子宮筋腫は不妊の原因? 婦人病と相性のいい漢方を取り入れよう!


ホルモンバランスを整える方法についてご存じでしょうか? 特に女性は40代になるとホルモンバランスが崩れやすくなります。そして、さまざまな体調不良が現れてしまうのです。ホルモンバランスがなぜ崩れるのかを知り、正しい対処方法を考えていきましょう。食べ物や飲み物を見直す、運動を心がけるなど、普段からできることはたくさんあるはずです。

「最近、ホルモンバランスの崩れが気になる」「ホルモンバランスを改善するにはどうしたらよいのか?」「漢方が効果的というのは本当か?」そんな女性たちのためのアドバイスです。

  1. ホルモンバランスが崩れる原因
  2. ホルモンバランスの崩れによる症状
  3. ホルモンバランスを整える方法

1.ホルモンバランスが崩れる原因

ホルモンバランスはわずかなことが原因で崩れやすくなっています。具体的にはどのようなものがあるのでしょうか。

1-1.食生活や生活習慣の乱れ

健康的な生活のために、栄養バランスのよい食事をとることは基本です。特に、偏食やダイエットで食生活が乱れることは、ホルモンバランスを崩す原因になるでしょう。食事の中にはホルモンバランスを補助する効果のあるものもあるため、そういったものが不足しないように心がけることが大切です。

また、不規則な生活や睡眠不足にも要注意。女性ホルモンの分泌は22時から2時の間がピークであるため、この時間帯にしっかりと質のよい睡眠をとるようにしましょう。生活リズムを一定にすることも重要なポイントになります。

1-2.運動不足

運動不足もホルモンバランスを崩す原因になります。年齢を重なると若いころに比べて体を動かす機会が減るでしょう。「運動しよう」と思ってもなかなか難しいですよね。しかし、自律神経の働きを活発にするためには運動が必要。同時にホルモンバランスの乱れを整えてくれるでしょう。

1-3.ストレス

女性ホルモンの分泌をコントロールしているのは脳の視床下部です。視床下部には同時に自律神経を調整する働きがあり、ストレスによってこの働きが低下するとホルモンバランスがうまく分泌されなくなってしまいます。自律神経には交感神経と副交感神経があることをご存じでしょうか。交感神経が働いているときは緊張状態になり、副交感神経が働いているときはリラックス状態になります。ストレスを感じると常に交感神経が働いている状態になるため、自律神経が休まるときがなく、ホルモンバランスにも影響を与えてしまうのです。

1-4.冷え

冷えは女性ホルモンの大敵です。夏でも手足が冷たいと感じるようなら、冷え症であることに間違いないでしょう。体温が1度下がると免疫力は30%、代謝は12~20%低下すると言われています。その結果、さまざまな不調を引き起こしてしまうのです。逆に、ホルモンバランスの乱れが冷えの原因になる場合もあります。女性ホルモンと自律神経は密接な関係にある、ということを覚えておきましょう。

2.ホルモンバランスの崩れによる症状

ホルモンバランスが崩れると具体的にどのような症状が現れるのでしょうか。「体調不良が続いている」という人は、当てはまるものがないかチェックしてみてください。

2-1.生理不順

女性の体には「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2つのホルモンが大きくかかわっています。このホルモンの分泌が少ないと無月経や過少月経を起こしてしまうことがあるでしょう。また、月経が8日以上続く過多月経も、ホルモンバランスの崩れが原因であると考えられています。ほかにも、強い生理痛や不正出血、月経前症候群などを引き起こす女性も少なくないでしょう。

2-2.自律神経失調症

ホルモンバランスが崩れると自律神経にも連鎖して不調をきたすことになります。自律神経失調症を引き起こし、めまいやふらつき、動悸(どうき)、息切れ、発汗、のぼせ、頭痛、不眠などさまざまな症状の原因になるでしょう。

2-3.更年期障害

40歳をすぎると気になってくるのが更年期障害ですよね。加齢によってエストロゲンの分泌が減少すると、のぼせやめまい、動悸(どうき)、発汗といった症状が現れるようになります。ホルモンバランスが崩れるとこういった症状が出やすくなってしまうでしょう。放っておくとうつ病などの精神疾患に発展することもあります。

2-4.肌荒れやニキビ

ホルモンバランスが崩れて女性ホルモンの分泌が減少すると肌荒れを起こしやすくなります。男性ホルモンには皮脂分泌を促す働きがあり、逆に女性ホルモンには皮脂を抑える働きがあるのです。2つのホルモンが理想的なバランスを保っていれば問題ありません。しかし、ホルモンバランスが崩れるとニキビができやすくなるなど、肌荒れを起こしてしまうことが多いのです。

3.ホルモンバランスを整える方法

私たちの体を健康に保つためには、ホルモンバランスを整える必要があります。その方法にはどのようなものがあるのでしょうか。

3-1.心と体を休める

過労やストレスがホルモンバランスを崩す原因になることはご説明したとおりです。しっかりと休息をとり、心と体を休めてあげることが必要になるでしょう。毎日できるだけ同じ時間に就寝するよう心がけ、質のよい睡眠をとって脳も休めてあげてください。そして、自分なりのリラックス方法を見つけましょう。たとえば、ぬるめのお湯に半身浴でゆっくり浸(つ)かる、アロマを炊く、寝る前に静かな音楽を聴く、軽いマッサージやストレッチをするなどがおすすめ。日ごろの疲れとストレスを取り除いてあげましょう。

3-2.バランスのよい食事をとる

外食やお惣菜(そうざい)ばかりでは、バランスのよい栄養をとることはできません。野菜不足で肉中心の食事をしていると栄養バランスが偏ってホルモンバランスを崩してしまうのです。1日3食、栄養のある食事をきちんととるように心がけましょう。また、過度なダイエットで食事制限をしていると卵巣に十分な栄養が行き渡らなくなり、機能低下を起こす原因になってしまいます。ダイエットはひとまず中止して、まずはホルモンバランスを整えることだけを考えましょう。

3-3.軽い運動をする

普段から運動不足が気になっている人は、軽い運動から始めてみましょう。激しい運動をする必要はありません。週に1~2回ほどウォーキングやストレッチをするだけでも効果は十分にあるでしょう。体を動かすと血行がよくなり、筋肉量も増えて代謝もアップします。

3-4.血行を改善する

冷えはホルモンバランスを崩す原因になるため、血行をよくして体の冷えを改善しましょう。できるだけ毎日湯船に浸(つ)かり、体を温めるようにしてください。また、タバコを吸うと血管が収縮して血行が悪くなります。受動喫煙も悪影響があるため、タバコを吸う家族がいる場合は遠くで吸ってもらうようにしましょう。そして、お酒を飲む人はできるだけ飲み過ぎないように気をつけてください。冷たいお酒は体を冷やす原因になります。

3-5.漢方を使う

漢方にはホルモンバランスを整える効果があります。漢方では基本的に「気・血・水」のバランスを整えることによって不調を改善しようという考え方です。漢方が直接女性ホルモンに働きかけるというよりは、体全体のバランスを整える効果が期待できるでしょう。自分に合った漢方を探してみてください。

まとめ

40歳をすぎた女性の場合、ホルモンバランスの崩れによる体調不良が起こりやすくなります。何が原因でバランスを崩してしまっているのかを知り、自分に合った対策法を考えていきましょう。

監修者

医心堂薬局 店主 佐竹康秀

佐竹 康秀
医心堂薬局 店主

薬剤師・日本漢方連盟会員・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

星薬科大学を卒業後、漢方の道へ。同時に鍼灸の勉強も開始。平成4年に医心堂薬局を開局。漢方歴33年・鍼灸歴30年
「それは本当に患者様のためですか?」を常に考え治療をしている。

医心堂薬局総本店店 石川篤

石川 篤
医心堂薬局総本店 店長

薬剤師・日本漢方連盟会員・生活習慣病予防士

東京薬科大学卒業/漢方歴24年
「お客様の笑顔」を創出するため、漢方だけでなく食事・考え方など、一人一人に合ったアドバイスを提供。医師・薬剤師を対象とした漢方講座も行っている。