白髪のメカニズムや原因を解説! 漢方で白髪の改善ができるの?


30代以降になると、白髪で悩む人が増えてきます。「年を取ったのだからしょうがない」と諦める人もいるでしょう。しかし、生活環境を改めたり漢方薬を利用したりすれば、白髪を改善できる可能性があります。
今回は、白髪のメカニズムや漢方を用いた白髪の改善方法を紹介しましょう。

  1. 白髪が生えるメカニズムや原因
  2. 白髪を改善するために用いられる漢方薬
  3. 漢方薬の利用方法
  4. 白髪や漢方に関するよくある質問

この記事を読めば、カラーリングに頼らなくても白髪を改善するヒントをつかめるでしょう。白髪に悩んでいる人や、白髪を改善したい人はぜひ読んでみてくださいね。

1.白髪が生えるメカニズムや原因

はじめに、白髪が生えるメカニズムや原因を解説します。

1-1.白髪が生えるメカニズム

私たちの髪は、毛母細胞(もうぼさいぼう)のすぐ隣にあるメラノサイト(色素細胞)の働きにより、黒くなります。しかし、加齢などの原因によりメラノサイトの働きが弱まってくると、髪の毛を黒く染めることができず、白髪になるのです。加齢による白髪は個人差もありますが30代半ばから現れ始め、50代半ばには髪の約半分が白髪になります。

1-2.白髪が生える原因

白髪が生える原因は、加齢のほかにストレスや遺伝・生活習慣・病気・栄養不足等があります。強度のストレスがかかると、体の免疫機能や回復能力が下がり、メラノサイトの働きも低下しがちです。また、ミネラルやアミノ酸・ビタミンなどが不足しても白髪が生えやすいでしょう。20代後半~30代前半なのに白髪がいっぱい生えてきてしまったという場合は、ストレスや栄養不足の可能性が高いといえます。

1-3.東洋医学における白髪の考え方

東洋医学では、西洋医学とは異なり気・血・水の3種類が体内を規則正しく巡ることで、健康が保たれると考えます。病気になるということは、気・血・水のバランスが崩れるということです。そのため、漢方薬を利用して乱れを正すための治療を行います。白髪は、血虚(けっきょ:血が足りない状態)や気虚(ききょ:気が足りない状態)・腎虚(じんきょ:内臓の衰え)により、発生すると考えているのです。

2.白髪を改善するために用いられる漢方薬

白髪を改善するためには、主に以下のような漢方薬が用いられます。

  • 加味逍遙散(かみしょうようさん):ストレスの改善や疲れやすい人に用いられる漢方薬。血虚が原因の白髪改善に用います。
  • 十全大補湯(じゅうぜんだいほとう):疲れやすく食欲不振、疲労感が取れない人に用いられる漢方薬。気虚が原因の白髪改善に用います。
  • 桂枝加竜骨牡蠣(けいしかりゅうこつぼれいとう):寝付きが悪くよく夢をみる、気分がいらいらしやすく疲れやすい、動悸があるなど自律神経の働きが不安定な方に使います。
  • 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん):髪の毛と関係の深い「腎」の働きを補う漢方薬です。疲れが下半身に出やすく夜中にトイレに頻繁に起きてしまうような症状がある方に使います。

このほかにも、体質に合わせていろいろな漢方薬が白髪の改善に使われるでしょう。

3.漢方薬の利用方法

この項では、漢方薬の購入方法などを解説します。ぜひ、参考にしてください。

3-1.漢方薬を用いる白髪の改善が向いている人

年を取ってくると、どうしても白髪は生えてきます。しかし、前述したようにまだ20~30代前半なのに白髪が多い人や、白髪と共に貧血・生理不順・冷え性・胃腸虚弱などに悩まされている場合は、漢方薬の服用により悩んでいる症状が改善する可能性もあるでしょう。
なお、漢方薬は副作用がないイメージがありますが、飲み合わせによっては副作用が出ることもあります。現在薬を服用している場合は、お薬手帳を薬局に持参しましょう。

3-2.自分に合った漢方薬を利用する方法

改善したい症状や自分の体質に合った漢方薬を服用したい場合は、漢方薬局を利用しましょう。漢方薬局とは、漢方薬の調剤・販売を専門に行う薬局です。初めて利用する場合は、薬剤師が相談に乗ってくれる相談窓口が設けられている薬局を選ぶといいでしょう。自分の体質や改善したい症状にあった漢方薬を処方してもらうためには、薬剤師にできるだけ詳しく体調や改善したい症状を伝えてください。なお、漢方薬を用いて体質の改善を試みる場合は、2週間以上の服用が必要です。まずは2週間分の漢方薬を処方してもらい、様子を見てください。

医心堂薬局では、お客様の症状や体質・今までの経過などを詳しくお聞きしてその方に合った漢方薬を調合しています。調合した漢方薬の種類に関わらず、15日分¥11,340(税込)です。漢方薬の無料相談も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
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3-3.注意点

漢方薬局で処方してもらった漢方薬は、同じ症状で悩んでいる人であっても共有はできません。処方された漢方薬は冷暗所で保管し、2週間分ならば2週間で飲みきるようにしてください。漢方薬は自然の生薬を原料としている分、長期保存をすると成分が変質する可能性があります。基本的に漢方薬は食間に服用することとなっていますが、飲み忘れた場合や空腹時に服用するとお腹がいっぱいになってしまう場合は食後に服用しても構いません。

4.白髪や漢方に関するよくある質問

Q.加齢による白髪は、漢方薬を用いても改善することはできませんか?
A.完全に改善することはできませんが、一定の効果は期待できます。

Q.漢方薬の服用と共に自分でできる白髪改善方法はありませんか?
A.ビタミンやミネラルを含んだ食べものを取るのが効果的です。海藻などもよいでしょう。

Q.若白髪というのは、ストレスが原因ですか?
A.はい。ストレスが原因であることも多いのですが、遺伝も考えられます。

Q.気虚や血虚・腎虚を改善するとどのような効果があるでしょうか?
A.疲れにくくなり、胃腸の動きが活発になります。また、冷え性なども改善する可能性があるでしょう。

Q.白髪は抜くと増えると聞きましたが本当ですか?
A.いいえ。白髪が抜くと増えることはありません。ただし、無理に髪の毛を抜くと毛根が傷みます。そのままにしておきましょう。

まとめ

いかがでしたか? 今回は白髪のメカニズムや原因、漢方薬を用いた改善方法などを紹介しました。白髪を隠そうとカラーリングを頻繁にしていると、どうしても髪が傷んでしまいます。漢方薬を用いれば、体内からの改善が期待できるでしょう。若くして白髪に悩んでいる人ほど効果が出やすいものです。一度試してみてください。

監修者

医心堂薬局 店主 佐竹康秀

佐竹 康秀
医心堂薬局 店主

薬剤師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

星薬科大学を卒業後、漢方の道へ。同時に鍼灸の勉強も開始。平成4年に医心堂薬局を開局。漢方歴33年・鍼灸歴30年
「それは本当に患者様のためですか?」を常に考え治療をしている。

医心堂薬局総本店店 石川篤

石川 篤
医心堂薬局総本店 店長

薬剤師・日本漢方連盟会員・生活習慣病予防士

東京薬科大学卒業/漢方歴24年
「お客様の笑顔」を創出するため、漢方だけでなく食事・考え方など、一人一人に合ったアドバイスを提供。医師・薬剤師を対象とした漢方講座も行っている。