大ピンチ!胃が痛い!考えられる原因と対処・治療方法を詳しく解説


胃腸の病気を抱えている日本人はとても多いです。胃が痛いと感じたときに、何が胃痛の原因となっているか考えたことはあるでしょうか?繰り返し胃の痛みを感じていて、いつもすぐに治るからと見過ごしていると、そのうち胃の痛みから重大な病気に繋がります。胃は食べたものを消化してくれる大切な臓器ですが、ダメージを受けやすい臓器です。

今回は、胃が痛くなる原因や対処・予防方法、漢方の選び方などをご紹介します。

  1. 胃が痛くなる原因
  2. 胃が痛くなったときの対処方法
  3. 痛みに効く漢方の選び方・注意点
  4. 胃の痛みを予防する方法

1.胃が痛くなる原因

1-1.暴飲暴食が招く胃もたれ

胃の痛みの中で、もっとも起こりやすい胃痛です。飲みすぎ、食べすぎになると胃には過度な負担がかかります。胃が消化をしきれなくなって、悲鳴を上げると考えてください。通常は食べたり飲んだりしたものの量に合わせて膨らんでくれる胃ですが、食べ過ぎると胃の壁が急激に引き伸ばされてしまいます。そうすると胃の壁が縮んだり伸びたりすることができなくなるため、うまく消化できなくなるのです。

頑張って消化しようと胃液がたくさん出るのですが、胃液は出すぎると自分の胃壁まで刺激をして溶かしてしまうぐらい強いものなので、その影響で痛みが発生するでしょう。

これが繰り替えされると、次第に胃が弱って状態が悪くなり、慢性的な胃炎や胃潰瘍を引き起こします。

特に気をつけたいのが、塩辛い食べ物です。お酒のつまみにはよくある味付けですが、塩辛いものを食べると胃の粘膜にある水分が排出されてしまい、細胞が傷つけられやすくなります。胃にとっていいことではありませんので、塩辛いものの食べすぎには気をつけてください。

1-2.痛みをともなう胃の病気

胃が痛いと感じる回数が増えてきたら、それは食べ物のせいではないかもしれません。胃の痛みが長く続いたり、回数が増えてきたと思ったら何かの病気も疑ったほうがいいのではないでしょうか。胃痛はよくあることと済ませがちですが、後から重大な病気気付くことも多いです。

胃炎や胃潰瘍、胃がんの可能性もあります。長引くと治療が大変になる病気もありますので、早期発見できるよう心がけたいですね。

1-3.緊張・ストレスによる痙攣(けいれん)

胃腸は、ストレスによる影響を受けやすい臓器として有名です。ストレスが引き起こす胃炎や胃潰瘍などもありますが、今回はストレスによる痙攣についてご紹介します。

強いストレスを感じると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れていくでしょう。いわゆる自律神経の乱れ、というものです。そうなると、胃にも負担がかかり、緊張して痙攣を起こしてしまうでしょう。

痙攣は軽いものもあれば、激痛で動けなくなるほど辛い痙攣もあります。個人差はありますが、差し込むような痛みで胃痛の中でも辛い痛みが襲ってくるものなので、ストレスが原因の痙攣を少しでも感じたら、ゆっくりと休養してください。

2.胃が痛くなったときの対処方法

2-1.落ち着いてゆっくりと息をする

胃の痛みが襲ってきたら焦ってしまいがちですが、まずは落ち着いてゆっくりと息をしてみてください。痛みを感じると、人は知らない間に呼吸が浅くなります。呼吸が浅くなると、臓器に酸素が行き届かなくなりますので、できるだけ大きな深呼吸をしてください。それだけでも、痛みが少しやわらぐと思います。

もしもそれでも痛みがやわらがない場合は、重大な病気を発症している可能性がありますので、すぐに病院で診察してもらってくださいね。

2-2.市販薬・漢方薬で治療する

胃の痛みは、その時痛みを抑えるのも大切ですが、頻繁に起こったり長引く胃の痛みには治療が必要です。まずは重大な胃の病気が隠れていないかを診察してもらい、何が原因かを突き止めましょう。

そして、市販薬や漢方薬を使用してください。市販薬の場合は胃腸薬を使用します。市販薬を継続するのが不安、体質から改善したいと考えるなら漢方薬がおすすめです。

医心堂薬局でも、お客様の症状や体質・今までの経過などを詳しくお聞きして体質や症状に合った漢方薬を調合しています。調合した漢方薬の種類にかかわらず、煎じ薬は15日分¥11,340(税込)です。

煎じ薬と言っても、お客様自身で煎じる手間はありません。お店で煎じて1回分ずつのレトルトのパックにしてお渡ししています(煎じ薬の製法・製造過程はこちらのページをご覧ください)。無料相談も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

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2-3.いつもと違う胃の痛みはすぐ病院へ

初めて胃の痛みを感じたときは、大丈夫かな?と心配になって病院へ駆け込む人も多いです。しかし、胃の痛みを感じることになれてしまった人は、油断しやすいと思います。また胃が痛いけど胃腸薬を飲んでおけばいいや、と思ってしまうのではないでしょうか。

それで済まされればいいのですが、病気が隠されている場合もあります。いつもより痛みが強いとか、痛み方が違う、他の症状もともなってあらわれているというときは、病院で診察をしてもらってください。胃の痛みがいつもと違うかどうかは、自分にしかわかりません。

3.痛みに効く漢方の選び方・注意点

3-1.原因に合わせて選ぶ

漢方は、症状や原因によって選ぶべきものが違います。どんな原因で胃の痛みが起きているのか、どんな体質のせいで胃の痛みが起きやすいのかを探し、合ったものを処方してもらわなくてはいけません。

まずは自分がどうして胃の痛みを感じるのか、そこから考えていくべきです。

3-2.胃の痛みに効果のある漢方薬

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)と、安中散(あんちゅうさん)は痛みを伴う胃の不調に効く漢方薬です。漢方薬局に相談に行けば、これ以外にも症状や体質に合わせた漢方薬を提案してもらえます。

3-2-1.芍薬甘草湯

芍薬甘草湯は、胃の痙攣をともなっているタイプの人に対して特にオススメできます。急な痙攣で痛みやすいという人に処方されることが多いでしょう。

3-2-2.安中散

安中散は温める効果のある漢方薬です。慢性胃炎や神経性胃炎の人に対して処方されます。胸焼けやげっぷをともなう胃痛に用いられるでしょう。

3-3.回復しても油断しない

漢方は、胃の痛みを感じやすい人の体質を改善し、痛みが起こらないように体を変えてくれます。痛みが辛くて漢方を飲み始めてから調子がよくなるのは、いい方向に向かっている証拠です。

しかし、漢方を飲み始めて胃の痛みがなくなったからといって、それ以外の生活習慣に気をつけなくてもいいわけではありません。自分自身の体調管理があってこその漢方薬です。漢方を飲んでいるから何をしても平気というわけではないので気をつけてください。

4.胃の痛みを予防する方法

4-1.暴飲暴食をしない

胃は口から入ってきた食事を消化するのが役目の臓器です。そのため、食べるものには大きく調子を左右されます。冷たすぎるもの、温かすぎるものの温度変化でも調子を崩しますし、たくさん食べ過ぎたり、刺激が強すぎるとびっくりもするでしょう。

胃は思っているよりもデリケートな臓器です。できるだけ負担をかけないよう、暴飲暴食は控えてくださいね。

4-2.自分に合った解決方法を見つける

胃の痛みを感じるようになったら、自分なりの対処方法を見つけなくてはいけません。そのまま放置しておくと、胃は悲鳴をあげます。まずは日頃の生活習慣を見直してみましょう。自分に合った解決方法を見つけることができれば、胃の痛みも感じにくくなっていくでしょう。

4-3.ストレスを溜めない

胃の痛みには、ストレスも大きく関わっています。精神的に追い詰められてしまうと、胃酸が大量に分泌されてしまい、自分の胃を傷つけてしまうのです。ストレスを溜めないように発散方法を見つけ、気持ちを穏やかに保つ努力をしてください。

ストレスは胃だけではなく、腸にも負担がかかりますので、胃腸を健やかに保つためにストレスは発散させましょう。

まとめ

いかがでしたか? 胃の痛みは食事からのもの、ストレスからのもの、他の病気からのものなど、原因は様々です。せっかくおいしいご飯も、胃が痛む状態ではおいしく食べることができません。人間にとっておいしいご飯を食べることは幸せを感じることの1つです。ひどい胃の痛みに悩まされないためにも、その都度きちんと対処していくことが大切です。

監修者

医心堂薬局 店主 佐竹康秀

佐竹 康秀
医心堂薬局 店主

薬剤師・日本漢方連盟会員・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

星薬科大学を卒業後、漢方の道へ。同時に鍼灸の勉強も開始。平成4年に医心堂薬局を開局。漢方歴33年・鍼灸歴30年
「それは本当に患者様のためですか?」を常に考え治療をしている。

医心堂薬局総本店店 石川篤

石川 篤
医心堂薬局総本店 店長

薬剤師・日本漢方連盟会員・生活習慣病予防士

東京薬科大学卒業/漢方歴24年
「お客様の笑顔」を創出するため、漢方だけでなく食事・考え方など、一人一人に合ったアドバイスを提供。医師・薬剤師を対象とした漢方講座も行っている。