが原因の場合は、肉体的な症状が出ないこともあります。

6.おわりに

いかがでしたか? 今回は妊娠しやすい体を作る方法を解説しました。現在は、女性も男性並みに仕事をすることが当たり前となり、妊活が始められる年齢も上がってきています。40歳以上になっても問題なく妊娠できる人もいますが、早めに妊活を始めた方が効果的です。ストレスがかかりすぎないように注意して、生活習慣や食生活を改め、冷え性の改善などを心がけましょう。そうすれば、不安定な生理周期が安定し、妊娠しやすい体になる可能性があります。また、男性も同じように妊活を心がけましょう。

監修者

医心堂薬局 店主 佐竹康秀

佐竹 康秀
医心堂薬局 店主

薬剤師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

星薬科大学を卒業後、漢方の道へ。同時に鍼灸の勉強も開始。平成4年に医心堂薬局を開局。漢方歴33年・鍼灸歴30年
「それは本当に患者様のためですか?」を常に考え治療をしている。

医心堂薬局総本店店 石川篤

石川 篤
医心堂薬局総本店 店長

薬剤師・日本漢方連盟会員・生活習慣病予防士

東京薬科大学卒業/漢方歴24年
「お客様の笑顔」を創出するため、漢方だけでなく食事・考え方など、一人一人に合ったアドバイスを提供。医師・薬剤師を対象とした漢方講座も行っている。