ストレスが原因の片頭痛に悩む人必見! 症状改善が期待できる漢方は?


片頭痛は、800万人以上が悩んでいると言われる頭痛の一種です。「片頭痛が起こると仕事や勉強・家事が手につかず悩んでいる」という人も、多いことでしょう。片頭痛の原因はたくさんありますが、強いストレスもその1つです。ストレスは誰もが感じるものですが、発散方法が分からないと片頭痛だけでなく、いろいろな体の不調に苦しむ可能性があります。
今回は、ストレスが原因で起こる片頭痛に効果のある漢方や、片頭痛の解消方法などを解説しましょう。

  1. 片頭痛とはどのような頭痛?
  2. ストレスで片頭痛が起きる理由
  3. 片頭痛の対処方法
  4. ストレスによる片頭痛の予防方法
  5. ストレスによる片頭痛と漢方薬
  6. 漢方薬の購入方法
  7. 片頭痛や漢方に関するよくある質問
  8. おわりに

この記事を読めば、片頭痛から解放されるヒントをつかめるかもしれません。片頭痛に悩まされている人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.片頭痛とはどのような頭痛?

片頭痛とは、頭の片方に痛みが生じる頭痛のことです。脈打つようにズキンズキンと痛むことが多く、4~72時間ほど痛みが続くことがあります。また、頭痛と共に音や光に過敏になったり、吐き気を伴ったりすることもあるでしょう。片頭痛は性別・年代に関わらず起こりますが、特に20~40代の女性に発症しやすいものです。

2.ストレスで片頭痛が起きる理由

体に過大なストレスがかかると、自律神経や副腎皮質ホルモン(ストレスホルモン)の分泌が乱れます。また、ストレスを受けると血圧が上昇し、体が外部からの攻撃に供えようとするのです。さらに、副腎皮質ホルモンの1種、コルチゾールは血圧を上げる効果があります。それに伴い、脳の血管が拡張したり収縮したりして流れる血液の量が増加します。それが、頭痛を引き起こすのです。

また、自律神経が乱れると過度な筋肉の緊張が起こり、筋肉と共に血管が収縮こともあります。その結果、肩や首が過剰にこったり、片頭痛が起きたりするのです。

3.片頭痛が起こりやすいときとは?

この項では、片頭痛が起こりやすいときについて解説します。どのようなときにおこりやすいのでしょうか?

3-1.睡眠のリズムが乱れたとき

寝不足や過眠は、自律神経が乱れる原因です。寝不足が続くのはもちろんのこと、1日10時間以上眠ってしまったときや、睡眠時間がまちまちになったときも片頭痛は起きやすいといえます。

3-2.頭痛が起きやすい環境になった

気圧や天気・気温の急激な変化やまぶしい光・騒音なども片頭痛の原因になります。気温・天気・気圧の急激な変化は、体にとって大きなストレスです。また、まぶしい光や騒音で自律神経が乱れることもあるでしょう。

3-3.暴飲暴食・喫煙

ストレスを感じるとタバコの量が増えたり、暴飲暴食をしたりする人は珍しくありません。しかし、タバコに含まれているニコチンは血管収縮作用があります。また、赤ワインなどに含まれているポリフェノールや、チーズに含まれているチラミンという物質は、逆に血管を拡張させるのです。そのため、お酒を飲みながらタバコを吸うと、ストレス解消にはなるかもしれませんが片頭痛を引き起こしやすくなります。また、飲食だけ、喫煙だけでも片頭痛が起きるリスクは上がります。

3-4.ホルモンバランスの変化

女性は、生理周期に従ってホルモンバランスが変化します。特に、生理中に増加するエストロゲンという物質は、血管を拡張させる効果があるので、片頭痛を引き起こすこともあるでしょう。生理中に片頭痛が多発する人は、ホルモンバランスの変化が原因の可能性があります。

4.片頭痛の対処方法

この項では、片頭痛の対処方法を紹介します。どのような対処方法があるのでしょうか?

4-1.冷やす

片頭痛は、痛む箇所を冷やすことで和らぐことがあります。保冷材をタオルでまいたものを乗せたり、貼るタイプの保冷材を利用したりしましょう。片頭痛の場合、血管が拡張することで起きるので、痛い場所や首筋などを冷やすことで痛みが和らぎます。

逆に緊張からくる頭痛はお風呂などでゆっくり温まることで痛みが楽になりますので、自分の頭痛がどちらの頭痛かを見極めて冷やしたり温めることが大事です。

4-2.音や光を遮断する

音や光は片頭痛の引き金になることもあります。頭痛が起こったら、テレビ・ラジオなどを消し、照明も落としましょう。薄暗がりの中で安静にしていると、頭痛が弱まることがあります。

4-3.市販の頭痛薬を利用する

痛みが我慢できない時は、市販の頭痛薬を利用しましょう。ただし、用法・用量は守ってください。

5.ストレスによる片頭痛の予防方法

この項では、ストレスによる片頭痛の予防方法を解説します。

5-1.規則正しい生活をする

寝不足・過眠はそれだけでストレスになります。また、不規則な生活は自律神経の乱れにつながるので、規則正しい生活が大切です。ストレスを感じているときほど、毎日決まった時間に眠りましょう。また、布団の中でスマートフォンを見たりゲームをしていたりすると、脳が活性化して眠れません。「眠たいのに眠れない」という場合は、寝る1時間前にはスマートフォンの閲覧やゲームをやめましょう。

5-2.暴飲暴食をしない

暴飲暴食は、最も手軽なストレス解消法の1つです。しかし、3-3でご紹介したように、特定の食べ物や飲み物は片頭痛の原因になります。暴飲暴食以外のストレス解消方法を探しましょう。喫煙も同様です。

5-3.適度に体を動かす

体を動かせば筋肉がほぐれ、血行もよくなります。ストレス解消にも効果があるので、ストレスがたまりがちなときは、意識して体を動かしましょう。今は、家で有酸素運動が行えるDVD付き教本なども豊富です。

6.ストレスが原因の片頭痛と漢方薬

この項では、ストレスが原因の片頭痛に効果的な漢方薬などについて解説します。

6-1.東洋医学における片頭痛の考え方

東洋医学とは、中国を中心に東アジアで発展してきた医学です。東洋医学では、体内で気・血・水(血以外の水分)が規則正しく巡ることによって健康が保たれると考えています。

片頭痛は血が滞ったり体が足りなくなることで起きたり、ストレスによって気が滞ったり足りなくなったり気圧の変化で水が頭に押し上げられたりして起きると考えます。頭痛のタイプを見極めて気・血・水のバランスを整えることで治療していきます。

6-2.西洋医学と東洋医学の治療法の違い

西洋医学は、原因が明確な病気に対する治療にはとても優れています。しかし、片頭痛のように原因が複数かつ確定しにくい病気は、症状を抑えるだけになりがちです。片頭痛で病院を受診すると、頭痛薬が処方されますが、頭痛薬には片頭痛を根本的に治療する効果はありません。

一方、東洋医学は漢方薬によって体質の改善を試みることにより、病気を根本的に治療しようとします。痛みを即効で改善できることもありますが、漢方薬を服用し続けることで頭痛体質自体の改善を目指します。

6-3.漢方薬を用いた治療に向いている人

以下の項目に当てはまる人は、漢方薬による治療を試してみましょう。

  • 片頭痛に長年悩んでいる人
  • 病院を受診しても、片頭痛の明確な原因が見つからなかった人
  • 頭痛薬で長年片頭痛の症状を抑えている人
  • 副作用が少ないと言われる漢方薬による治療を試してみたい人

6-4.片頭痛の治療に用いられる漢方薬

片頭痛の治療には、以下のような漢方薬がよく用いられます。

6-4-1.抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)

生理中のホルモンバランスを整えたり、イライラを鎮めたりする効果が期待できます。生理中に片頭痛に悩まされやすい人におすすめです。

6-4-2.柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

イライラや精神不安からくる不眠を改善する効果が期待できます。不眠が続くと片頭痛が起きやすい人におすすめです。

6-4-3.呉茱萸湯(ごしゅゆとう)

ずきずきと脈打つような頭痛や、冷えを改善する効果が期待できます。体が冷えやすい時期に片頭痛に悩まされやすいという人に、おすすめです。

7.漢方薬の購入方法

この項では、漢方薬を購入する方法を解説します。ぜひ、参考にしてください。

7-1.漢方薬を購入できる場所

漢方薬はドラッグストアや薬局で購入できます。ドラッグストアに販売されている漢方薬は、万人に効果が出やすいように調剤されたものです。ですから、人によっては効果が実感しにくいこともあります。自分の症状や体質に会った漢方薬を利用したい人は、漢方薬の調剤と販売を専門とする漢方薬局を利用しましょう。

7-2.漢方薬局の選び方

漢方薬局では、初めての人でも利用しやすいように相談窓口を設けているところもあります。初めて利用する人は、相談窓口を設けている薬局を選び、漢方に詳しい薬剤師に悩み、改善したい症状を相談しましょう。
医心堂薬局でも漢方薬の無料相談を受け付けています。お気軽にご相談ください。

医心堂薬局 無料相談のお申し込み
https://www.ishindo.net/無料相談のお申し込み.html

7-3.購入までの流れ

漢方薬局では、その方の「今までの経過」「症状」「体質」をお聞きしてその方に合った漢方薬を調合していきます。漢方薬を調剤する目安になるので、詳しく答えましょう。漢方薬は、最低でも2週間以上飲まないと効果が実感できません。ですから、まず2週間分を処方してもらいましょう。医心堂薬局では、漢方薬の種類に関わらず15日分¥11,340(税込)で販売しています。

効果が実感できた場合は、そのまま継続して飲み続けましょう。効果があまり実感できない場合は、再度薬剤師に相談し、調剤方法を変えてもらってください。

7-4.漢方薬の飲み方

漢方薬は粉末をそのまま服用するか、煎じて服用します。医心堂薬局では、薬局で煎じた薬を1回分ずつ個別包装してからお客様にお届けするので、自分で煎じる必要はありません。漢方薬は食後2~3時間経過したら、服用しましょう。

8.片頭痛や漢方に関するよくある質問

Q.市販や病院で処方された頭痛薬と漢方薬は併用できますか?
A.お薬によって相互作用がある場合もございますので、お薬手帳や飲んでいる薬のパッケージなどを漢方薬局に持参してください。

Q.漢方を用いた痛み止めはありますか?
A.片頭痛の時に頓服的に使われる漢方薬もありますので専門のお店に相談していただければ調合してもらえます。

Q.片頭痛によく効くと評判の漢方薬が個人輸入できると聞きました。購入してもいいですか?
A.海外で製造されている漢方薬は、日本国内では使用が禁止されている薬物が入っている可能性もあります。薬の個人輸入はおすすめできません。

Q.片頭痛に悩んでいる家族がいる場合、漢方薬を分けてあげることはできますか?
A.できません。漢方薬局で調剤された漢方薬は、その人の体調や症状に合わせて調剤されたています。

9.おわりに

いかがでしたか? 今回はストレスが原因の片頭痛や、片頭痛の改善に効果が期待できる漢方薬について解説しました。頭痛薬を飲んでいるだけでは、片頭痛の根本的な治療にはつながりません。長年片頭痛に悩んでいる人は、ぜひ、漢方薬による治療を試してみてください。

監修者

医心堂薬局 店主 佐竹康秀

佐竹 康秀
医心堂薬局 店主

薬剤師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

星薬科大学を卒業後、漢方の道へ。同時に鍼灸の勉強も開始。平成4年に医心堂薬局を開局。漢方歴33年・鍼灸歴30年
「それは本当に患者様のためですか?」を常に考え治療をしている。

医心堂薬局総本店店 石川篤

石川 篤
医心堂薬局総本店 店長

薬剤師・日本漢方連盟会員・生活習慣病予防士

東京薬科大学卒業/漢方歴24年
「お客様の笑顔」を創出するため、漢方だけでなく食事・考え方など、一人一人に合ったアドバイスを提供。医師・薬剤師を対象とした漢方講座も行っている。