残念ながらボリュームダウン
★★★☆☆
2008-11-27
この古いバージョンを持っており、非常に重宝したので改訂版を購入したが、
全く違う本になっており、内容も大変に薄くなっているのでガッカリした。
1990年あたりのバージョンは、ほとんどの漢方エキス剤を網羅しており、
個々の方剤の解説も詳しいものだった。
単純に構成生薬の羅列ではなく、処方についての解説があり、
初心者にとっては情報が多すぎて手に余る感もあったが、
ある程度漢方に馴染みのある人間にとっては使いやすい本でもあった。
それと比較すると、この「改訂版」は情報不足というイメージが強い。
たとえ、医学が進歩して、新しい病名が増えているということであっても、
漢方の診断は病名に因らず、証によって行われるものであり、
古い方剤の応用が出来なくなるようなものではない。
当時と比べ、漢方を処方する医師が増えているという現状と逆行するように、
内容を薄くしたのは何故なのか、作者に聞いてみたい。
みんなのための漢方入門
★★★★☆
2007-11-25
私自身は漢方や中医に詳しい医師を複数知っているので、
困ったときには自分の足で相談に行ける。
しかし、漢方の知識がほとんど無い病院や医院で、素人の私
ですら「えっ?」と思うような薬を処方しているのを見かけ、
度肝を抜かれることがある。どうも「Aという病気」には
「Bという薬」という程度の知識で薬を処方されているようだ。
これでは病気は滅多に治らないし、こういうお医者さんに
限って「長く飲まないと漢方は効かない」と思いこんでいる
らしく(当てずっぽうに薬を出しているようなものだから
なかなか直らないのは当然と思うのだが)、長期服用するよう
指示するので、体質に合わなかったりすると、甚だしいときは
病気を悪くしかねない。
この本の良いところは、
1.健康保険のきく方剤に的を絞ってあり、比較的馴染のある
少数(?)の薬を扱っている
2.どんな体質の人がどんな状態でどんな症状を起こしたら
どの薬を使うべきか図を交えてわかりやすく解説してある
ことで、漢方の経験や理論が解っていなくても読める点である。
もちろんあまり大きな本ではないし、これで漢方の全てが解る
訳ではない。
しかし、お医者さんには最低限このくらいは患者の状態を診て
から薬を決めて欲しいし、患者側が漢方薬もなかなか難しい
のだということを知るために、非常に良い本と思う。
巻末の病名から処方を調べられる索引にも、例えば「湿疹」の
項に三十種近くの薬が挙げられいたりして、病名と薬が一対一で
対応するものではないことも知ることができる。
試してみる価値はあるか!?
★★★★☆
2007-11-13
漢方薬については全くド素人の私です。
以前から漢方薬はどうなの?と思っていました。
本書は、健康保険が使える漢方薬を紹介しています。
そして用途別の索引がイイ!ですね。
ガンから水虫、狭心症からうつ、果ては早漏に効くモノまであります。
選択肢のひとつとしては大変有効ではないでしょうか?
もちろん、医師等と相談が必要だと思います。

