冷え性は漢方で解消しよう! 手足に多い冷えやしびれの改善法を紹介


冷え性で悩んでいる方は多いと思います。手足の冷えとともに、しびれを感じることがあるでしょう。女性に多い冷え性ですが、最近では男性にも見られます。冷え性は我慢せず、改善方法を覚えて解消することが大切です。冷えのさまざまな症状を把握し、ご自身の体調と比べてみてください。

今回は、冷え性についてご紹介します。

  1. 冷えとしびれの関係
  2. 冷え性の注意点
  3. 冷え性セルフチェック
  4. 冷え性の改善方法
  5. 冷え性と漢方について
  6. 漢方薬の相談・もらい方
  7. 冷え性や漢方薬でよくある質問
  8. まとめ

この記事を読むことで、冷え性についてよく分かります。冷えとしびれで困っている方は、セルフチェックで冷え性かどうかの確認をしてみましょう。

1.冷えとしびれの関係

冷えは、血流の停滞を示すサインです。特に、しびれを伴う場合、過ごしにくさを感じることが多いでしょう。冷えとしびれの関係をご紹介します。

1-1.冷えの症状

冷え性によるしびれは、手足・指先・腕などの末梢(まっしょう)神経の働きが悪くなり、血流が滞ることによって起こります。ジンジン痛むのが特徴です。悪化した場合、慢性化して血行障害になることがあるでしょう。

1-2.冷えによるしびれから考えられる病気は?

寒さで手足など末端が冷えるのは、軽度の症状といえるでしょう。温めることで改善する場合がほとんどです。ただし、まれに病気が関連している場合があります。椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・自律神経失調症・レイノー病などは、冷えと同時にしびれを感じるものです。温めても改善しない場合は、受診したほうがいいでしょう。

1-3.冷えのさまざまな症状

冷えの感じ方もいろいろあります。手足の冷えは代表的ですが、上半身だけ冷えを感じる・下半身だけ冷えるなど、個人差があるのが特徴です。ご自身の冷える場所を確認し、冷え性対策を整えることが大切でしょう。

2.冷え性の注意点

単なる冷え性と軽視している方もいます。しかし、冷え性は体に悪影響を及ぼすこともあるのです。冷え性の注意点をまとめました。

2-1.さまざまな体への影響がある

前述したとおり、冷えによる血流障害が起こり、全身に悪影響を及ぼします。臓器が正常に働かず、機能低下などに発展する恐れもあるのです。手足の冷えで目が覚めてしまい、睡眠障害を起こすこともあるでしょう。

2-2.冷え性だと気づかない場合もある

気温が低い時期だと、寒さで自分が冷え性だと気づかないケースもあります。また、夏場は意外と冷え性が起こりやすい時期です。空調が効いた室内にいることが多く、知らぬ間に冷えを起こしてしまっています。季節問わず、冷えの症状は起こるのです。

2-3.最近の傾向

冷え性は女性に多く見ることができます。しかし、最近では、男性の冷え性も増えており、3人に1人が冷えを感じているのです。女性のほうが冷え性になる確率が高いのは、筋肉量が少ないことが影響しています。また、ダイエットなどで筋肉量が減少すると、冷えを感じやすくなるため、注意が必要です。

3.冷え性セルフチェック

ご自身が冷え性かどうか、セルフチェックで確かめてみましょう。

3-1.セルフチェックリスト

  • 手足が冷えやすい
  • 手足にしびれを感じることがある
  • 肩こりがある
  • 生理痛がひどい
  • 頻尿
  • よく眠れない
  • 風邪をよく引く
  • 血色が悪い
  • 平熱が低い

上記の項目にあてはまる場合、冷え性が疑われます。対策を整え、冷え性を改善しましょう。

4. 冷え性の改善方法

冷え性の改善方法や治療法などをご紹介します。

4-1.自分でできる改善方法

自分でできる冷え性改善方法は、食事と運動が基本となります。食生活で、生姜(しょうが)・唐辛子・ねぎなど体が温まる食材を用いるようにしてください。血液を作る作用があるレバーや血流促進作用がある人参(にんじん)もおすすめです。

ウォーキングなど適度に体を動かす習慣を持ち、心身ともにリフレッシュするのも、冷え性改善には適しています。足湯も全身が温まる方法として注目されており、自宅でも実践しやすいでしょう。38〜42℃の温度で試してみてください。

4-2.病院で治療する場合

病院を受診する場合、内科・婦人科・循環器内科などになります。婦人科は、生理痛や生理不順などの症状がある場合に受診してください。内科では、漢方薬を用いた治療になります。冷えの種類によって、漢方薬の処方が変わるため、原因を探ることが大切です。循環器内科では、血液検査などを行います。病気が隠れていないかをチェックしてから診断するでしょう。

4-3.整体など

体の歪(ゆが)みがある場合も、冷えを引き起こします。整体で歪(ゆが)みを整える法もおすすめです。鍼灸(しんきゅう)院で、鍼(はり)やお灸でツボを刺激するのも、体を温めて血流促進する作用が期待できます。

5.冷え性と漢方について

内科での治療でも漢方薬を用いるとお伝えしました。漢方薬は冷え性に効果があり、注目されている治療法です。冷え性と漢方についてご紹介します。

5-1.漢方における冷えの考え方

漢方では、冷えは万病の元と考えています。血流が滞り、寒邪(じゃ)が体に入り込むことで、さまざまな病気を引き起こすというものです。寒邪(じゃ)は、気候の変動で病原菌が侵入することや、精神的バランスが崩れることなどをさします。冷え性そのものを治療するのではなく、体質を改善することで、冷えが起こりにくい体にするというのが、漢方での治療法です。

5-2.冷えに効果があるとされる漢方薬・生薬は?

冷えに効果がある漢方薬は、以下のとおりです。

  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
  • 加味逍遙散(かみしょうようさん)
  • 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうさん)
  • 柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)

生薬では、以下のものが冷えに効果があるとされています。

  • 人参(にんじん)
  • 白朮(びゃくじゅつ)
  • 桂皮(けいひ)
  • 当期(とうき)
  • 乾姜(かんきょう)
  • 山椒(さんしょう)

5-3.漢方治療のメリット

漢方では体質改善を図ることで、冷えに限らず、原因を根本から治す作用が期待できます。体が持つ免疫力を高め、病気や冷えが起こりにくい体にするのが目的です。病気の予防にもつながる可能性があります。

6.漢方薬の相談・もらい方

漢方薬局の選び方や注意点などについてご紹介します。

6-1.相談の重要性

漢方薬は市販のものもありますが、自分で最適なものを選ぶのは難しいものです。漢方薬は、複数の生薬を配合しています。漢方薬局に相談して、体質や体調などを確認してもらい、最適な処方をしてもらうのが理想です。医心堂薬局でも、しもやけの改善に役立つ漢方薬についての相談を無料で受け付けています。お気軽にご利用ください。

医心堂薬局 無料相談のお申し込み
http://www.ishindo.net/無料相談のお申し込み.html

6-2.漢方薬局の選び方

漢方薬局は、処方実績が豊富なところを選びましょう。生薬への知識が豊かで、個々の体質や体調の違いをきちんと見極めて処方ができることが大切です。カウンセリングをしっかり行う漢方薬局を選んでください。

6-3.料金など

漢方薬局の医心堂薬局では、漢方薬の料金を一律で設定しています。15日分で1万1,340円(税込み)です。まず、15日分を服用していただき、症状や体調を確認してから再処方となります。

6-4.注意点

漢方薬も薬の1つです。服用するときは、既往症などの薬と飲み合わせを確認するようにしてください。漢方薬局でのカウンセリング時に、服用中の薬が分かるものを提示しましょう。

7.冷え性や漢方薬でよくある質問

冷え性はとてもつらいですよね。質問集を参考に、冷え性改善の対策を整えてみてください。

Q.寒がりと冷え性は違うもの?
A.はい、違います。寒がりは温度変化に敏感な人のことで、冷え性は体内から冷えを感じる人のことです。同じように感じますが、冷え性は体の中にある原因を改善しないと、解消することができません。

Q.体温が高くても冷え性になるもの?
A.冷え性は体温が低い方に多いのですが、体温が高めの方でもなることがあります。基礎代謝能力の低下が原因です。生活習慣の見直し・運動・食事などで改善を促す対策がいいでしょう。

Q.西洋医学の治療より、東洋医学のほうが効果があるのか?
A.冷え性の治療は、東洋医学が得意とする分野です。内科での治療でも漢方薬が用いられるのは、体質改善や免疫力の回復などを促すため、生薬が症状にうまく働きかけるためだとされています。

Q.男性の冷え性には、どのような対策がいいのか?
A.性別を問わず、対策は同じです。食事・運動・生活リズムなどを改善し、ストレスの解消に努めましょう。

Q.冷え性は肌荒れや肌の乾燥も起こるのか?
A.はい、起こります。血流の停滞が原因で、肌まで栄養や水分が届かないからです。肌荒れや肌の乾燥以外でも、疲れが取れにくいなどの症状も起こるでしょう。

8.まとめ

いかがでしたか? 冷えは体の中から起こるもので、病気の原因にもなります。手足に冷えを感じても、軽視している方は注意が必要です。しびれを感じることもあるでしょう。病気が関連していることもあるため、冷えの原因をしっかり特定することが大切です。漢方では、冷えは万病の元と考え、体質改善や免疫力向上を目的に、漢方薬を使った治療を行います。漢方薬は、実績と経験豊富な漢方薬局に相談しましょう。

監修者

医心堂薬局 店主 佐竹康秀

佐竹 康秀
医心堂薬局 店主

薬剤師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

星薬科大学を卒業後、漢方の道へ。同時に鍼灸の勉強も開始。平成4年に医心堂薬局を開局。漢方歴33年・鍼灸歴30年
「それは本当に患者様のためですか?」を常に考え治療をしている。

医心堂薬局総本店店 石川篤

石川 篤
医心堂薬局総本店 店長

薬剤師・日本漢方連盟会員・生活習慣病予防士

東京薬科大学卒業/漢方歴24年
「お客様の笑顔」を創出するため、漢方だけでなく食事・考え方など、一人一人に合ったアドバイスを提供。医師・薬剤師を対象とした漢方講座も行っている。