ほてりの原因や対処法は? 漢方薬を効果的に取り入れるポイント


顔や体のほてりの症状にお困りではありませんか? ほてりが気になる人の中には、「何かの病気が原因なのではないか?」「病院へ行くべきか」と悩んでいる人も多いでしょう。ほてりの原因にはさまざまなものがあるため、まずは何が原因になっているのかを知る必要があります。そして、どのように対処すべきなのか、どうすれば予防できるのかを考えていきましょう。

この記事では、漢方薬でほてりを解消する方法についても詳しくご紹介します。

  1. ほてりとはどんな症状?
  2. ほてりの症状が出たときの対処法と予防法
  3. ほてりの症状に効果的な漢方薬は?
  4. 漢方薬局に相談する際のポイント
  5. ほてりに関するよくある質問

この記事を読むことで、ほてりの原因や漢方における考え方・用いられる漢方薬などがわかるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.ほてりとはどんな症状?

 

「顔だけが真っ赤になり、熱をもっている」「手足は冷たいが、胸から上だけ異常に汗をかく」というように、ほてりの症状にはさまざまなものがあります。真冬でも、顔や普段あまり汗をかかないところが異常に熱くなって大量の汗をかくのが特徴です。手足の先は冷たく、動悸(どうき)を伴う場合も少なくありません。

1-1.更年期の症状として起こることも

更年期症状のひとつとして、ほてりに悩まされる人もたくさんいます。更年期になると自律神経のバランスが崩れやすくなるため、体温調節がうまくできなくなり、ほてりやすくなるのです。最近は30代のうちから更年期と同じような症状に悩まされる人が増えており、ほてりの症状を訴えています。

1-2.ほてりの原因はさまざま

ほてりの原因として考えられるのは、以下のようなものです。

  • 日焼け
  • 女性ホルモンバランスの乱れ
  • 自律神経の乱れ
  • 更年期症状
  • 疾患

1-3.ほてりを伴う疾患に注意

風邪やインフルエンザの際に、ほてりの症状が伴うことがあります。しかし、ほてりを伴う疾患はほかにもいろいろあるため、長期間ほてりが続く場合は病院を受診しましょう。ほてりを伴う疾患には、以下のようなものがあります。

  • 更年期障害
  • バセドウ病
  • 高血圧症
  • 熱中症

2.ほてりの症状が出たときの対処法と予防法

ほてりの対処法と予防法・病院へ行くべき症状についてまとめました。

2-1.ほてりが起きてしまったときの対処法は?

ほてりの対処法としては、以下のようなものがおすすめです。

  • 衣類で体温調節をする
  • 日焼けは患部を冷やす
  • 手足が冷たい場合は、マッサージで血液の流れをよくする
  • 市販のビタミン剤で自律神経の働きを整える

2-2.こんなときは病院へ!

一過性のほてりであれば問題ありませんが、原因不明のほてりが長く続いている場合は、何らかの疾患が原因になっている可能性もあります。早めに病院を受診し、医師に相談してみましょう。

2-3.ほてりを予防することも大切!

女性ホルモンや自律神経の乱れを整え、ほてりを予防することも大切です。できるだけストレスをためずに生活できるよう、十分な睡眠と適度な運動を心がけましょう。また、冷えを予防するために、シャワーだけで済ませずにゆっくりと湯船につかることも必要です。心身の緊張がほぐれて寝つきもよくなるため、ストレス解消法としてもおすすめします。

3.ほてりの症状に効果的な漢方薬は?

最近は、ほてりの治療として漢方薬を処方する病院も珍しくありません。漢方におけるほてりの考え方や漢方薬のメリット・注意点をご紹介しましょう。

3-1.体のめぐりをよくし、バランスを整えることが必要

「体のめぐりをよくしてバランスを整えることで症状を改善できる」というのが、漢方医学の考え方です。病気の原因を突き止め、その原因を治療する西洋医学とは異なります。人間が生きるためには「気」「血」「水」という3要素がバランスのとれた状態であることが必要であり、いずれかが不足したり滞ったりすると、ほてりのような体の不調が現れると考えられているのです。

3-2.自然治癒力を高めることが可能

漢方薬は、複数の生薬を配合して作られています。患者一人一人の体質や症状に合わせて処方され、服用することで体の自然治癒力を高めることが可能です。そのため、更年期障害のようにはっきりした原因がない症状に対しても、高い効果が期待できるでしょう。また、作用の仕方が緩やかであるため、副作用の心配が少ないというメリットもあります。以下のような人は、漢方薬に向いているといえるでしょう。

  • 体質を改善したい
  • 病気というほどではないが、不快な症状に悩んでいる
  • 西洋薬の副作用が気になる

3-3.副作用がまったくないわけではない

生薬を組み合わせて作られる漢方薬は、西洋薬に比べると副作用の心配が少ないといわれています。しかし、まったくないというわけではないのです。自分の体質や症状に合わないものを服用したときなどに、副作用が強めに出てしまう可能性があります。そのため、漢方に詳しい医師や薬剤師にしっかり相談し、自分に合った漢方薬を処方してもらうことが大切です。

3-4.ほてりに用いられる漢方薬

ほてりに用いられる漢方薬をいくつかご紹介しましょう。漢方薬局では、ここで紹介する以外にも、体調や体質に合わせて最適な漢方が提案されます。

3-4-1.当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

当帰(とうき)や芍薬(しゃくやく)・白朮(びゃくじゅつ)・沢瀉(たくしゃ)などの生薬で作られた漢方薬で、体力のない人におすすめです。更年期症状に対して最も多く使われており、冷え性や立ちくらみ・倦怠(けんたい)感・耳鳴りなどの症状によく効きます。血のめぐりの悪さが原因でほてりが起きている人は試してみるとよいでしょう。

3-4-2.桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

こちらも血のめぐりが悪さを改善する効果があり、体力のある人向きの漢方薬です。桂皮(けいひ)や茯苓(ぶくりょう)・芍薬(しゃくやく)などの生薬で作られており、ほてり以外に肩こりやイライラなどにも効きます。

3-4-3.加味逍遥散(かみしょうようさん)

「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」と「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」の中間ぐらいの体力の人におすすめの漢方薬です。柴胡(さいこ)・当帰(とうき)・白朮(びゃくじゅつ)などの生薬で作られており、ほてりのほかにも不眠や疲れやすさなどによく効きます。

5.漢方薬局に相談する際のポイント

漢方薬はドラッグストアなどでも購入できますが、専門の薬剤師がいる漢方薬局に相談し、処方してもらうのがおすすめです。相談する際のポイントをご紹介しましょう。

5-1.漢方薬局選びは慎重に!

漢方薬局は全国にたくさんありますが、その中でも信頼できる良心的な薬局を慎重に選ぶことが大切です。漢方薬局を選ぶ際には、以下のポイントを参考にしてください。

  • 豊富な実績があるか
  • 親身に相談に乗ってくれるか
  • 料金体系がわかりやすいか

5-2.まずは無料相談を利用してみよう!

特に、漢方薬局を初めて利用する場合は、無料相談を利用するのがおすすめです。自分にはどんな漢方薬が合っていて、どのくらい服用する必要があるのかなど、漢方専門の薬剤師に相談することができます。

医心堂薬局では漢方の無料相談を受け付けています。漢方の知識豊富な薬剤師が丁寧に対応しますので、まずはお気軽にご相談ください。

医心堂薬局 無料相談のお申し込み
http://www.ishindo.net/無料相談のお申し込み.html

6.ほてりに関するよくある質問

「ほてりの症状に悩んでいる」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.女性ホルモンのバランスが乱れると、なぜほてりが起こるのですか?
A.ホルモンバランスが乱れると自律神経に影響が及び、皮膚表面近くの血管が拡張して血流が増えるため、ほてりが起こります。

Q.更年期障害の症状には、ほてり以外にどのようなものがあるのでしょうか?
A.イライラや不安感などの精神的症状や、頭痛・めまい・耳鳴り・だるさなど、さまざまな症状があります。

Q.「ホットフラッシュ」とは何でしょうか?
A.自分の意志とは関係なく、突然首から上が熱くなって大量の汗をかく症状です。代表的な更年期の症状といえます。

Q.漢方薬の副作用としては、どのようなものがあるでしょうか?
A.食欲不振や発疹(ほっしん)・かゆみなどの症状が報告されています。

Q.漢方薬と西洋薬を一緒に飲んでも問題ないのでしょうか?
A.基本的には問題ないといわれていますが、中には一緒に飲むとよくないものもあります。漢方薬局に相談してみるとよいでしょう。

まとめ

いかがでしたか? ほてりの原因や対処法・漢方薬による改善法について詳しくご紹介しました。ほてりの原因として考えられるものはさまざまですが、漢方薬によって体質を改善することで、症状がなくなる可能性があります。ぜひこの記事を参考にして、自分に合った漢方薬を見つけてください。

監修者

医心堂薬局 店主 佐竹康秀

佐竹 康秀
医心堂薬局 店主

薬剤師・日本漢方連盟会員・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

星薬科大学を卒業後、漢方の道へ。同時に鍼灸の勉強も開始。平成4年に医心堂薬局を開局。漢方歴33年・鍼灸歴30年
「それは本当に患者様のためですか?」を常に考え治療をしている。

医心堂薬局総本店店 石川篤

石川 篤
医心堂薬局総本店 店長

薬剤師・日本漢方連盟会員・生活習慣病予防士

東京薬科大学卒業/漢方歴24年
「お客様の笑顔」を創出するため、漢方だけでなく食事・考え方など、一人一人に合ったアドバイスを提供。医師・薬剤師を対象とした漢方講座も行っている。