円形脱毛症に効果がある漢方薬は?抜け毛の原因や漢方が効く理由


「突然毛髪の部分的な脱毛が始まり、困っている」「円形脱毛症の治療をしているが、なかなか効果が実感できない」といった脱毛に関する悩みを抱えている人は珍しくありません。円形脱毛症の発症原因は諸説あり、決定的な治療法がないのが現状です。病院で処方してもらった薬では効果が実感できない人もいるでしょう。円形脱毛症の治療は投薬が一般的ですが、人によっては漢方薬が効果的なケースもあります。今回は、円形脱毛症の原因や漢方を用いた改善方法などを紹介しましょう。

  1. 円形脱毛症の症状や特徴
  2. 円形脱毛症の原因
  3. 東洋医学における円形脱毛症の考え方
  4. 円形脱毛症の治療に用いられる漢方薬
  5. 円形脱毛症に効果がある漢方薬を手に入れるには?

この記事を読めば、自分に合った漢方薬を処方してもらう方法も分かります。円形脱毛症について知識を深めたい人や、漢方薬を用いた改善方法を試してみたい人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.円形脱毛症の症状や特徴

はじめに、円形脱毛症の症状と加齢などによる脱毛との違いなどを紹介します。

1-1.円形脱毛症は円形に脱毛が始まる病気

円形脱毛症は、年代問わずに発生する脱毛症のことです。アトピー性皮膚炎や気管支炎・アレルギー性鼻炎を発症していると円形脱毛症になりやすいという説もありますが、健康な人がある日突然発症することも珍しくありません。また、円形、もしくは楕円形に脱毛が始まるのが大きな特徴です。

1-2.脱毛症が進行すると体毛にも影響が出る

軽傷の円形脱毛症は頭髪の一部がぬけるだけですが、重症化すると頭髪だけでなくまつげや眉毛などの体毛も抜け落ちる可能性があります。円形脱毛症が重症化する理由も分かっておらず、人によっては短期間で重症化するケースもあるでしょう。

1-3.子どもや若い女性でも発症する

男性ホルモンの影響による脱毛は、主に30代以降の男性や閉経後の女性に発症しやすい症状です。一方、円形脱毛症の場合は、子どもや若い女性でも発症します。そのため、日常生活に深刻な影響が出るケースも珍しくありません。

2.円形脱毛症の原因

前述したように、円形脱毛症の原因はまだはっきりと分かっていません。この項では、円形脱毛症を発症させる原因である可能性が高いものを紹介します。

2-1.長期にわたるストレス

身体に強いストレスがかかると、交感神経が活発になって脈拍や体温が上昇します。また、交感神経が優位な状況が長く続くと血管が収縮する時間が長くなり、頭部への血流が減少し、毛根へ栄養が行き届かなくなって脱毛が起こりやすくなるでしょう。また、ストレスは自己免疫疾患などの原因にもなります。

2-2.自己免疫疾患

自己免疫疾患とは、本来外から体内に侵入してきた細菌やウィルスを攻撃する免疫機能が、何らかの原因で自分を攻撃する病気の総称です。近年、免疫細胞の一種であるTリンパ球が毛根を攻撃するため、円形脱毛症が発生するのではないかという説が出てきました。その一方で、なぜ免疫細胞が毛根を攻撃するようになるのか、その原因は明らかになっていません。また、関節リウマチやSLEなど、自己免疫疾患を発症すると円形脱毛症が併発するケースもあります。

2-3.アトピー性皮膚炎

前述したように、アトピー性皮膚炎を発症していると円形脱毛症をより発症しやすくなります。アトピー性皮膚炎を発症していなくても、親や兄弟など近い血縁者にアトピー性皮膚炎の患者さんがいると円形脱毛症を発症しやすくなる可能性があるでしょう。

2-4.女性ホルモンの変化

妊娠中、女性の体内では盛んに女性ホルモンが分泌されています。女性ホルモンは発毛を促す効果があるため、妊娠中は毛髪を含むすべての体毛が濃くなる人もいるでしょう。出産後、ホルモン値が妊娠前に戻ると抜け毛が増えます。このときに、円形脱毛症になる人もいるのです。特に、育児に強いストレスを感じていると円形脱毛症を発症しやすいでしょう。また、更年期移行も同様に女性ホルモンが減少し、抜け毛がひどくなる人もいます。円形脱毛症に移行するケースもあるでしょう。

3.東洋医学における円形脱毛症の考え方

この項では、東洋医学独自の病気の考え方や漢方薬による円形脱毛症の改善がおすすめな人の一例を紹介します。

3-1.東洋医学で円形脱毛症は血流不足と考える

東洋医学は中国を中心に発展した医学で、漢方薬や鍼灸(しんきゅう)を用いた治療を行うのが特徴です。東洋医学では、人体の働きや機能を「肝・心・脾(ひ)・肺・腎」の5つ(五臓)に分類しています。健康はこの五臓を気(生命エネルギー)・血・水(血以外の体液)が規則正しく巡っている状態です。円形脱毛症は血や気の不足が原因と考えており、漢方薬を用いて精神状態の安定や血流改善を試みます。

3-2.円形脱毛症をくり返す人は漢方薬を用いてみよう

円形脱毛症は、一度症状が軽減しても再発することがあります。病院で治療を受けているが再発をくり返す人や、病院で長期間治療を受けているけれど症状がなかなか改善しない人は、漢方薬を用いた改善方法を試してみてください。なお、病院で処方された薬と漢方薬は併用できますが、必ず事前に薬剤師に相談しましょう。お薬手帳を持参するのがおすすめです。個人の判断で病院の薬と漢方薬を併せて服用すると、副作用が出る可能性があります。

4.円形脱毛症の治療に用いられる漢方薬

この項では、円形脱毛症の治療に用いられる漢方薬の一例を紹介しましょう。なお、これ以外にも顧客の体質や改善したい症状により、処方される漢方薬もあります。

4-1.半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

半夏厚朴湯は、精神的な不調による胃腸の不快感や喉が塞がったような感じを改善する効果が期待できる漢方薬です。長期にわたる強いストレスを受けている自覚がある人や、ストレスによる胃腸障害と円形脱毛症を併発している人に処方されることが多いでしょう。

4-2.桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

桂枝加竜骨牡蠣湯は、気と血のバランスを整えて改善する効果がある漢方薬です。神経症や不眠の改善薬として処方されることもあります。円形脱毛症のほかに、イライラや不安、のぼせなど神経症の症状が出ている人に処方されることが多いでしょう。

4-3.加味逍遥散(かみしょうようさん)

加味逍遥散は月経痛や更年期障害など女性ホルモンが関わる疾患の治療によく用いられます。また、不安やイライラといった、神経症的な症状を抑えるのにも使われることがあるでしょう。円形脱毛症だけでなく、月経不順・不安・不眠など複数の症状が現れている人に用いられることが多い漢方薬です。

5.円形脱毛症に効果がある漢方薬を手に入れるには?

この項では、自分に合った漢方薬を処方してもらえる漢方薬局の特徴や、利用方法などを紹介します。

5-1.漢方薬局は漢方薬の処方・販売を専門とする薬局

漢方薬局は一般的なドラッグストアとは異なり、漢方薬の調剤・販売を専門としている薬局です。常駐しているのは漢方薬に詳しい薬剤師で、顧客から体質や改善したい症状の相談を受け、漢方薬を調合します。今は、サイトを開設している薬局も増え、初めての人でも利用しやすくなっていりました。さらに、メールで相談を受けつけているところもあります。初めて漢方薬局を利用するときは、まずネットで最寄りの漢方薬局を探してみましょう。

5-2.抜け毛の改善に漢方薬局を利用するメリット

抜け毛の原因は人によって異なります。ドラッグストアで販売されている調合済みの漢方薬は万人向けの配合になっているため、人によっては効果を実感しにくいこともあるでしょう。漢方薬局を利用すれば、薬剤師がその人の体質を知り、改善したい症状を確認したうえでその人にあった漢方薬を調合してくれます。抜け毛の改善に漢方薬を利用したい場合は、漢方薬局での購入がおすすめです。

5-3.医心堂薬局の特徴

医心堂薬局では、お客様の症状や体質、今までの経過などを詳しくお聞きして体質や症状に合った漢方薬を調合しています。メールでの相談も受け付けているので、お気軽にご利用ください。なお、漢方薬の種類に関わらず、費用は15日分¥11,340(税込)です。1回分ずつのレトルトのパックにしてお渡ししていますので、お客様自身で煎じる手間はありません。

医心堂薬局 無料相談のお申し込み
https://www.ishindo.net/無料相談のお申し込み.html

まとめ

今回は、円形脱毛症の原因や漢方薬を用いた改善方法などを紹介しました。円形脱毛症は、再発をくり返すこともある厄介な病気です。重症化すれば体毛すべてに影響があるため、がまんせず早めに治療を開始しましょう。特に、「髪の毛を引っ張ったら痛みもなくごっそりと抜けた」という場合は、円形脱毛性の可能性が高くなります。

監修者

医心堂薬局 店主 佐竹康秀

佐竹 康秀
医心堂薬局 店主

薬剤師・日本漢方連盟会員・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

星薬科大学を卒業後、漢方の道へ。同時に鍼灸の勉強も開始。平成4年に医心堂薬局を開局。漢方歴33年・鍼灸歴30年
「それは本当に患者様のためですか?」を常に考え治療をしている。

医心堂薬局総本店店 石川篤

石川 篤
医心堂薬局総本店 店長

薬剤師・日本漢方連盟会員・生活習慣病予防士

東京薬科大学卒業/漢方歴24年
「お客様の笑顔」を創出するため、漢方だけでなく食事・考え方など、一人一人に合ったアドバイスを提供。医師・薬剤師を対象とした漢方講座も行っている。