腰痛の原因・改善方法を解説! 冷えによる腰痛には漢方薬がおすすめ!


「冷えてくると、腰が痛くなりやすい」という人は多いことでしょう。腰痛は、たくさんの人が悩んでいる疾患です。腰痛の原因は複数ありますが、冷えで腰痛が悪化するケースも珍しくありません。そして、冷えによる腰痛悪化を改善するには、漢方薬が効果的なケースもあります。

今回は、腰痛の原因や漢方薬を服用することにより、改善が期待できる腰痛の特徴などを紹介しましょう。

  1. 腰痛の原因や症状
  2. 冷え腰痛のセルフチェック
  3. 漢方薬を用いた腰痛の改善方法
  4. 漢方薬局の利用方法
  5. 腰痛や漢方薬に関するよくある質問

この記事を読めば腰痛に効果的な漢方薬の種類や、自分に合った漢方薬を処方してもらう方法もよく分かります。腰痛に悩んでいる人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.腰痛の原因は?

はじめに、腰痛の原因や人体の構造と腰痛の関係などを紹介します。

1-1.なぜ、腰痛が起こるのか?

人間は二足歩行なので、腰に上半身の体重がすべてかかります。そのため、脊椎(せきつい)の最も下の方にある腰椎(ようつい)という骨や、腰の筋肉に多大な負担がかかるのです。特に、不自然な姿勢を続けたり腰に大きな負担がかかる動作を頻繁に行ったりすると、腰椎が損傷しやすいでしょう。また、腰椎を支える筋肉が衰えることでも、腰痛は起こりやすくなります。

1-2.骨が原因

椎間板ヘルニア・変形性脊椎症(へんけいせいせきついしょう)・骨粗しょう症などの骨の病気になると、腰痛が症状として現れることもあります。特に、腰椎の間にある椎間板(ついかんばん)が押し出され、神経を圧迫することで起こる椎間板ヘルニアは、幅広い年代で発症する腰痛の原因となる病気です。

1-3.筋肉が原因

腰の周りの筋肉が衰えると、腰椎の負担が重くなって腰痛の原因となります。また、立ちっぱなし、座りっぱなしなど同じ姿勢を続けても筋肉に負担がかかって腰痛になりやすくなるでしょう。さらに、ぎっくり腰は腰の筋肉の捻挫(ねんざ)によって発症します。

1-4.血行不良が原因

腰の筋肉が硬くなって血行不良が起こると、腰痛が起こります。肩こりと同じような状態です。冷えると腰痛が強くなる場合は、冷えによる血行不良が腰痛の原因となっている可能性もあるでしょう。また、強いストレスがかかることで筋肉が萎縮し、血行不良となって腰痛が起こることもあります。

1-5.原因不明

腰痛は、病院で検査をしても異常が出ないケースも珍しくありません。特に、血行不良による腰痛はレントゲンや血液検査では異常が出ないので、「なぜ腰痛が起こるのか」と悩んでいる人も多いでしょう。

2.腰痛のタイプセルフチェック

この項では、腰痛のタイプ別セルフチェック方法を紹介します。当てはまる項目が多い場合は、整形外科を受診しましょう。

2-1.骨が原因の腰痛

  • 痛みだけでなく、しびれなどもある
  • 腰痛と共に、手足のしびれ・ツッパリ感などの症状が出る
  • 湿布薬などを貼っても痛みが軽減しない
  • 安静にしていても症状がひどくなる

これらのような症状が現れる場合は、骨の病気が原因で腰痛が起こっている可能性があります。

2-2.筋肉が原因の腰痛

  • 同じ姿勢を取り続けた後、腰痛が起こりやすい
  • 普段から重いものを持つことが多い
  • 昔に比べてお腹が出てきた
  • 運動不足

当てはまることが多い場合は、筋肉が原因で腰痛が起こっている可能性があります。

2-3.血行不良が原因の腰痛

  • 寒くなってくると腰痛が起こりやすい
  • 普段から、肩こりも起こりやすい
  • 強いストレスを感じている自覚がある
  • 腰痛が起こっているときの腰は冷たく硬くなっている

当てはまることが多い場合は、血行不良が原因で腰痛が起こっている可能性があります。

3.漢方薬を用いた腰痛の改善方法

この項では、東洋医学における腰痛の考え方や漢方薬を用いた改善方法などを紹介します。

3-1.東洋医学における腰痛の考え方

東洋医学は、中国を中心に東アジア一帯で発展してきた医学です。漢方薬や鍼灸(しんきゅう)などを用い、西洋医学とは異なるアプローチ方法で病気を治していきます。東洋医学における健康とは、気(生命エネルギー)・血(血液)・水(血液以外の体液)が、バランスよく体を巡っている状態です。また、東洋医学では人体の働きや機能を「肝・心・脾(ひ)・肺・腎(じん)」の5つ(五臓)に分類しています。腰痛は、腎虚(じんきょ)といって腎が衰えて生命エネルギーが枯渇している状態と考えられており、気を補う漢方薬などが治療に用いられるのです。

3-2.漢方薬はどんな腰痛に効果的?

漢方薬は体全体の不調を改善したり体質を改善したりすることにより、病気を治療する効果も期待できます。ですから、冷え性が腰痛を引き起こしている場合も、漢方薬を用いて冷え性を改善すれば、腰痛の改善が期待できるでしょう。

また、病院を受診した結果、骨や筋肉の病気、損傷などがなく、原因がわからないというケースにも漢方が効果的な場合があります。

3-3.腰痛の改善に用いられる漢方薬

腰痛の改善には、以下のような漢方薬が用いられます。

  • 八味地黄丸(ハチミジオウガン):体を温め、腎虚を改善する効果が期待できる。冷えが原因の腰痛に最もよく用いられる漢方薬
  • 芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ):筋肉のけいれんや硬化によって腰痛が起こりやすい人に用いられる
  • 麻黄湯(マオウトウ):腰痛の痛みがひどいときに用いられる漢方薬

これらの漢方薬は、あくまでも一例です。なお、すでに薬を服薬している場合、必ずお薬手帳を薬局に持参して漢方薬を処方してもらいましょう。

4.漢方薬局の利用方法

腰痛は人によって原因や症状が異なります。漢方薬を用いたい場合、自分の症状や体質に合った漢方薬を服用しないと効果が実感できないこともあるでしょう。そこでおすすめなのが、漢方薬局を利用する方法です。漢方薬局は、漢方薬の調剤・販売を専門としている薬局で、漢方薬に詳しい薬剤師が顧客の症状に応じた漢方薬を処方してくれます。最近は、サイトを開設して相談をメールで受けつけたり相談専用の窓口を設けたりする薬局も増えてきました。ですから、初めての人でも安心して相談できます。なお、前述したように、すでに薬を服用している人は、副作用予防のために必ずお薬手帳を持参してください。

医心堂薬局では、お客様の症状や体質・今までの経過などを詳しくお聞きして体質や症状に合った漢方薬を調合しています。漢方薬の種類に関わらず、費用は15日分¥11,340(税込)です。

煎じ薬と言っても、おうちで煎じる手間がかからないようにお店で煎じて1回分ずつのレトルトのパックにしてお渡ししています(煎じ薬の製法・製造過程はこちらのページをご覧ください)。無料相談も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

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5.腰痛や漢方薬に関するよくある質問

この項では、腰痛や漢方薬に関するよくある質問を紹介します。

Q.漢方薬は、どのくらい服用すれば効果が実感できるでしょうか?
A.即効性が高いものもありますが、体質改善を試みる場合は最低でも2週間は飲み続けてください。

Q.腰痛は冷やしては痛みが強くなるばかりでしょうか?
A.いいえ。ぎっくり腰など原因によっては冷やした方が効果的なこともあります。

Q.腰痛は、高齢になるほど起こりやすいのでしょうか?
A.その傾向はありますが、同じ姿勢を続けていたり腰を酷使し続けていたりすると、若くても腰痛になりやすくなります。

Q.血行不良による腰痛は、漢方薬を用いる以外に効果的な改善方法はありませんか?
A.適度な運動やお灸・入浴などでお身体を温めるようにして、腹巻やカイロなど腰周りを冷やさないように保温を心がけてください。

まとめ

いかがでしたか? 今回は腰痛の原因や漢方を用いた改善方法を紹介しました。腰痛はなかなかすっきりと治りにくい症状です。サポーターや運動など、腰の筋肉を支えたり鍛えたりして腰痛を軽減する方法と共に、漢方薬を併用すればより効果が期待できるでしょう。特に、痛くなると湿布薬を貼って痛みを軽減する習慣がついている人は、漢方薬を試してみてください。

監修者

医心堂薬局 店主 佐竹康秀

佐竹 康秀
医心堂薬局 店主

薬剤師・日本漢方連盟会員・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

星薬科大学を卒業後、漢方の道へ。同時に鍼灸の勉強も開始。平成4年に医心堂薬局を開局。漢方歴33年・鍼灸歴30年
「それは本当に患者様のためですか?」を常に考え治療をしている。

医心堂薬局総本店店 石川篤

石川 篤
医心堂薬局総本店 店長

薬剤師・日本漢方連盟会員・生活習慣病予防士

東京薬科大学卒業/漢方歴24年
「お客様の笑顔」を創出するため、漢方だけでなく食事・考え方など、一人一人に合ったアドバイスを提供。医師・薬剤師を対象とした漢方講座も行っている。