あせもに悩んでいる人必見! 対処法・予防法・漢方を用いた治療法を解説


あせもは、汗腺に汗がつまって起こる皮膚炎です。子どもの病気というイメージが強いあせもですが、大人でも悩んでいる人もいます。また、あせもをかきむしってしまうとそこから黄色ブドウ球菌が感染し、「とびひ」へと悪化してしまうこともあるでしょう。あせもは早めに正しい対処方法で治すことが大切です。しょっちゅうあせもができて悩んでいるという人は、漢方による治療が効果的なこともあります。

今回はあせもができるメカニズムや予防法・対処方法、さらに漢方薬による治療の方法を紹介しましょう。

  1. あせもの基礎知識
  2. あせもの対処方法や予防方法
  3. あせもの治療に用いられる漢方薬とは?
  4. 漢方薬局を利用してみよう
  5. あせもや漢方に関するよくある質問

この記事を読めば、くり返しできるあせもの対処方法も分かります。あせもに悩んでている人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.あせもの基礎知識

はじめに、あせもの定義や原因・種類について解説します。

1-1.あせもとはどのような病気?

前述したように、あせもは汗腺に汗がつまって起こる皮膚疾患の総称です。わきの下・ひじ・ひざの裏・首筋など、汗がたまりやすく、皮膚が柔らかいところにできやすいでしょう。女性の場合は乳房や、乳房の下あたりにもあせもができやすくなります。

1-2.あせもの種類

あせもには、以下のような種類があります。

  • 紅色汗疹(こうしょくかんしん):一般的なあせも。小さな赤い湿疹ができ、汗などの刺激を受けると痛がゆくなりやすい
  • 水晶様汗疹(すいしょうようかんしん):直径1~3㎜ほどの水泡ができるあせも。かゆみ等はなく、数日のうちにほとんどが自然治癒する
  • 深在性汗疹(しんざいせいかんしん):汗腺がつまって汗が正常に排出できず、患部に熱がたまるあせも。重症化した場合、熱中症やめまいなどの症状を引き起こすこともある

1-3.あせもができやすい人の特徴

あせもは、子どもの病気というイメージがあります。子どもは体が小さい分、汗腺が密集して生えており新陳代謝が活発です。そのため、汗をかきやすく汗腺もつまりやすいでしょう。しかし、大人でも汗っかきの人はあせもができやすくなります。さらに、乾燥肌・敏感肌・アトピー性皮膚炎の患者さんなど、皮膚のバリアが低下している人もあせもができやすいでしょう。

2.あせもの対処方法や予防方法

この項では、あせもの対処方法や予防方法を解説します。

2-1.あせもができてしまったら?

あせもができたら、皮膚を清潔にして保湿をすることが大切です。汗をかいたらしっかりと拭いて、保湿を心がけましょう。じっとしていても汗が出る夏場は、エアコンを利用して汗をかきにくい環境にすることも大切です。また、襟ぐりや袖口が広い、通気性のある服を着ましょう。ポリエステルなどの化繊よりも、綿のような汗を吸う素材がおすすめです。

2-2.あせもが悪化してしまったら?

前述したように、あせもはかゆみが症状として現れることもあります。このときにかきむしってしまうと、黄色ブドウ球菌などの細菌に感染し、「とびひ」となって湿疹が広がってしまうこともあるでしょう。また、深在性汗疹(しんざいせいかんしん)になった場合は、早めの治療が大切です。あせもが広がり、じゅくじゅくとしているような場合や、皮膚が熱を持っている場合は皮膚科を受診しましょう。

2-3.あせもの予防方法

あせもを予防するには、皮膚を清潔にして保湿することが大切です。汗をかいたらそのままにせず、水でぬらしたタオルで拭いたり服を着替えたりしましょう。シャワーを浴びることができるなら、汗を洗い流してください。また、2-1でご紹介したように、汗を吸いやすく通気性のよい衣類を選んで着ましょう。

3.あせもの治療に用いられる漢方薬とは?

この項では、あせもの治療に用いられる漢方薬や漢方薬を用いた治療が向いている人を解説します。

3-1.漢方薬による治療が向いている人とは?

2でご紹介したように、皮膚の状態や体質によりあせもができやすい人がいます。少し汗をかいただけでもあせもができれば、何かと大変です。漢方薬を服用することであせもの治療ができるのはもちろんのこと、あせもができにくい体質に改善できる可能性もあります。ですから、あせもができやすい人は漢方薬による治療を試してみましょう。

3-2.あせもの治療に用いられる漢方薬

あせもの治療に用いられる漢方薬には、以下のようなものがあります。

  • 桂枝加黄耆湯(けいかしおうぎとう):皮膚が炎症を起こしやすく、汗をかきやすい人に用いる。皮膚から余分な水分を排出させ、皮膚のしまりをよくする効果があります。
  • 白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう):暑がりで喉が渇き水分摂取が多く皮膚に熱感がある場合のあせもに効果があります。
  • 消風散(しょうふうさん):皮膚の強いかゆみを抑える効果があります。

3-3.漢方薬の購入時の注意点

一昔前とは違い漢方薬も一般の薬局やドラッグストアで購入できるようになりました。自分で効能効果の項目を見て購入することも可能ですが
、漢方薬は病名や症状だけで服用するお薬ではなく「体質」「その他の症状」「今までの経過」「年齢」「生活習慣」など様々なことを勘案して処方してもらった方がよりその方に合った漢方薬を服用することができます。

4.漢方薬局を利用してみよう

漢方薬局とは、漢方薬の調剤・販売を専門に行う薬局です。現在はホームページや相談窓口を設けている薬局も増えました。初めて漢方薬局を利用する場合は、相談窓口で改善したい症状や現在の状態を詳しく薬剤師に説明し、自分に合った漢方薬を調合してもらいましょう。漢方薬によってあせもができやすい体質を改善したい場合は、まずは2週間分の漢方薬を処方してもらい、様子を見てください。

医心堂薬局では、お客様の症状や体質・今までの経過などを詳しくお聞きしてその方に合った漢方薬を調合しています。調合した漢方薬の種類に関わらず、15日分¥11,340(税込)です。無料相談も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

医心堂薬局 無料相談のお申し込み
https://www.ishindo.net/無料相談のお申し込み.html

5.あせもや漢方に関するよくある質問

Q.汗をかかないようにすれば、あせもはできませんか?
A.確かにそうですが、汗をかかないように生活するのは大変です。汗をかきっぱなしにしないようにしましょう。

Q.漢方薬は飲み薬しかありませんか?
A.塗り薬もありますが、あせもの治療は基本的には飲み薬で対応していくのが一般的です。

Q.漢方薬はすぐに痒みを止めることはできるでしょうか?
A.一定の効果は期待できますが、痒みがひどく皮膚を書き破ってしまうような痒さや即効性を期待される場合は病院の痒みどめの塗り薬を併用してください。

Q.子どもでも漢方薬を使うことはできますか?
A.はい。大丈夫です。

Q.とびひとあせもの区別はつきますか?
A.はい。とびひはあせもよりも湿疹が出る範囲が広く、じゅくじゅくとした状態になることも多いでしょう。

まとめ

いかがでしたか? 今回はあせもの対処方法や予防方法、漢方薬を利用した治療方法などを解説しました。あせもは軽いものでしたら、皮膚を清潔にして保湿を心がければ治ります。しかし、あせもがくり返しできるという場合は、漢方薬による治療を試してみましょう。

監修者

医心堂薬局 店主 佐竹康秀

佐竹 康秀
医心堂薬局 店主

薬剤師・日本漢方連盟会員・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

星薬科大学を卒業後、漢方の道へ。同時に鍼灸の勉強も開始。平成4年に医心堂薬局を開局。漢方歴33年・鍼灸歴30年
「それは本当に患者様のためですか?」を常に考え治療をしている。

医心堂薬局総本店店 石川篤

石川 篤
医心堂薬局総本店 店長

薬剤師・日本漢方連盟会員・生活習慣病予防士

東京薬科大学卒業/漢方歴24年
「お客様の笑顔」を創出するため、漢方だけでなく食事・考え方など、一人一人に合ったアドバイスを提供。医師・薬剤師を対象とした漢方講座も行っている。