免疫力が低下したときにかかる帯状疱疹とは? おすすめの漢方薬も!


帯状疱疹(たいじょうほうしん)に効果的な漢方薬があることをご存じでしょうか? 帯状疱疹は、水ぼうそうにかかったことがある人なら誰でも発症する可能性のある病気です。実はこの病気になると、治癒後も神経痛が残ってしまう人が少なくありません。「いつまで痛みに悩まされるのか?」「病院で処方された薬を飲んでもなかなか痛みが改善しない」という人は、漢方薬を服用してみてはいかがでしょうか。この記事では、帯状疱疹の症状や原因とともに、漢方における考え方やおすすめの漢方薬などをご紹介します。

  1. 帯状疱疹の基礎知識
  2. 帯状疱疹と漢方薬
  3. 帯状疱疹の漢方薬、飲み方や相談先など
  4. 帯状疱疹と漢方薬に関するよくある質問

この記事を読むことで、漢方による帯状疱疹への効果について分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.帯状疱疹の基礎知識

まずは、帯状疱疹の症状や原因・治療法などを詳しくご紹介しましょう。

1-1.水ぼうそうと関係の深い病気

帯状疱疹は、水ぼうそうと同じヘルペスウイルスが原因で起こる病気です。初めてこのウイルスに感染したときは、水ぼうそうとして発症します。その後もウイルスは神経内に潜んでおり、免疫力が低下したときなどに再び活動を始め、帯状疱疹として発症するのです。

1-2.主な症状は「刺すような痛み」と「赤い斑点」

帯状疱疹を発症すると、まず体の左右どちらか一方に、刺すような痛みがあらわれます。続いて赤い斑点のような小さな水ぶくれがあらわれるのが特徴です。斑点が帯状にあらわれることから、このような病名がつけられました。発症部位として特に多いのが胸から背中にかけての部分で、顔面や腹背部・腰腎部に症状があらわれる場合もあります。帯状疱疹はほかの人に感染する可能性があるため、注意が必要です。ただし、帯状疱疹としてうつることはありません。水ぼうそうにかかったことのない人に、水ぼうそうとして感染するのです。

1-3.発症要因は免疫力の低下

帯状疱疹は免疫力が低下したときに発症します。健康なときは抑えられているウイルスの活動が、免疫力が低下したときに再活性化されてしまうのです。免疫力が低下する原因には、加齢や過労・ストレスなどがあります。そのほかにも、重症な感染症にかかったときや、抗がん剤を使用したときなどに、免疫力が低下して帯状疱疹を発症する可能性があるでしょう。

1-4.50歳以上で急増

帯状疱疹は、50代で急増する病気です。実際に、帯状疱疹を発症した人の7割が50歳以上であり、80歳までに3人に1人が発症するといわれています。しかし、強いストレスや過労などで体力が落ちているときなどは、20代・30代の若い人でも発症する可能性はあるのです。働き盛りの若い世代の人たちは、知らず知らずのうちにストレスや疲労をため込んでしまわないように注意しなければなりません。

1-5.早期治療が大切

帯状疱疹は、発症3日以内に抗ウイルス薬を飲むことが効果的とされています。早期に治療をすることで、症状の改善を早めることにつながるでしょう。抗ウイルス薬は7~10日間服用する必要があるため、最後までしっかり飲みきるようにしてください。もちろん、発症から3日以上たっている場合も治療は可能です。症状が軽度な場合は、塗り薬が処方されることもあります。

1-6.帯状疱疹後神経痛について

帯状疱疹が治った後も続く痛みのことを「帯状疱疹後神経痛」といいます。約20%の割合で、帯状疱疹の合併症として発症するため、注意が必要です。持続的な痛みまたは継続的で繰り返すような痛みが特徴で、感覚が鈍くなることもあります。帯状疱疹後神経痛は完全に取り除くことが難しく、薬物療法を中心に長期の治療が必要です。

2.帯状疱疹と漢方薬

帯状疱疹に効果があるとされている漢方薬や、漢方治療のメリットなどをご紹介しましょう。

2-1.漢方では「熱の停滞」と考える

漢方医学において、帯状疱疹は熱が停滞することによって起こると考えられています。漢方では体の三大要素を「気」「血」「水」とし、そのうちの血と水が不足することで体に熱がこもるようになるとされているのです。改善するためには不足している血と水を補い、三大要素のバランスを整える必要があります。

2-2.「体質の改善を図れる」というメリット

漢方薬のメリットは、「体質の改善を図れる」という点でしょう。症状に対してピンポイントで効果を発揮する西洋薬と違い、漢方薬の目的は「体質を改善して帯状疱疹に負けない体を作ること」です。免疫力の向上も期待できるため、帯状疱疹の予防にもつながります。

2-3.帯状疱疹に効果的な漢方薬を紹介

帯状疱疹に使われる漢方薬には、以下のようなものがあります。

  • 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう):当帰(とうき)・桂皮(けいひ)・芍薬(しゃくやく)などの生薬が配合されており、体の内部を温める効果がある
  • 独活寄生湯(どっかつきせいとう):独活(どっかつ)・防風(ぼうふう)・杜仲(とちゅう)などの生薬が配合されている漢方薬。停滞した血と気のめぐりをよくする
  • 五苓散(ごれいさん):茯苓(ぶくりょう)・猪苓(ちょれい)などの生薬が配合されており、血のめぐりが悪くなって起こる痛みを和らげる

3.帯状疱疹の漢方薬、飲み方や相談先など

帯状疱疹に効く漢方薬について、使用方法や副作用・相談先などをまとめました。

3-1.漢方薬局に相談しよう

漢方薬はドラッグストアなどでも購入できますが、漢方薬局に相談して処方してもらうことをおすすめします。漢方薬局には漢方専門の薬剤師がいるため、1人1人の体質や症状に合わせて漢方薬を処方してもらえるのです。最近は漢方薬局の数も増えてきているため、自分に合った薬局を見つけてください。

3-2.西洋薬に比べて副作用のリスクが少ない

漢方薬は自然の生薬を組み合わせて作っているため、西洋薬に比べると副作用のリスクが少ないのは確かです。しかし、体質に合わないものを服用した際や、複数の漢方薬を併用した場合などに、副作用が出る可能性もあります。そういったことを防ぐためにも、漢方薬局に相談した上で、自分に合った漢方薬を正しく飲むようにしましょう。

3-3.漢方薬の服用方法

漢方薬には煎じ薬や粉薬、錠剤などの剤形があります。一般的に煎じ薬は600ccの水に漢方薬を入れて弱火で40分煮出して300ccにした薬液を1日2~3回に分けて服用します。粉薬の場合はお湯に溶いて飲めると効果的です。錠剤の場合は白湯で服用してください。

3-4.漢方薬の値段はさまざま

漢方薬の値段は漢方薬局によってさまざまです。そのため、事前に比較して選ぶことをおすすめします。「医心堂薬局」の場合は、煎じ薬だと15日分が11,340円、粉薬だと15日分が9,720円です。

3-5.漢方薬局は慎重に選ぼう

漢方薬局は全国にたくさんありますが、信頼できる薬局を選ぶために、以下のポイントを参考にしてください。

  • 豊富な実績があるか
  • 料金体系は分かりやすいか
  • 体質や症状について、しっかりと相談にのってくれるか
  • 煎じ薬を扱っているか

3-6.「医心堂薬局」に相談を

医心堂薬局」は、静岡にある漢方薬局です。利用者の体質や症状をしっかり把握するために、メールや電話による無料相談も受け付けています。漢方薬に対する疑問や不安がある方、お気軽にご相談ください。

医心堂薬局 無料相談のお申し込み
https://www.ishindo.net/無料相談のお申し込み.html

4.帯状疱疹と漢方薬に関するよくある質問

「帯状疱疹と漢方薬について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.帯状疱疹の合併症には、どのようなものがあるのでしょうか?
A.発熱や頭痛などの症状が伴う場合もあります。顔面に帯状疱疹ができた場合は、角膜炎や結膜炎などの合併症が見られることもあるでしょう。

Q.帯状疱疹になってしまった場合、どのようなセルフケアが必要ですか?
A.十分な睡眠と栄養を取り、できるだけ安静に過ごしてください。患部は冷やさないようにしましょう。また、水ぼうそうにかかったことのない子どもとの接触は避けるようにしてください。

Q.赤い斑点はどのくらいで消えますか?
A.赤い斑点があらわれてから1~3日後に小さな水ぶくれができ、その後かさぶたになるのが一般的な経緯です。かさぶたが取れるまでは2~4週間ほどかかるでしょう。

Q.帯状疱疹が再発することはありますか?
A.帯状疱疹を発症するとウイルスに対する強い抗体ができるため、再発することはほとんどないでしょう。しかし、まれに数年たってから再発するケースもあります。

Q.漢方薬と西洋薬を併用しても問題ないのでしょうか?
A.基本的には問題ありませんが、漢方薬の種類によっては飲み合わせに注意が必要なものもあります。医師や薬剤師に相談し、指示に従ってください。

まとめ

いかがでしたか? 帯状疱疹の原因や症状・効果のある漢方薬についてご紹介しました。帯状疱疹は、治療が遅れると長い間痛みに悩まされることになってしまう怖い病気です。また、治っても後遺症に苦しむケースも少なくありません。ぜひこの記事を参考にして、漢方薬も含めた治療法について考えてみてください。

監修者

医心堂薬局 店主 佐竹康秀

佐竹 康秀
医心堂薬局 店主

薬剤師・日本漢方連盟会員・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

星薬科大学を卒業後、漢方の道へ。同時に鍼灸の勉強も開始。平成4年に医心堂薬局を開局。漢方歴33年・鍼灸歴30年
「それは本当に患者様のためですか?」を常に考え治療をしている。

医心堂薬局総本店店 石川篤

石川 篤
医心堂薬局総本店 店長

薬剤師・日本漢方連盟会員・生活習慣病予防士

東京薬科大学卒業/漢方歴24年
「お客様の笑顔」を創出するため、漢方だけでなく食事・考え方など、一人一人に合ったアドバイスを提供。医師・薬剤師を対象とした漢方講座も行っている。