花粉症の原因になる花粉にはどんな種類がある? 飛散時期や種類を徹底解説


花粉症に悩まされている方は多いと思います。目のかゆみ・鼻水・喉の違和感など、花粉症はさまざまな症状を伴うものです。花粉が飛散する時期は、過ごしにくさを感じることでしょう。実は、アレルゲンとなる花粉には種類があり、人によって反応するものが違うのが特徴です。花粉の飛散時期を覚えておき、対策を整えましょう。花粉の種類を調べる方法や、対処法を身につけることが大切です。

今回は、花粉の種類や時期についてご紹介します。

  1. 花粉症を引き起こす花粉の種類は?
  2. 花粉の飛散時期や飛散量について
  3. 花粉の種類を調べるには?
  4. 花粉症と漢方について
  5. 漢方薬の相談・もらい方
  6. 花粉症でよくある質問
  7. まとめ

この記事を読むことで、花粉の種類がよく分かります。花粉症には漢方を使った治療も行われており、体質改善などにも役立つでしょう。花粉症への知識を深めてください。

1. 花粉症を引き起こす花粉の種類は?

まず、花粉にはどのような種類があるのか、季節や月別の種類を見ていきましょう。

1-1.どんなものがあるのか?

花粉には、木本花粉(もくほんかふん)と草本花粉(そうほんかふん)の2種類があります。木本花粉は木から飛散し、草本花粉は草から飛散するものです。アレルギーを引き起こす代表的なものには、ハンノキ・スギ・ヒノキ・イネ・シラカンバ・ブタクサ・ヨモギ・イネ科(カモガヤ)などがあります。

1-2.季節または月別の種類

季節や月別の種類をご紹介します。

1-2-1.季節別

  • 冬〜春:スギ・ヒノキ
  • 夏:カモガヤ
  • 秋:ブタクサ・ヨモギ

1-2-2.月別

  • 2〜6月 :ハンノキ・スギ・ヒノキ・シラカンバ・ブタクサ
  • 8〜10月:ブタクサ・ヨモギ
  • 9〜12月:スギ

1-3.地域別の種類・特徴

地域別の種類や特徴を見ていきましょう。

1-3-1.北海道

北海道では、以下のように花粉が飛散します。

  • シラカンバ:4〜6月
  • ヒノキ:5〜6月
  • スギ:3〜5月
  • イネ科(カモガヤ):5〜9月
  • ブタクサ・ヨモギ:8〜9月

北海道では、ブタクサやスギは少なめです。

1-3-2.東北

東北地方の花粉飛散時期をご紹介します。

  • ヒノキ:3〜5月
  • スギ:1〜6月・9〜12月
  • イネ科(カモガヤ):4〜10月
  • ブタクサ・ヨモギ:8〜9月​
  • シラカンバ:4〜6月

ブタクサやヨモギは、9月に多くなる傾向にあります。

1-3-3.関東

関東地方では、以下の花粉に注意しましょう。

  • ヒノキ:2〜6
  • スギ:1〜7月・9〜12月
  • イネ科(カモガヤ):2〜12月​
  • ブタクサ・ヨモギ:7〜12月

ほかの地方に比べ、花粉の種類は少ないけれど、飛散時期が長いのが特徴です。

1-3-4.中部・関西・九州

中部・関西・九州は、飛散時期が共通しています。

  • ヒノキ:2〜5月
  • スギ:1〜5月(九州は9〜12月も飛散する)
  • イネ科(カモガヤ):2〜11月
  • ブタクサ・ヨモギ:8〜11月

ヒノキは4月ごろに、9月はブタクサやヨモギの飛散量が増える傾向にあります。

1-4.最近の傾向

温暖化の影響で、花粉の飛散量が増えてきています。花粉症患者も低年齢化が進み、増加傾向にあるのが特徴です。特に、スギ花粉による花粉症が目立つようになっています。

2.花粉の飛散時期や飛散量について

花粉の飛散時期が長いものや強いものなどをご紹介します。

2-1.主な花粉の飛散時期

種類別の花粉飛散時期を見ていきましょう。

  • ハンノキ:1〜6月
  • スギ:1〜7月、9〜12月
  • ヒノキ 1〜7月
  • イネ科(カモガヤ):4〜10月
  • シラカンバ:4〜6月
  • ブタクサ:7〜12月
  • ヨモギ:7〜11月

2-2.期間が長いもの・強いものなど

ヒノキは飛散期間が長く、飛散量が多いことから、花粉の中でも影響が強い種類といえるでしょう。ヒノキに続き、スギも1月ごろから始まり、5月まで続く花粉です。イネ科の花粉患者も増えており、4〜10月と長期間に及びます。特に、5月と8月はイネ科の花粉が猛威を振るう時期です。

3.花粉の種類を調べるには?

ご自身がどの花粉に反応するのか、花粉の種類を調べる方法を覚えておきましょう。

3-1.花粉の種類で症状は変わるのか?

花粉症の症状は、花粉の種類で大きな差はありません。鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどを起こします。ヒノキの場合、喉の痛みを伴うことがあるでしょう。イネ科の場合、鼻水やくしゃみが続くのが特徴です。

3-2.どの花粉の花粉症かを調べる方法

花粉症の検査は、耳鼻咽喉科でできます。血液検査・皮膚反応テスト・鼻粘膜誘発検査を行うのが一般的です。アレルゲンを特定し、花粉の種類を調べる方法となります。

4.花粉症と漢方について

花粉症の治療には、漢方を用いるようになってきました。漢方による花粉症治療や、メリット・デメリットなどを見ていきましょう。

4-1.漢方による花粉症治療とは?

東洋医学では、花粉症は水毒によって起こるものと捉えています。水毒とは、体内の水分バランスが崩れた状態です。水分不足が起こる場所と、水分が停滞している場所が起こり、花粉症の症状を引き起こすとしています。漢方では、体内の水分バランスを整え、花粉症の症状を軽快するために、利水作用がある漢方薬を用いるのが一般的です。

4-2.メリット・デメリット・向いている人

漢方薬は穏やかに効くと思われていますが花粉症のくしゃみや鼻水に関しては即効性の効果が期待できます。(花粉症の体質改善ということですと長期に服用していただきます)また、西洋のアレルギーのお薬は眠くなったり、緑内障や前立腺肥大などの疾患がある方は服用できませんが漢方薬の場合はそのような方でも問題なく服用できます。

4-3.花粉症に使われる漢方薬の成分は?

花粉症に効果がある漢方薬はいくつかあります。成分なども覚えておきましょう。

4-3-1.葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)

成分は、以下のとおりです。

  • 葛根(かっこん)
  • 麻黄(まおう)
  • 大棗(たいそう)
  • 辛夷(しんい)
  • 生姜(しょうきょう)
  • 川芎(せんきゅう)
  • 桂皮(けいひ)
  • 芍薬(しゃくやく)
  • 甘草(かんぞう)

鼻粘膜の血行を良くして鼻づまりを緩和する効果があります。

4-3-2.小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

成分は、以下のとおりです。

  • 甘草(かんぞう)
  • 桂皮(けいひ)
  • 半夏(はんげ)
  • 五味子(ごみし)
  • 細辛(さいしん)
  • 芍薬(しゃくやく)
  • 麻黄(まおう)
  • 乾姜(かんきょう)

くしゃみ・透明な鼻水・涙目などの症状に効果があります。体力が中程度の人に向いている漢方薬です。

4-3-3.荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

成分は、以下のとおりです。

  • 荊芥(けいがい)
  • 連翹(れんぎょう)
  • 芍薬(しゃくやく)
  • 当期(とうき)
  • 川芎(せんきゅう)
  • 地黄(じおう)
  • 黄連(おうれん)
  • 黄芩(おうごん)
  • 黄柏(おうばく)
  • 山梔子(さんしし)
  • 防風(ぼうふう)
  • 枳実(きじつ)
  • 甘草(かんぞう)
  • 薄荷(はっか)
  • 桔梗(ききょう)
  • 白芷(びゃくし)
  • 柴胡(さいこ)

鼻や喉の炎症を解消して鼻づまり・黄色い鼻水・喉痛に効果があります。

5. 漢方薬の相談・もらい方

漢方薬の処方は、漢方薬局がおすすめです。相談やもらい方などをご紹介します。

5-1.相談について

漢方薬の相談は、漢方薬局にしましょう。漢方に関する知識が豊富で、生薬の働きなどを丁寧に説明してもらえます。症状や体質などをヒアリングし、適切なものを処方してもらえるのがメリットです。漢方薬局の医心堂薬局なら、メールでの無料相談もできます。お気軽にご利用ください。

医心堂薬局 無料相談のお申し込み
https://www.ishindo.net/無料相談のお申し込み.html

5-2.漢方薬局の選び方

漢方薬は、体質や体格と、症状を組み合わせて判断します。適切な処方をするためには、実績と経験が必要です。数多くの漢方薬の処方に長(た)けた漢方薬局を選びましょう。医心堂薬局は、累計7万人近くの悩みに応えている漢方薬局です。最適な処方をするために、カウンセリングをしっかり行っているので、安心してご利用いただけるでしょう。

5-3.料金など

医心堂薬局の漢方薬にかかる費用をご紹介します。

  • 15日分 1万1,340円(税込み)

漢方薬の料金は、一律です。15日分を処方し、体調の変化などを見てから、再度処方をします。粉薬の場合は、15日分で9,720円です。

5-4.注意点

既往症の薬を服用している場合は、お薬手帳などを持参することを忘れないでください。漢方薬との飲み合わせを確認するためです。薬剤師とよく相談しましょう。

6.花粉症でよくある質問

花粉症はとても悩ましい症状です。よくある質問を集めました。参考にしてください。

Q.花粉症の種類を特定する検査を受ける前に、注意すべきことはあるのか?
A.正確な診断をするため、検査の2日前から薬の服用は避けてください。

Q.複数の花粉に反応する人もいるのか?
A.人によっては、複数のアレルゲンに反応する人もいます。飛散時期がずれる花粉の場合、花粉症の症状が長引くでしょう。

Q.花粉症で最も多いのは何の花粉?
A.花粉症のほとんどは、スギの花粉が原因となっています。春ごろから飛散し始めるため、警戒が必要です。

Q.漢方薬で花粉症が治ったら、服用を止めても症状は戻らない?
A.漢方薬は、体質を改善し、根本から原因を治す薬です。原因がきちんと改善されていれば、漢方薬の服用を止めても症状は戻りません。

Q.漢方薬に副作用がないか不安
A.西洋薬や市販の薬には、アレルギー症状を抑える抗ヒスタミンが配合されています。眠気などの副作用が起こりやすいのですが、漢方薬は比較的穏やかな効き目で、副作用の心配は少ないでしょう。

7.まとめ

いかがでしたか? 花粉にはたくさんの種類があり、アレルゲンとなる花粉は人によって異なります。飛散時期を覚えておき、早めの対策を整えることが大切です。花粉症治療には、漢方薬が注目されています。漢方では、体質や症状などを個別に判断し、適切なものが処方されるため、治療の選択肢にするのもいいでしょう。漢方薬は、実績豊富な医心堂薬局までご相談ください。

監修者

医心堂薬局 店主 佐竹康秀

佐竹 康秀
医心堂薬局 店主

薬剤師・日本漢方連盟会員・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

星薬科大学を卒業後、漢方の道へ。同時に鍼灸の勉強も開始。平成4年に医心堂薬局を開局。漢方歴33年・鍼灸歴30年
「それは本当に患者様のためですか?」を常に考え治療をしている。

医心堂薬局総本店店 石川篤

石川 篤
医心堂薬局総本店 店長

薬剤師・日本漢方連盟会員・生活習慣病予防士

東京薬科大学卒業/漢方歴24年
「お客様の笑顔」を創出するため、漢方だけでなく食事・考え方など、一人一人に合ったアドバイスを提供。医師・薬剤師を対象とした漢方講座も行っている。