男性の更年期障害には漢方が効果的な人も! 症状や原因と共に紹介


更年期障害は、女性特有の症状というイメージがあります。しかし現在、男性にも更年期障害があることが認知されてきました。「最近、病気でもないのに体調がよくない。もしかしたら男性更年期かも」と悩んでいる男性も増えてきています。その一方で、「男性更年期とは、いつごろから始まってどのような症状が出るのか」と疑問に思っている人もいるでしょう。

そこで今回は、男性更年期の症状や、改善方法などを解説します。人によっては、漢方薬が症状改善に効果的なこともあるのです。

  1. 男性更年期障害の代表的な症状
  2. 男性更年期障害のセルフチェック
  3. 男性にも更年期障害が起こる原因
  4. 男性の更年期障害の改善に用いられる漢方薬
  5. 自分の症状や体質に合った漢方薬を購入する方法
  6. 男性の更年期障害に関するよくある質問

この記事を読めば、男性更年期障害になりやすい人の特徴や自分に合った漢方薬を処方してもらう方法もよく分かります。男性更年期について知りたい人や、自分は男性更年期障害かもと悩んでいる人はぜひ読んでみてくださいね。

1.男性更年期障害の代表的な症状

はじめに、男性更年期障害の代表的な症状を身体・精神・性機能別に解説します。

1-1.不安や憂鬱(ゆううつ)などの精神的な症状

男性更年期障害の代表的な精神的症状は、不安や憂鬱・イライラなどです。複数の症状が組み合わさって、以下のような症状が出ることもあります。

  • 気力が低下し、以前のように趣味などを楽しめない
  • ささいなことでイライラしたり、気分が落ちこんだりする
  • 眠れなかったり早朝に覚醒したりする
  • 集中力がなくなり、仕事の効率が極端に下がる

1-2.ほてりや疲れなどの身体的な症状

女性の更年期障害と同じように、男性の更年期障害もほてり・発汗・疲れやすいなどの身体症状が現れます。また、男性ホルモンの減少によってヒゲが薄くなったり太りやすくなったりする人もいるでしょう。

1-3.性欲減退

男性の場合、更年期障害を発症すると性機能障害が症状として現れることがあります。性欲の減退だけでなくEDになる人もいるでしょう。それが、精神に悪影響を与えることもあります。

2.男性更年期障害のセルフチェック

自分が男性更年期障害ではないか? と考えている人は、以下のセルフチェックを行ってみてください。

  • 慢性的な体調不良を1か月以上感じている
  • 激しい運動をしたわけでもないのに、関節痛や筋肉痛が起こることが増えた
  • 気温に関係なく発汗が起こる
  • 理由なくイライラしたり、不安になったりする
  • ちょっとしたことで気分が落ちこみ、「自分はもうだめだ」と感じる
  • 今まで楽しんでいた趣味をやる気力がなくなり、人付き合いもおっくうになった
  • 寝つきが悪い・早朝に覚醒するなど、ぐっすり眠れなくなった
  • 性欲がなくなり、朝勃(あさだち)の回数が減った
  • 髭の伸びが遅くなった

当てはまる項目が多いほど、男性更年期障害の可能性があります。

3.男性にも更年期障害が起こる原因

この項では、男性にも更年期障害が起こる原因や重症化する要因を紹介します。

3-1.男性ホルモンの低下が更年期障害の原因

男性更年期障害の原因は、男性ホルモンの一種、テストステロンの低下です。テストステロンは、筋肉や骨を強くするほか、健全な性欲を起こさせ、認知能力を高める効果もあります。そのため、テストステロンが低下するとやる気の減退、筋肉や骨の衰え、性欲の減退などが症状として現れるのです。なお、前述したような心身の症状が出て、血液検査を行った結果血中のフリーテストステロンが8.5pg/mL未満だと、男性更年期障害と診断されます。

3-2.運動不足や睡眠不足が更年期障害の引き金になるかも

テストステロンは、40代を境に低下していきます。つまり、40代以降の男性は誰でも更年期障害が起こる可能性があるのです。また、テストステロンは運動をしたり、適度な競争をしたりすると分泌量が増える傾向にあります。そのため、運動不足だったり刺激がない生活を送っていたりすると、更年期障害が早く始まる可能性があるでしょう。なお、テストステロンは睡眠中に分泌されるため、睡眠不足も更年期障害を起こす原因になる可能性もあります。

4.男性の更年期障害の改善に用いられる漢方薬

男性の更年期障害の改善には、漢方が用いられることもあります。この項では、治療に用いられる代表的な漢方薬を紹介しましょう。

4-1.八味地黄丸(はちみじおうがん)

八味地黄丸は、性欲の減退や頻尿・冷えの症状が出る人に、処方されることが多い漢方薬です。体力を回復させる効果も期待できます。

4-2.補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

補中益気湯は、食欲不振や体力の低下が症状として強く現れる人に処方されることが多い漢方薬です。また、寝汗を改善する効果も期待できるので、寝つきに問題がある人にも処方されることがあります。

4-3.半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

不安を強く感じる、やる気が出ないなど精神的な症状が強く出ている人に、半夏厚朴湯は処方されることが多いでしょう。また、動悸やめまいなどの症状を改善する効果も期待できます。

5.自分の症状や体質に合った漢方薬を購入する方法

この項では、漢方薬局の利用方法や自分に合った漢方薬を処方してもらう方法を紹介します。

5-1.漢方薬は薬剤師と相談して購入するのがおすすめ

調合済みの漢方薬は、一般的なドラッグストアでも購入可能です。しかし、自分の体質や症状に合わせて調合してもらった漢方薬の方が、より効果を実感できます。男性の更年期障害は、1人1人症状が異なるため、ぜひ自分に合った漢方薬を処方してもらい服用しましょう。

5-2.漢方薬局の利用方法

自分に合った漢方薬を処方してもらうには、漢方薬の調剤や販売を専門に行う漢方薬局を利用してみましょう。漢方薬に詳しい薬剤師が常駐しており、症状や体質の相談を受けつけています。今は、初めての人でも利用しやすいようにサイトを開設する薬局も増えました。メールで相談を受けつけているところもあります。相談窓口を設けているところもあるので、利用しやすい方法を選んでください。

5-3.医心堂薬局をご利用ください

医心堂薬局では、お客様の症状や体質・今までの経過などを詳しくお聞きして体質や症状に合った漢方薬を調合しています。漢方薬の種類に関わらず、費用は15日分¥11,340(税込)です。なお、医心堂薬局では、煎じ液を1回分ずつパックしてお渡ししています。自分で煎じる手間もなく、持ち歩くことも可能です。袋を開ければすぐにお飲みいただけます(煎じ薬の製法・製造過程はこちらのページをご覧ください)。

医心堂薬局 無料相談のお申し込み
https://www.ishindo.net/無料相談のお申し込み.html

6.男性の更年期障害に関するよくある質問

この項では、男性の更年期障害に関するよくある質問を紹介します。

Q.睡眠不足・運動不足のほかに、更年期障害になりやすい人の特徴はなんですか?
A.ストレスがたまっていると、男性ホルモンを作る機能自体が衰えてしまいます。仕事などで強いストレスがかかっている自覚がある人は、更年期障害を発症しやすい可能性があるでしょう。

Q.男性の更年期障害がほかの病気の引き金になることはありますか?
A.気分の落ち込みが激しいと、うつ病に移行する可能性があるほか、性欲の減退が長期的なEDにつながる可能性もあるでしょう。

Q.男性の更年期障害とよく似た症状が出る病気はありますか?
A.うつ病になると、気分の落ち込みやイライラが症状として現れるほか、体重減少や頻尿のような症状は糖尿病をでも似たような症状が出ることもあるため、男性の更年期障害と共に、これらの病気も疑ってください。

Q.女性の更年期障害との違いは何ですか?
A.女性の更年期障害は、閉経後の前後5年間に起こりやすいのに対し、男性の場合は40歳を過ぎたら起こる可能性が出てきます。また、男性ホルモンがいちじるしく低下した場合、30代でも症状が出ることがあるでしょう。

Q.漢方薬は副作用がないと聞きました。本当ですか?
A.いいえ。副作用は出にくいのですが、皆無ではありません。すでに薬を服用している人は、必ず薬局へお薬手帳を持参してください。

まとめ

いかがでしたか? 今回は、男性の更年期障害の症状や原因、更年期障害の改善に用いられる漢方薬を紹介しました。更年期障害は、治療に時間がかかるケースも珍しくありません。漢方を用いて体質を改善していくことで、症状の軽減できる人もいます。ぜひ、治療の選択肢の1つに入れてみてください。

監修者

医心堂薬局 店主 佐竹康秀

佐竹 康秀
医心堂薬局 店主

薬剤師・日本漢方連盟会員・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師

星薬科大学を卒業後、漢方の道へ。同時に鍼灸の勉強も開始。平成4年に医心堂薬局を開局。漢方歴33年・鍼灸歴30年
「それは本当に患者様のためですか?」を常に考え治療をしている。

医心堂薬局総本店店 石川篤

石川 篤
医心堂薬局総本店 店長

薬剤師・日本漢方連盟会員・生活習慣病予防士

東京薬科大学卒業/漢方歴24年
「お客様の笑顔」を創出するため、漢方だけでなく食事・考え方など、一人一人に合ったアドバイスを提供。医師・薬剤師を対象とした漢方講座も行っている。