白湯の健康効果は? 効果的な飲み方とともに紹介!


白湯とは何も入っていないお湯のことです。お茶やコーヒーと違い、わざわざ作ってまで飲むという方はあまりいませんでした。しかし今、白湯の健康効果が注目されてきています。

そこで今回は、白湯を飲むと健康によい理由やより効果的な飲み方や作り方をご紹介しましょう。白湯はお湯ですから、作り方はとても簡単です。しかし、そこにちょっとした工夫を加えるだけで、飲みやすくなります。白湯の健康効果について知りたいという方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

  1. 白湯の健康効果は?
  2. 白湯の作り方や飲み方は?
  3. 白湯のアレンジ方法

1.白湯の健康効果は?

白湯とは、お湯のことです。いろいろな飲み物がある今では、薬を服用するときに飲むこともあるという感じの飲み物でした。しかし、現在白湯の健康効果が再注目されているのです。では、いったいどんな健康効果があるのでしょうか? この項で詳しくご紹介します。

1-1.ノンカフェイン・ノンシュガー

今は、たくさんの飲み物があります。スーパーやコンビニの棚にはずらりとお茶やジュース、コーヒーが並んでいるでしょう。これらの多くには砂糖やカフェインが含まれています。砂糖やカフェインは疲労回復や覚醒効果があるのです。しかし、摂取しすぎると不眠や肥満の原因になります。

砂糖が入った清涼飲料水は水代わりに飲むと、すぐに砂糖の取りすぎになってしまうでしょう。香料や酸味でわかりにくくなっていますが、清涼飲料水は砂糖が10グラム以上入っているものも珍しくありません。特に、スポーツ飲料は皆様が思っている以上に砂糖が入っています。

また、コーヒーや紅茶に砂糖を入れても同じことです。缶コーヒーを1日に何本も飲むという方は、砂糖の過剰摂取気味でしょう。その点、白湯はノンシュガー、ノンカフェインです。のどの渇きをいやしたり水分補給したりするには最適でしょう。

1-2.内臓を温める

冷蔵庫が普及した現在では、冷たい水を飲む機会の方が多いでしょう。冷たい水はのど越しがよく、ごくごく飲めます。しかしその一方で、内臓を冷やして動きを鈍らせてしまうことがあるのです。冷たい水を飲むとおなかが痛くなるという方は、要注意。内臓が冷えて具合が悪くなっている証拠です。白湯を飲めば内臓は温まり動きが活発になります。その結果、便秘が解消したりデトックス効果が期待できたりするでしょう。

また、内臓が温まると新陳代謝も活発になります。すると、むくみなども解消しやすくなるでしょう。

1-3.冷え症の改善

今は冷暖房の普及で、冬だけでなく夏も冷え症に悩まされる方が少なくありません。冷え症の改善には体の内側から温めることも大切。しかし、コーヒーや紅茶、さらに緑茶には利尿作用があります。コーヒーや紅茶を飲むとトイレが近くなるというのは、木のせいではありません。いくら体が温まっても、トイレが近くなっては問題です。また、カフェインは血管収縮作用があります。血管が縮むと血液の流れが悪くなり、手足の先が余計に冷えてしまうでしょう。白湯ならばそのようなことはありません。

2.白湯の作り方や飲み方は?

この項では、白湯の作り方や飲み方などをご紹介します。白湯の作り方はとても単純ですが、飲む温度を間違えている方も多いのです。

2-1.白湯の温度は?

コーヒーや紅茶は、沸騰したお湯で入れます。ですから、80度前後の温度のこともあるでしょう。しかし、白湯はそれですと高すぎます。白湯の適温は40度~45度。体温よりも少し高いくらいが理想です。上等な玉露(ぎょくろ)は60度前後で入れます。それより少しぬるい程度だと思えば、温度の想像がつきやすいでしょう。舌がやけどするほどの熱さではありませんが、ごくごく飲めるほどの温度ではありません。マグカップ1杯の白湯を15分くらいかけて飲みきるのが理想です。

2-2.白湯の作り方は?

白湯は、ヤカンでお湯を沸騰させたらマグカップに入れて、5分ほどおきましょう。冷たいマグカップにお湯をそそぐと、思っている以上に速く冷えます。

また、忙しい場合は、水を入れたマグカップを電子レンジで1分ほど温めてもよいでしょう。電気ポットがあるならば、そのお湯を使ってもかまいません。ミネラルウォーターでも水道水でもよいのですが、飲みやすい水で作るといいでしょう。ただし、熱すぎたからと水で埋めてはいけません。自然に冷めるのを待ちましょう。

2-3.白湯の飲み方

白湯は、朝起きてすぐに飲むとよいといわれています。朝起きたとき、内臓は空っぽです。実は、このときに内臓が動くと体内の便がより排出されやすくなるでしょう。ですから、コーヒーや紅茶の代わりに白湯を飲んでみてください。

また、食事中に飲むのも効果的です。食事中の飲料としてはお酒やお茶を飲む方が多いですが、実はカフェインは体が鉄分を吸収するのをブロックしてしまいます。ですから、コーヒーや紅茶、緑茶を食事中に飲み続けていると、貧血になりやすいでしょう。白湯ならばそんな心配はありません。食事中に水分を取れば、消化吸収の助けにもなります。

2-4.寝る前に飲む

夜寝る前にちょっと飲み物が欲しい、というときはよくあります。しかし、コーヒーや紅茶はカフェインが入っていますから、目がさえてしまうでしょう。また、アルコールは眠りの質を低下させてしまいます。白湯は体を温めて心地よい眠りを誘ってくれるのです。しかも、ノンシュガーですから、太る心配もありません。

3.白湯のアレンジ方法

さて、どうでしょうか? このようによいことずくめの白湯ですが、デメリットもあります。それは、味。白湯には味がありません。水と同じで一度に大量には飲みにくいでしょう。これだけいろいろな味の飲み物が販売されている背景には、水の味が単調すぎる、ということもあるのです。ですから、白湯に少量のはちみつで甘みをつけたり、塩でしょっぱさをつけてみたりしましょう。

ちなみに、白湯に塩を入れた「塩湯」は、お茶が伝来するまでは、清涼飲料水の一種として広く飲まれていました。また、冷え症を改善するならば、しょうがのしぼり汁を入れてもよいでしょう。白湯は1日800ミリリットル飲むのが効果的といわれています。ですから、いろいろなフレーバーを入れて味を変えてみましょう。今の季節ならば、ゆずの果汁を入れてもおいしく飲めます。

おわりに

今回は白湯の健康効果や作り方、さらに飲み方などをご紹介しました。白湯の健康効果やダイエット効果が知られてくるにつれて、雑誌などでも「白湯を飲もう」などと、特集されるようになってきたのです。しかし、やはりおいしさからいえばお茶やコーヒー、紅茶の方が勝っています。ですから、毎日飲む飲料をすべて白湯にする必要はありません。でも、今まで水代わりにコーヒーや紅茶、ジュースなどを飲んでいたという方は、その一部を白湯に変えてみましょう。体の調子がよくなる可能性が高いです。

また、胃腸かぜにかかったら、水分補給は白湯に切り替えましょう。弱った胃腸に冷たい水は刺激が強すぎます。ミネラルウォーターで白湯を作ってもよいのですが、独特の味のあるものですと苦みが強く感じられることもあるでしょう。ですから、できるだけ軟水で無味のものを選ぶと美味しい白湯になります。

監修者

医心堂薬局 店主 佐竹康秀

佐竹 康秀
医心堂薬局 店主

薬剤師・日本漢方連盟会員・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

星薬科大学を卒業後、漢方の道へ。同時に鍼灸の勉強も開始。平成4年に医心堂薬局を開局。漢方歴33年・鍼灸歴30年
「それは本当に患者様のためですか?」を常に考え治療をしている。

医心堂薬局総本店店 石川篤

石川 篤
医心堂薬局総本店 店長

薬剤師・日本漢方連盟会員・生活習慣病予防士

東京薬科大学卒業/漢方歴24年
「お客様の笑顔」を創出するため、漢方だけでなく食事・考え方など、一人一人に合ったアドバイスを提供。医師・薬剤師を対象とした漢方講座も行っている。